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納骨、気が進みません

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2度目の相談になります、お願い致します。

亡くなった夫への思いが強く、なかなか前進できません。
ひと月後に夫の一周忌を行います。
娘しかおりませんので、檀家にはならず自宅から一番近い霊園を購入しました。子供達がデザインして、夫に私にふさわしい墓石ができ満足してます。一周忌に納骨を予定し作ったのです。
ところが・・実際にお骨が家からなくなる思うと、気持ちが動揺し頭がいっぱいになっています。お墓の購入が早過ぎたようです。
お墓の心配までした夫は「お墓は骨の置き場と考えたらいいよ。お母さんがいいと思った処に決めてね。オレ、お墓に居るわけじゃないからさ」と、言い残してました。お骨に魂はなくても夫の体の一部ですから、ホントにこの家からいなくなってしまうようです。
法要に来てくださる方には納骨も行います、と、知らせてますが、納骨だけ延期・・今さら我が侭で言い出せない私。
思考と行動が不安定で自分でも、私は何をしてるの?!どうしたいの?!なのですが、
アドバイスをよろしくどうぞお願い致します。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

しばらくご自宅においてください。

直感的にご主人、寂しいんじゃないかな?と感じました。四十九日を過ぎて納骨になりますが、必ず納骨しなければならないというものでもありませんよ。しばらく、ご家庭でお祀りされたらどうですか?あなたの気持ちの整理がついて、納得した時に納骨されたらいいのではないでしょうか?檀那寺があれば、率直にご住職さまにお話ください。まだまだ、お若い年齢でお浄土には旅立たれて、こちらも向こうも心の整理がつかないところがあります。そんな気持ちに寄り添い、救いの手を差し伸べるのが、仏さまの慈悲です。大丈夫ですよ。ご主人さまともうしばらく寄り添って生きていきましょう。何十年後かに、極楽浄土で再会したら。笑い話ですよ。どうか、お幸せに!浄光寺

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おきもち

浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向...
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そろそろかなぁと思うまで・・・

ご質問拝見いたしました。
三浦和尚が仰るとおり、気持ちの整理がついて納得がいった時、そろそろかなぁと思ったときに納骨されたらよろしいかと思います。
私たち人間は、遺骨をおさめるお墓を、亡くなった方を偲ぶたった一つの場所と捉えてしまいます。その遺骨も形あるもの。ご主人をなくされ、目の前から形あるものがなくなってしまうのがまだまだ寂しいのでしょう。形あるものから離れられない、形あるものにしか安心を覚えられないというのはよくあることです。

さて、お釈迦様は亡くなっていかれる時お弟子たちにこう言われたそうです。
「私の最後の時であるが、この死は肉体の死である。肉体は父母より生まれ食によって保たれるものであるから傷つき、壊れることはやむを得ない。だが弟子たちよ、佛の本質は肉体ではない。悟りである。肉体は滅びても悟りは永遠に生きている。だから肉体を見るのではなく、教えを見るのだ。私の亡き後は私の説き示した法が師である。この法を保ち続けるがよい」と。

つまり、形あるものが大切なのではなく、教えが大切なのである。ということです。
いずれ納骨の時を迎えることでしょう。
その時はこの釈尊のお言葉を思いだしてください。ご主人はお墓の中にいるのではない。
声となり、記憶となってはぁる様の傍にずっといてくれてます。
納骨されてもご主人の言葉を思いだし、お仏壇に、仏様に手を合わせてくださいね。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

ありがとうございます。
夫が寂しい、、とは考えてもなく、自分の気持ちを優先していたことが恥ずかしいです。
ご住職様のご意見を参考に子供達に相談をしてみます。
納める所に納めて、、、周りからは言われますが、よく考えてみます。
優しいお言葉をありがとう存じます。

藤範和尚様
ご回答、ありがとうございます。
普段、和尚様と接する機会がなく、有り難いお言葉です。
仏様のある家で育ち、お供えや合掌は習慣になっておりますが
困った時や嬉しい報告ばかりで・・深く考えたことがなかったので、
夫を仏様に出来なかった気がします。
夫が教えてくれたことを引き継いでいきます。
お釈迦様のお話しとても興味深く、仏教がもっと知りたくなりました。
夫がいなくなってから今まで、仕事で気を紛らわすしかできずにいました。
久しぶりに興味の持てることに出会った気分です。お寺さんの講習会や座禅など探してみようと思います。
大きな一歩になれますかね。
hasunohaの和尚様方に元気を戴けました。ありがとう存じます。

「納骨」問答一覧

祖母を火葬しました

先日、祖母が亡くなりました。 火葬場で働く私は、自ら希望して祖母を火葬し、きれいなお骨となって収めることができました。 孫である私に火葬されることについて、親戚や知り合いからは「とても良いことだね、ばあちゃんも喜んでいるよ」、「そこまでしなくても」等、様々な意見がありましたが、お坊さんは身内が身内に火葬されることについて、どうお考えになるかお伺いしたく思います。 祖母については、私が生まれた時からずっと一緒に、一つ屋根の下で暮らしていました。いつも優しく元気で、自分より他人を優先する祖母でした。怒られたことは1度もありません。亡くなる数か月前から入院をしており、私がお見舞いに行った1週間後に亡くなりました。 大変お世話になった祖母を自ら火葬したことについて、後悔はしていませんが、ふとした時に「ばあちゃんは孫に火葬されてどう思ったかな」と考えることがあります。理由は、祖母は認知症が進んでいたこともあり、火葬場で働いていることを私が伝えていなかったからです。認知症は進んでいても、話の受け答えは問題ない時期もありましたので、火葬場で働いていることについて、祖母はどう思ったのか聞いておけばよかったと、今になって少し気になっています。 お手数をおかけしますが、ご回答をいただけると幸いです。

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父の納骨について

昨年、父が80歳で他界しました。 残された母の住む実家から、車で2時間半のところに父の故郷があります。父は長男で2人の姉も嫁いでおり、田舎の家は人手に渡り親族は住んでいません。その田舎に先祖代々のお墓があります。すぐ近くの小さな墓地で町内の方が管理されているようです。 すでに遠方に嫁いでいる私の負担を考えてか、父は生前田舎の墓じまいを考えていましたが、自分のお墓はどうするのか決めかねていたようで、本人の意思は聞けないままでした。結局、母の意向で母方の親族が供養されている都心の大きなお寺の納骨堂へ納骨しました。 月命日に母とそのお寺にお参りに行っていますが、今になって田舎のお墓にも分骨してあげればよかったと後悔しています。物忘れが激しくなり急に頼りなくなってしまった母も、「前にも言ったと思うけど…」と定期的に父のお墓のことで後悔を口にします。 今、私の家には手元供養にと片手の掌に乗るほどの小さな骨壺の中に少しだけ父の遺骨があります。その遺骨を父の田舎のお墓に納めて、墓石に名前を彫ることができないかと今頃になって真剣に悩むようになりました。すでに納骨堂へ納めていること、お骨が少量であることから、納骨式は行わずに石材店に依頼して納骨と彫刻だけお願いできればと考えています。その地域の石材店に電話で問い合わせたところ、最近はお寺さんにお経をお願いしない方もいますよとのことでした。 そのお墓は近くに住む父のいとこが墓守りをして下さっており、私達も毎年お盆にはお参りしています。 自己満足のための非常識な行為にも思えますし、親戚に相談したらどう思われるだろうか…と考える一方で、ほんの少しのお骨でも祖父母の元に帰してあげたら、父も祖父母も喜んでくれるのではないか、と勝手な想像をしてしまいます。 もう納骨を済ませたのだから、このような行為は控えるべきでしょうか? 長々と申し訳ありません。よろしくお願いします。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ