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孤独への不安

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有り難し有り難し 22

私は今、大学4年生で来年4月からは社会人になる身です。

就職活動も終え生活に余裕ができ、自らの将来について落ち着いて考えられるようになったのですが、そうすると「この先ひとりだったらどうしよう」という不安が襲ってきます。

元々人に心を開きづらい性格ですので、本当に心を開ける人を一生見つけることができないのではないか、と思ってしまいます。
本当は、ずっと学生時代の仲いい友人達と遊んだり、結婚し子供を授かって、所謂「幸せな家庭」を築きたいのですが、自分にはそれができず、ずっと独りで生きていくような気がします。

また私の両親についても、以前からあまり良い仲ではなく、お互い離婚を考えている雰囲気を感じていて、私が社会人になるこの機会に、ついに別れてしまうのではないかと思っています。
正直、別れてほしくないです。もし私が独り立ちしても、両親二人で一緒に暮らしていってほしいというのが本望です。二人が別れたら、私はどこに帰ればいいのでしょうか。ただでさえ人に心を開けないのに、唯一ある自分の居場所すらも無くなってしまう気がします。
しかし一方で、両親の人生や意志を尊重したいという思いもあります。両親の言い合いの原因の多くは子供である私でしたし、今まで嫌な思いをしてきたであろうこの家庭に両親を束縛し苦しめてしまうのは、私も辛いです。

もうこういうことを考えるのも嫌になっていますし、大人になりきれない自分にも嫌気が差します。しかし、いつも解消されないまま心の底にモヤモヤが残っている感覚があります。暇になって考えないように、なるべく予定を入れているのですが、ふとした時に虚しさを感じます。

どうしたら、人に心を開けるでしょうか。どうしたら、両親の人生を受け入れることができるでしょうか。孤独感はどう対処すればよいのでしょうか。

まとまりの無い長文で申し訳ありません。
もしお時間がありましたら、ご回答を頂けると幸いです。
宜しくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

誰もが孤独に陥るもの。心開いて周囲の人に接していきましょう。

もちもち様、まずは就職決定、おめでとうございます。孤独についての質問ですが、2つに分かれるようですね。

1つは、今後、心を開ける人(友人や伴侶)を見つけることができるだろうか?

2つは、両親が離婚を考えているようだが、自分はどう両親に向き合っていくべきか?

1について
  あなたは小中高大と学業を歩んで気ましたが、小学校から現在の大学までずうっと同じ友人がそばに居ましたか?多くの場合、中学から高校へ、高校から大学に進む段階で友人との別れが生じます。永遠の別れと言う意味では無く、現在なら携帯でメールやLineで連絡を取り合うことは可能です。でも、実際に有ったり一緒に行動したりする回数は減ります。そして、高校は高校で新たな友人が出来、大学は大学で新たな友人が出来たと思います。卒業して就職したら、大学時代の友人と会える機会はどうしても減ります。必然的に仕事仲間と共にする時間が増えて行きます。そういう中で、誰もが今までいつでも会えた友人と会えなくなる寂しさを感じ、同時に新たな人間関係の中で心を開く事の出来る人との出逢いもきっとあります。 
但し、これだけは知っておいてください。どんな友情も親子関係も共に一緒の時を過ごせる期間は限られていると言う事を。つもり、すべて期間限定なのです。(「孤独感をなくすにはhttp://hasunoha.jp/questions/677」)
世の中のみんな、或る時は友人仲間家族との楽しい時を過ごしますが、一定期間を過ぎれば転勤転居し皆あなたの側から去っていったり、死亡してこの世から去っていったりするのです。世の誰もが心通わす時を過ごす一方で、孤独な時を過ごしたりしているのです。決してあなただけが孤独に陥る訳ではありません。
 実行可能な対応としては、今までの友人とは、メールでもLineでも連絡を取りあい、月1でも年1でも集まる機会を持ちましょう。それと同時に、あなたが心を開いて新たな同僚等に接して行くことです。あなたが心を閉ざして居たら、誰も心を開いてくれませんよ。

2について
  御両親の夫婦仲が修復可能なら、あなたが出来る限りの修復作業をしてみて下さい。仮にそれが駄目でも、あなたとの親子関係が離婚によって切れるものではありません。あなたなりに父も母も大事に接していけば、あなたが結婚する時は両親が揃ってくれると思いますよ。

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おきもち

 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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一人こそ最強

人間そもそも一人です。
一人で生まれ、一人で死んでいきます。
人とのかかわりには限界があります。
本当の一人を自覚すれば、一人を楽しめます。
親も親の生き方がある。
でも別れても、それぞれがあなたとのかかわりが続いていく。
アナタを理由にすれば別れる事もできなくなりますから、あなたが両親のコンサルタントとして、冷静に関係修復を促してあげてください。
(親だって本当は子供に止めて欲しいし、子供に甘えたいのよね)
私も親友といっても年に数回しか会えません。
人は本当のことでつながりを持てるものです。
仏教は法という真実つながりです。
みなが一人であることを自覚し、だからこそ助け合いの心が生まれ、誰かに手を差し伸べられます。
ワンピース世代ですと、仲間仲間と仲間を重宝しますが、実際に仲間がいなくて矛盾を感じている若者たちもいます。ケンシロウ世代の私なんぞは、一人でいる事に何の抵抗もありません。(笑)
みんなひとりであることの大自覚をもつ。
平凡平凡大平凡の自覚を持つ。
そこから始めて本当の仲間(自己)が見つかります。
仏道は、このどこにも生きようがない自己を本当に発見して孤独感も何も吹っ飛ばせる道です。

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「孤独と向き合う」問答一覧

孤独の力に負けてしまいます

何度かご相談させていただいております。寂しさ、孤独については3回目くらいのご相談になります。 私は孤独を感じるとネガティブスイッチがオンになり、自分が可哀想な理由を思い出の中から引っ張ってきたり(過去に傷ついた出来事など)、涙が止まらなくなったりして、目の前の事に集中できなくなります。幸い、誰にも迷惑かけない程度に自分の心の中にネガティブは収まっているのですが、自分にとって大変迷惑で、今年はこうなってしまう自分を卒業したいです。 現在、恋人はおらず、友達はいますが、この状態になった時にすぐ電話をかけられる人はいません。友達はみんな違う街に住んでいるので、なかなか会えません。時々電話はします。できれば、自分で自分の感情を落ち着かせたいです。 また、今どうしても頑張らないと行けないことがあるので、地元のコミュニティに参加するなど余裕はありません。もちろん、余裕ができたら参加していきたいとは思っています。 前より自分を客観視できるようになって、ネガティブスイッチが入った時、このまま行くと自分を可哀想だと思い始めて、記憶を漁り出すな、と認識できるようになりました。ここまではうまく行っているのですが、寂しい気持ちを処理できずにどんよりして、集中力が落ちたり、眠れなくなったりします。眠れない時は次の日にも響いて、ネガティブを持ち越すこともあります。 寂しい気持ちはどこにやってあげたらいいでしょうか。ネガティブな感情との向き合い方のヒントをいただけると幸いです。宜しくお願いします。

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将来親が死ぬことと自分が孤独になること

中年ですが親の死が怖くてたまりません。 先日祖母を亡くして以来恐怖が強くなり、夜眠れず、朝から突然涙が溢れます。 私はひとりっ子で同居しています。 日頃から絆を感じる友達はおらず、新しい仲間を作りたいと思い行動してもうまくいかず、一人きりです。 親とは他の仲の良い家庭と違って行動は昔から常に別々ですが、今思うと私の人生は親が全てだったと感じます。 本当に何もかもお世話になっていて、たくさん反発しましたが精神的にも常に助けられて来ました。 そのことに気づかないくらい当たり前になっていて、それくらい当たり前のように救われて来ました。 こう書いていてまた涙が溢れます。 若い頃に社会不適応と診断されたことのある自分は職場でも孤立しているため、一般的な大人のようにフルタイムで働くことがとても厳しいです。 でもなんとか自分のものになるようにと、今の職場で新しい勉強に取り組んでいる最中ですが、なぜか身が入らず、メンタル的にも不安定で、将来が怖くて怖くて仕方ありません。 今親は健康で、家事は家族全員で分担し、うまくやっています。 でも当然ですがこの日常はいつか終わります。 だれもが通る道だしそれが世の常だ。って分かっていても、どうしようもなく怖くて、毎日が本当に本当につらいです。 恐怖が心から消える瞬間がほとんどありません。 どうすれば、今目の前なことに集中して、心を穏やかにできるでしょうか。 また、こんな自分が今後孤立して孤独にならない方法はないでしょうか。

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なぜかいつも一人

子供の頃からふとはぐれてしまったり、輪に入れずに一人になってしまうことが多く、ここのところはやっぱり週末も誰かと過ごすというよりは一人で出かけたりということばかり。 誰かとつるむことがそれだけで良いことかといえばそうではないだろうし一人でいる時にはないトラブルや悩みもあろうかとは思います。 他人で自分の穴を埋めようとしてはいけないとは思います。 外国人の友達はよくできていた頃があって、それでも彼らは帰国して物理的距離に反して会いに行けば大丈夫なのですが親兄弟には言われぬ日々の暮らしでの喜び悲しみを共有する相手がいなくて、それは少しつらいです。同時に、一人いればそれはふと虚しさに襲われて、一人でいない時もやっぱり虚しさに襲われて、でも何かを誤魔化す、紛らわすツールとして誰かと一緒にいたいというわけではないとは思ってます。 虚しさ、これが人をして私から遠ざける何かなのかもしれないです。 飲み屋だスナックに行って人恋しさを紛らしている自分がなにを求めているのかもわからないです。コロナ禍の時に父親が極度の警戒心から出歩かないでくれと言っていた時期には達観した気になって私なら孤独感に苛まれまいと平気を貫いてきたかにみえたのですがつらいのは果たして孤独感なのか、自分の声が誰にも届くことない感覚、あ、それも孤独感なのか。 これとても数十年したらみんないないんだろうなとかやっぱり独りになるんじゃなかろうかと、要らぬ心配なのでしょうがまた虚しくなり。 結局は他人は変えられないし自分だって思うようには操縦できないし、世界は自分のためにあるわけではないし思い通りにいかなさを納得するとか泣き出したいこんな気持ちを飼い慣らすかする術をどうにか身につけたいです。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ