お金をモチベーションにすること
お金をモチベーションに仕事を頑張ろうという気持ちは浅はかですか?
または「お金=仕事の対価」という考え方もよくないですか?
頭のどこかに「なんだかんだ世の中お金だなぁ」と思ってしまいます。
有り余るほど欲しい訳でもなく、宝クジに当たりたい訳でもありませんが、何をするにも先立つ物がないとと思います。
お金がないと病院にも行けません。命を繋ぐのにもお金が必要です。
お金で買えない大切な物もあることは充分わかっているつもりですが、ある程度ないと不測の事態に備えられないし不安だと思うんです。
仕事でストレスがあっても「今度の休みに好きな物を食べて、買い物してリフレッシュしよう」というにもやっぱりお金です。
「お金があれば世の中何でも解決できる!」とまでは言いませんし思っていませんが、少なくとも私の場合身の回りの心配事はお金が解決してくれる気がします。
お金に執着してるかなぁ…
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
両極端で考えない
お金を卑しいものと考えがちなのは日本人の悪い癖です。あんなモンは士農工商の身分差別の根拠となった朱子学の成れの果てです。もう21世紀なのですから卒業しましょう。今や年貢は米俵じゃないのですから。
先立つ物がないとどうしようもない…当たり前です。それが資本主義社会です。ウチのお寺なんか山の中ですからその辺にぺッと盛っとけばいいですが、都市部のお寺では境内の掃き掃除をして集めた落ち葉を、有料の可燃ゴミ袋に入れて出さないといけない所もあるのですよ。お坊さんが掃き掃除をしただけで経費が発生するのですよ。世知辛いことこの上ありませんが、それが現実です。現実であり、それを変える力も無いのであれば、腹をくくってその社会でその社会なりに適応し、生きていくしかないのです。地に足付けねばならんのです。
ゆえに「お金=仕事の対価」という構図は嫌だ嫌だと考える方がよほど浅はかです。
ただし勘違いしてはいけのは、お金の大切さは今の社会で生きるための『必要条件』であって、『最高の目標』かどうかはまた別問題ということです。そう言われるとちょっとスッキリしていただけるのではないでしょうか。
「マズローの五段階欲求仮説」というもにがあります。こちらをご覧ください。
http://www.motivation-up.com/motivation/maslow.html
この説のユニークな点は、下層の欲求が満たされることで、次の層の欲求にステップアップすると説いたことです。現実には上下の層をまたいで同時に複数の欲求が発生することがあるため、理論として認められず仮説とされたのですが、それでもナルホドと思えます。
何が言いたいか?モチベーションとしての是非を0か100かの二元論で考えずに、もっと厚みをもってとらえましょうということです。お金を求めて良いのです。生きていくために。お金のために働いて良いのです。生活を営むために。目標額を目指して良いのです。さらなる目標に向けた一手段として。ただ、色んな方向性の集合体である人生の、全てを、お金に向けさせて、果たして、満足できる人生になるかのであろうか?そう問われれば、仏教は否と答えるでしょう。
素敵なことです。
一つの目標というか、指針は、あるべきだと思います。
浅はかではありません。
いろんな意味での余裕が、出来て気持ちも、楽になりますよね。
これからの人生で、自分以外に目を向けて見ること、をはじめてみてください。
もっと、もっと幸せになりますよ。
今の自分いろんなチカラ、想いがあるから、生活も、仕事も出来ます、そんなお陰に気付いて、『 有り難う 』の気持ちをもつ 生き方 どうぞ実践してみてください。
幸せな人生のスタートは、『 有り難う 』にあります。
是非、幸せな人生を送ってください。
魔法の言葉
『 ありがとう 』
質問者からのお礼
お言葉ありがとうございます。
こういう話は他の人にはなかなか言いづらいと思っていましたが「素敵なこと」と言って頂けると思っていなかったので安心しました。
「お金=仕事の対価」という考えも嫌と思わずプラスに捉えたいと思います。