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賽の河原

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こんにちは
はじめて質問させていただきます。

以前、自ら死のうと考えた時期があり、その時に仏教の「賽の河原」の話を思い出したのですが、賽の河原は子供が親不孝をしたために行く場所ですよね?成人した人でも親より先に死んだ場合は賽の河原に行くのでしょうか?
今はもう元気なのですが、どう解釈したら良いのかとても気になっています。

ご多忙とは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

賽の河原は誰でも行く場所なのです。

つきみさん、こんにちは。

賽の河原、知っているのですね。
賽の河原は子供だけでなく、亡くなった人が行くといわれる、三途の川の河原のことです。
子供は小さかったために、生前に、良いこと善徳が積めずに亡くなったため、三途の河原で、少しでも善徳を積もうと、自分を生んでくれた父母の幸せを願い、石を積んで仏塔を作ります(仏塔を作ると功徳が積めるとお経にはかかれています。卒塔婆を立てるのも仏塔を作る意味です)。子供が早世した親不孝をしたためではありません。

私には生まれてこなかった水子がいますが、その水子も私の大切な子供です。霊界で幸せになれるようにいつも読経供養をしています。

つきみさんの命は、つきみさんのモノだけではありません。つきみさんが亡くなれば多くの人が悲しむことになります。私も今ご縁ができたので亡くなれば悲しくなります。一番悲しむのは親でしょう。そして自分が子供を産んで親になった時にその親の気持ちがわかるのです。
命は大切なものです。つきみさんも是非自分の命をどう生かすか。考えながら人生の道を歩んでください。仏教はそのお手伝いができます。わからなくなったら、人生で辛いことがあったら、いつでも相談してくださいね。絶対自殺だけはいけません。頂いた命への冒瀆になりますから。合掌

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