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中絶を立ち直るには

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30代半ばでもう直ぐモラハラとADHDで離婚となる夫との間に、
20代前半のつきあいたての時に妊娠、中絶をしました。

当時から結婚したいと言ってた夫ですが、即答でおろしてと言われました。
後に理由は、父親に子供は作るなと言われていたからだそうです。
離婚の原因のひとつの父親のいいなりは、ずっとでした。

私も、最後は自分で決断したんだからと言い聞かせていましたが、
半年感は、作り笑いもできていないくらい笑顔になることはありませんでした。
即答で言われた事で、この人の子供は育てられない。
私自身も、自分の母親の様な母親になるんじゃないかという不安もあり
決断しました。

その後、全然供養もしてくれない状況でしたが
数年前二人で水子供養もしました。

今回、離婚となりまだ好きですが、
これ以上は無理だとわかる所まできました。

でも、中絶の事は身勝手ですが、
まだ引きずっています。
義兄弟に子供が生まれ、溺愛しているのを見て
自分の子供は殺したくせにと恨みさえ湧いてきました。

夫だけが悪い事ではないんです。
でも、責める恨みのような気持ちと
罪悪感は未だに消えません。
自分が、自分で命を消す方を選ぶなんてというそんな自分にも立ち直れません。
私は、今後どの様に向き合って立ち直っていくことができますか?

今は、居なくなった愛猫と一緒にエコー写真をおいています。

何が生まれてこれなかった子と自分にとって良い方法かわかりません。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

わたしの の 「の」 を 見つめるとよいでしょう

人間、自分のものが元々無いのです。
今息をしておられるでしょう。
それはあなたの息でしょうか。3秒考えてみてください。
はい、そうでございましょう。ですが、…
それをしてくれているのは「誰」でしょうか。
以下を読む前に3分ほど本気で考えてみてください。
答えは一番下にあります。
それまでは、真剣に自分に問うてください。

見ちゃダメ。

呼吸一つでさえ、自分が自分の意志でやっているのではないはずです。
子供を作る、といっても欲しくても授かれない方々もおられます。
その人たちと比べてあなたが恵まれているのに云々と、道徳的なことを申し上げて、どうのこうのと責めるつもりもありません。
そうではなく、子供を授かること自体が「自分の意志でできることではない」はずです。
あなたの中の「私の・自分の」という意識のないところで行われている「おこなわれ」であるのが実際の真実です。それでも私たちは「私の、自分の」という気持ちを持つでしょう。
そこを深く見つめてください。
あなたのダンナもあなた「の」ではありません。
あなた自身でさえも「あなた❝の❞」あなたではなく、天然無為、無我の存在です。
この身自体も、ある程度は自分の意志で動かせるとしても、全てが自分の思い通りになる訳ではないはずです。
この誰のものでもない、自分のものでもない自身の無我の働きを「仏」のはたらきといいます。
その無我なる働きに気持ちを注ぎ、恩愛を離れて真実の自己に目覚めることがお子さんへの最高の供養となります。
答え:仏道を求め自ら明かしてください。

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お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

なくなってもあなたの大切な子供です。

ヴィヴィさん、こんにちは。

中絶の子供の事で後悔しているのですね。
人生は苦しみばかり。生まれなかった原因は親の問題を含めたくさんあります。今でも生まれるというのは難しいことなのです。それが子供の立場からみれば運命だったのです。でも確実に命を持ったことは事実。小さな命の時間でしたが、あなたの子供です。あなたが忘れなければ、子供もあなたのことを忘れません。それが母親の愛情だと思います。夫婦に責任があるのであれば、その分もっとあなたが正しい道を歩んで幸せに生きなければなりません。それが子供に対する最高の償いです。
離婚ということですから、これからもっと心を磨いて、もっとあなたを大切にしてくれる男性を見つけましょう。あなたが苦労した分、子供が苦労した分、必ず幸せになれます。子供のために水子供養をするのもいいでしょう。今度は前向きに人生を進めてください。

がんばって!いつでも相談してくださいね。合掌

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★僧伽(お友達)になりましょう。一緒に仏教を楽しみましょう★ Email;kongozaji@renge.net(気軽にメールしてね!)  直通電話:090-6041-0193(最初はショートメールで) ※※※※※※※※※※※※ 山寺の小さな金剛座寺は10月23日に襲った台風21号で、大変な被害を被りました。大規模な斜面の崩落で客殿が倒壊の危機に陥っています。人生は何が起こるかわかりません。復興に向けて20年努力してきましたが、またリセットになるとは思いませんでした。でもあきらめません。仏さまの教えは「一切皆苦」苦難をなくすことではありません。苦難は必ずきます。それを乗り越える心を作ることが、御仏さまの教えなのです。  ハスノハに訪れる皆さん。私と一緒に人生の苦難に正面から立ち向かい、乗り越えていきましょう。仏さまと共にならば、必ずできます。合掌 ※※※※※※※※※※※※ Email;kongozaji@renge.net 在家から天台宗僧侶になりました。田舎のお寺だからできる新しいお寺ライフを試みて活動しています。特技は手話で現在某大学の非常勤講師で初歩の手話講義をしています。NPO手話技能検定協会理事の役職を頂いて手話学習の普及に努めております。社会貢献として保護司のお役を通して社会更生のお手伝いをしております。 どうぞ伊勢にお越しの際は遊びにお立ち寄りください。また活動は三重だけでなく、埼玉・東京・神奈川などの首都圏、または車でいけるところはどこでも出張で活動しています。仏事のことなら気軽にご連絡ご相談ください。お寺には宿坊もありますので、心のリフレッシュをされたいのであれば、いつでもお泊りくださいね。 私と一緒に、お寺の復興を手伝ってくれる方を募集しています。私とお友達になってください。そして伊勢の山寺をあなたの第二のふるさとにしてください。 ●お葬式や法要、納骨をお受けしております。 エリアは三重・中部・近畿から東京・埼玉・神奈川まで、車でいけるところはどこでも走り回っております。どうぞご相談ください。  (メールが有難いですが、直通電話 090-6041-0193 でもお受けします。なかなか出られないので着信を残してください。またはSNSでご連絡くだされば折り返し電話します。なお電話での悩み相談は10分と決めておりますのでご了承願います) ※もし少しでも回答がお力になれましたら、その感謝のお気持ちを、ご本尊如意輪観世音菩薩さまへのご志納(布施行)でお願いします。ハスノハ活動ができるお寺の維持活動に使わせて頂きます。 ゆうちょ銀行100010-67608891 名義コンゴウザジ 百五銀行多気支店(普)221446 名義シュウ.コンゴウザジ 檀信徒・弟子になって一緒に仏教ライフを楽しみませんか?(檀信徒費志納年1万円) 仏教を人生に活かして楽しみましょう。合掌 

質問者からのお礼

染川様

今でも生まれるという事は難しいというのは、本当にそうだと思いました。
健康に生まれるとは限らない。最近、夫の暴言などはモラハラとさらに脳の障害からきていた事も判明
しました。
今は、引っ越しまでお互い傷つけあうことは気をつけているので、障害じゃなければよかったのにと
思いますが、夫もなりたくてなったわけではない、普通って難しいんですね。
この先も、ずっと忘れず、なかった事にはしない様に生きていきます。
それが償いになるのなら安心しました。
夫婦ではなく、今後一人で水子供養をする事も考えます。
ありがとうございました。

丹下様

子供を授かる事自体が、自分の意思でできる事ではない。本当にそうですね。
自分の思い通りには、何もできない。
頭で考え自分の思い通りにばかりしたくなります。
夫もわたしの、ではない。
散々恨んだ相手でもあるのですが、今は夫と離れるのが辛い。
私の、ではないんですね。
数回よんだだけでは、今の私には難しくて理解できていない所もあります。
何度か読み直してみます。
ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ