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人間関係

回答数回答 2
有り難し有り難し 8

僕は生まれてすぐ病気になり、脳性麻痺による体幹機能障害です
現在は43歳で、一般企業に勤めてます。
仕事をやるのもゆっくりで、自分では一生懸命でも人からみたら

遊んでいるように見られます。

毎日のように上司から「遅い」とか「スピードアップ」といわれてます。時には人と比べられ、〇〇くんはこんなにできるのにどうして?
理由をいったら怠けてるとかいわれます

あるとき作業してたら目に違和感があったので、眼科にいったら
眼球が流れてると言われ 治療の方法を聞いたら、プリズムメガネ
という方法しかないと

上司にそのことを報告したら、わかってもらえず ただ「スピードをあげて仕事こなせ」の言葉ばかり

このメガネも気休めで裸眼とかわんないです
人と比べられたり「スビードアップ」とかいわれ続けたら
鬱になりそうです。この世の中に必要なんかなっておもったりして
仕事に行くのが億劫になります


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

言葉の真意を聞いていく大切さ。

お釈迦様は方便を多用されます。
対機説法を主となさり、相手に対してそれぞれ対応した法を説かれたのです。
説かれた法がお経であります。
それ故にお経を読むと、内容が全く違い真反対の事が書かれたものがあることに気づきます。
それを「このお経は方便だ」「このお経が真実だ」と分かれているのが宗派となります。

つまり、お釈迦様がこのお経を説かれた、この言葉を使われた真意というものを聞いていく必要があるのです。

しんさんは上司に叱咤されることを苦に感じてらっしゃいます。
それはとても辛いことだろうとお察し致します。
しかし、逆に「あなたは障害を抱えているから、仕事はできなくていい。できなくて仕方ない人だから。」と言われると嬉しいのでしょうか?
勝手な見方かもしれませんが、しんさんの上司は、しんさんを一部下として他と全く同等に評価しているのではないかと、私は思いました。
しんさんが障害を抱えていても、しっかりと仕事ができると認めた上で、更なる要求をしているのではないでしょうか。

「スピードアップ!」という上司の叱咤は、「あなたを認めているよ!」という言葉の裏返しかもしれません。

まぁ…良いように考えればということですが。
上司の真意が「お前は使えない部下だ」であることも否定できません。

しんさんが近しい友人であれば、「飲みに行こう」と誘ってウダウダやっているかもしれません。
お釈迦様の説かれた苦しみの中に「怨憎会苦」という苦しみがあります。
会いたくない嫌いな人に会わねばいけないという苦しみです。
人間の一生は苦しみの連鎖で仕上がっていきます。
だからお釈迦様は、人間のままではダメだおっしゃり、仏になる道をお説きくださるのです。

仏様のお話を聞かせて頂いて、仏になる道を頂きましょう。
転ぜられていく仏様の智慧を頂きましょう。

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始めまして、釈心誓と申します。 浄土真宗本願寺派の僧侶です。 若輩浅学...
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仕事の質を替えてみては・・・。

 あなたのように身体に障害があるのが分かっていて、採用してくれた会社は非常に立派な会社だと思います。それをただ、特定の上司一人のために、あなたが不快になることは悔しいことと思います。ワシなら辞めてしまいますが、そうはいかない事情もあると思いますので、先ずは、あなたの身近にいる職場の同僚であなたの味方になる方に助けを求めるのはどうでしょうか?
 組織というのは自分の不得意分野を補いながら、運営していくものだと思います。自分が仕事をスピードアップしたいなら、人に頼れ、人を上手く担ぎ、利用しなさい。その代償としてあなたも他の人の仕事を手伝ったり、利用されたりしなさい。それが出来ない部署なら、あなたの適した部署に泣き落としでもいいので上司に思い切って伝えてみるのも一つの方法かもしれません。
 あなたはこのような障害があるかもしれませんが、自分の身は自分しか守れません。周りの人と自分の悩みを相談しながら、どの選択が一番いいか?自分はどうしたらいいか?を考えて行動してください。平成27年は善き歳であることを祈っております。

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