新興宗教にはまる姉を脱会させるには?
先週、父が亡くなりました。通夜で、新興宗教にはまっている従姉兄たち3人が、会場が閉まる少し前、そこのお経を並んで唱え始めました。姉はそれを動画で撮影。色々なお題目をパッチワークした歌のようなそのお経は私には奇異に感じられました。
姉は学生時代に父の妹である叔母に勧誘され入信。私と父も誘われてそのお寺に一度行きましたが、胡散臭さしか感じず入信しませんでした。
子育てであまり交流のなかった時を経て、最近は私の離婚について先祖のカルマがどうだから供養しなきゃとかも嫌ですし、それ以上に姉が宗教団体にお金を搾取されているとも気づかぬまま一生を終えるのかと思うと可哀相です。
ですが、姉がそれで救われているなら干渉すべきではないのでしょうか? 人格は磨かれたどころか、姉は高齢の母に金の無心をしたり突っ掛かったりして私が取りなす次第です。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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今可能な範囲にてお断りなさって
拝読させて頂きました。先ずはがお亡くなりになられたお父様のご冥福をお祈り申し上げます。そしてお父様が仏様のお導きを受けてご先祖様や親しかった方々のもとにて心安らかにご成仏なさって頂くことを心よりお祈り申し上げます。必ずやお父様は仏様のもとにてあなたやご家族の皆様をこれからもお見守りなさって頂くことでしょう。
お姉様のことにて心煩わされておられるのですね。お父様がお亡くなりになりお心も悲しみにある中ではさぞかし心穏やかにできない事とお察し申し上げます。お姉様の一つ一つの行いについて申し上げることはいかがかとは思いますが、新興宗教の方々独自でお勤めなさったりすることやお母様にお金の無心なさったりするのはやはり問題であると感じました。
その教団がどのような教義でどのように信者の方に教えを説いておられるのかは定かではありませんが、ご家族や周りの方のお心も考えずに独自でお勤めなさることは異様な事ですし親しい方々と隔絶してしまいます。お勤めなさる菩提寺のご住職様にも失礼にあたると思います。
また新興宗教の集金行為や勧誘行為はやはり家族の間柄を分断してしまう恐れがありますね。信仰はそれぞれ自由とはいえ周りの方を巻き込んで心を乱したりお金を搾取するような行為についてはしっかりとお話ししてできない事はできないとお断りなさる方が宜しいですね。
悲しみ癒えぬ中とてもおつらいこととは存じます。今は最小限度にてお話しなさって頂きどうぞ心を込めてお父様のご供養なさって頂くと共に皆様が心も身体もお休め頂きたいと存じます。お父様そしてご先祖様は必ずや皆様をお見守り頂いておりますので。
カルト対策について
りりか様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
信仰に関しましては、信教の自由の下における個々人の自由意思、それぞれの良識、良心に委ねていくことになりますが、その信仰上において、反社会性、犯罪性が疑われるような常軌を逸したものがあるようでしたら、それは大いに問題となります。
言及されておられる新興の宗教団体がどこであるのかは分かりませんが、もしも、りりか様が「破壊的カルト」であると認識されておられるならば、それなりに対処されていかれる必要があるのではないかと存じます。
以下は以前にも挙げさせて頂いておりますカルト対策の参考となります。
日本脱カルト協会・カルト対処法
http://www.jscpr.org/advise.htm
「カルトからの脱会と回復のための手引き」
http://www.jscpr.org/book.htm
紀藤正樹弁護士のサイト
http://homepage1.nifty.com/kito/
「マインド・コントロール」紀藤正樹弁護士著・アスコム
http://t.co/ccP9zAjq
紀藤正樹弁護士はまさにその道のスペシャリストでございますので、色々と鑑みられた上にて、一度ご相談に行かれてみられても。
善処を祈念申し上げます。
川口英俊 合掌
信仰ではなく、限度の問題。
新興宗教であろうが伝統宗教であろうが、それぞれの信念で団体を運営されていると思います。
ただ、それを客観的に見て限度を超えた場合であれば、その限度が周囲との関係性の間で問題になってきます。
文面察するに、信仰が問題ではなく、身内へのお金の無心が問題だとわたしは感じます。
自分の責任を越える部分は、限度超えてるよ。
人それぞれ干渉しない部分の限度を超えて、迷惑になっていると思う。
その程度は伝えてもよろしいかと思います。
伝統宗教であろうと、新興宗教であろうと、トラブルになってまでお金を貢ぐ団体と思われるのは本位じゃないと思いますので。