怒らなかった損をする気分回答受付中
こんにちは。質問を読んでいただきありがとうございます。
怒ってはいけないという話は聞きます。バシッと言い返しても相手は嫌な思いをして良い関係にならないよとも自己啓発本で読んだことがあります。
ですが相手から理不尽な態度を取られた時怒らないと損では?と思ってしまいます。
仕事で上司から理不尽な理由で怒られた時、心の中では顔を真っ赤にして「いい加減にしろ!」と思いますが、グッと堪えています。ここで爆発してもさらに職場の空気が悪化するだけなのはわかってます。
でも、言い返さないと自分だけ理不尽に怒られ続けて言いたいことも言えず、上司は言いたいこと言ってスッキリしてあまりにも不公平ではないでしょうか。それに言い返さないと舐められてまた理不尽な叱責がエスカレートする気がします。
自分もバッチリ言い返してしまわないと思ってしまいます。
相手だけスッキリして職場の平穏を保つより、職場の空気は悪くなってもいいから、言い返して相手にも不快な思いをしてもらった方が良いのでは?とも考えてしまいます。言い返した方が舐められないんじゃないかとも思います。
でも怒るとやっぱり疲れるし心もなんだかモヤモヤする気がします。
どのようにして職場の上司に対する怒りを抑えたらいいでしょうか?
お坊さんからの回答 2件
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尊厳を傷つけられた場合は、毅然とした態度で反論することも大事
確かに、理不尽な扱いは腹立たしく、悔しいですよね。グッと飲み込むほうが、ストレスで体にも悪影響な気がしますよね。
内容や状況にもよると思うのですよ。理不尽だと感じても、(無茶苦茶だな…筋が通らないじゃないか…何を言っているんだ)と、相手にしても無駄だなと、これ以上巻き込まれて振り回されないようにスルーするほうが賢い回避術の時もあります。
しかし、尊厳を傷つけられるような、侮辱や無理な要求には、毅然とした態度で反論することも大事だと思っていますし、私も「それはあまりにもおかしい!酷い!」と伝えます。
その伝え方でも、今後の関係や周りへの影響を考えて、発言することが望ましいですよね。いくら許せなくても、噛み付くような汚い言葉遣いになると、周りの目からは「どっちも どっち」と映ってしまいます。
理想的には、冷静に怒りの感情を言葉で返すこと。言葉は丁寧であっても、静かな怒りが伝わることを目指して。
相手が上司であり、理不尽な扱いをあなたが受け続けたのであれば、それはパワハラにもなってきます。いっときの注意が厳しいものであれば、パワハラとは言い難いと思いますが、立場を利用した理不尽な態度は、上司側もパワハラ認定されていきますから、気をつけていただきたいですよね。
上司は、パワハラというキーワードには敏感です。上司の態度がエスカレートするようになれば、「こんな理不尽は、パワハラではないですか」と伝えるのも、抑止力になるんじゃないでしょうか。それも頭の隅に置きながら、気持ちを上手く切り替えていきましょうね。
良く分かりません。
こんにちは。この「自分の不満をどう表現するか?」というのは、なかなか難しい問題ですね。そして、自己啓発本で「怒り返しても良い関係にならない」というのも、ひとまずは正しいことと存じます。
けれどね…。それって、相当一般化された話じゃないでしょうか?自己啓発本でイメージされるシーンは「お互いの怒鳴りあい…感情的な言い合い」では?つまり「どんな感情でその場にいるか?」というのが抜け落ちた描写ではないでしょうか。
さて、一方で考えなければならないのは「誰にとっての理不尽なのか?」ということです。恐らくあなたは「誰から見たって理不尽だ!」と仰りたいのでしょうけれど、少なくともその上司にとっては理不尽ではないようです。そういった「対応や言葉についての評価」が、二人の間でずれていることは往々にしてあると思います。
そこで。
「理不尽な理由…お前は若いからダメなんだ」とか繰り返し言われたとしたら、まずは感情的な反応は抑えましょう。身体の反応としてカッとするのは私にも経験がありますが、その感情のままに言い返すと、泥沼にはまってしまいます。「相手がスッキリ」という記述からは相手が感情的になっていることが予想されますが、感情の部分はスルーします(ここ、できているようですね…素晴らしい観察力です)。
そして、極めて低い、落ち着いた声で問いましょう。「良く分からないんですが。若いということは、経験不足と仰りたいのでしょう。ではどんな経験を積めば良いか、教えて頂けませんか?」と。すると…
①もしかしたら具体的に教えてくれるかも知れません。そうしたら「勉強になりました。ぜひそういった経験を積みたいものです」と感謝する。
②もしかしたら同じ事を言い続けるかも知れません。そうしたら,悲しそうな顔をして「すみません、そのお話で私は今後どうしたらいいのか分かりません。ご指導くださいませんか?」を繰り返して構いません。
③もしかしたら「うるさい!そんなの自分で考えろ!」と来るかも。そうしたら「自分なりには普段から考えていますが、それでは不足なのでしょう。ぜひご指導下さい」と。
これらのやり取りは「受け取ったメッセージを学びにしたい」という前向きなリターンです。それをやり遂げたら…周りはきっと「貴方の勝ちだね」と見てくれるでしょう。職場の空気はあなたに暖かくなることでしょう。



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