音信不通だった父が入院した
私の父は、昔から家庭をあまり顧みず、金銭的なこともいい加減なひとでした。
15年ほど前に、母と離婚後は、たまに借金の無心や、家族の近況を私にだけ連絡してきていました。母の生活費や弟の学費なんかは知らん顔でした。
そんな父が音信不通になって数年。先日、施設の方から私に連絡があり(父が私の連絡先を伝えていたそうです)、父が軽度の痴ほう症ということ、そして軽い脳梗塞で倒れて入院中なので、入院の手続きの保証人になってくれとのことでした。
お見舞いしたい気持ちはあるのですが、保証人になるのが怖く、結局、施設の方からのその後の連絡は無視してしまっています。
母や弟はもう会いたくもなさそうです。
私は、親不孝でしょうか。
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お世話するには相当の負担を覚悟してください。
このご相談内容だけで判断するのは、非常に難しいのですか、一般論としてお聞きください。まず、親子には、相互扶養義務がありますが、お母さまが離婚されてほぼ絶縁状態にあるので、資力がなく援助するのは厳しいと言えば済むと思います。ただし、保証人を一旦受けてしまうと、扶養の意思ありとなる可能性が高いです。そうなると、何かと連絡や相談が来るのはもちろんのこと、お父さまに資力がなければ、相応の負担を求められます。これは介護や障がいの状況や程度がわかりませんので、これ以上は、なんとも申し上げられません。お父さまに資力がなく、扶養者がいなければ、生活扶助を受けて何とか介護を受けることになります。絶縁状態なら、拒否しても社会的非難をうけることはありません。たまにお見舞いくらいはしたいけど、保証人にはなりたくないではやはり済まないでしょうね。お父さまを引き受けるには、それなりのお覚悟と、資力と現実的な支援をしなければなりません。情緒的な想いはおいておいて現実的に可能なのかどうかをご検討ください。一応、私はこうした相談に応じる社会福祉士でもあります。例えば、月に何回か施設に訪問ができて、ある程度の費用負担ができるかどうかでしょうね。保証人を引き受けるということは、そういうことです。母子を捨てたのも縁ですし、また、いまこうしてお一人でおられるのも縁です。また結ぶかどうかは、慎重にお考えください。誰も責めたりしませんよ。ただ言えることはいまのご家庭を犠牲にするべきではないと思います。ご家庭を大切にしましょう。お幸せをいのっています。浄光寺
大変に難しい事ではありますが
初めまして、悩み事を拝見させて頂きました。
大変に難しい問題ですね、但しこの立場から考えるとできる事はしてあげたいと思う気持は尊いと思いますよ、複雑な事情ながらご家庭の皆さんはもちろん心情的にも極めて嫌悪感があるのも理解できます。私が言える事は親は一生に一度しか持てない存在です、お母さんの耳には入れずご兄弟で話し合いをされてはどうですか?そこで答えが出ればそれが現時点での最高の答えです。でも一つだけ言える事はどんな親でも親は親という事です。怒りを抑えて身体を悪くされたお父さんを慈悲の眼差しで見てあげても良いのではと思います。
質問者からのお礼
あたたかいご回答、ありがとうございます。
気持ちが軽くなりました。親はこの世で一人しかいないので、後悔ないよう、弟と相談してみようと思います。
本当にありがとうございました。
的確なご回答、ありがとうございます。
おっしゃるとおりだと思います。こうなったのも縁なのですね。よく考えてみます。
ありがとうございました。