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夫婦関係、夫と両親の関係がうまくいかず悩んでいます

回答数回答 2
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夫と私の両親、また、夫婦関係もうまくいかず、悩んでいます。

5年程前(子供1歳)に、夫の稼ぎが少ないので、大変だろうから、と私の両親から話があり、同居を始めました。

夫は気は遣っているようですが、気がきくタイプではありません。
両親は、常に家族の為に動いてくれるタイプです。

今まで両親が私達一家の為に色々なことをしてきてくれましたが、夫は当たり前と思っていると取られてもおかしくないような態度を繰り返してきました。また、夫としての責任感が感じられないので、両親は怒っています。
私も、夫の、両親に対しての態度や一家の主として物足りなさを感じ、また産後の体調も重なってイライラが募り、よく話し合いをしてきました。でも、なかなか気持ちは通じず、前向きな話し合いにはなりませんでした。いつも「俺の立場にたたないとわからない」とか「俺の気持ちがわかるか?」と昔の事を掘り返してきます。
立場のことを言えば、皆それぞれあります。昔のこともそれぞれ思うことはあっても、水に流せるところは流して、頑張っているのに...

私が一人っ子なので、同居してやった、くらいにしか思ってないのかもしれません。

子供のことは好きなので遊んだり、躾の面とかはみてくれますが、家族内のことや家計のことを話しても「ふーん」くらいで、相談にものってくれません。
過去のある状況をひきづってそうなのだと言っていますが、状況は日々変わっていて、過去不快に感じさせてしまったことにはちゃんと謝っています。

夫から捨てゼリフのように「離婚」を言われたこともあります。別れられれば、どんなに楽になるか...。でも、子供の為にそれは絶対あってはならないと思っています。

義両親のことはとても大事にしているので、親を大事にする人だと思っていたのですが、まず自分ありきで、両親を大事にしない夫に失望しており、どのような心持ちで、夫に接すればいいのかわからなくなってしまいました。

どうかアドバイスをください。
よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

マスオさんの居心地の悪さ

どんな事も善意で受け止めるように勤めてください。
「そうよねー、夫はうちの両親のことも私が頑張っていることも善意で受け止めてもらいたいわー」では45点です。そういう受け止め方ではなく、これはあなた自身だけの問題。
仏教はあなた自身の問題。人を変えることは出来ません。
疑問に持った人が、そこで自身の問題としてその問題を解決していくのです。
何故なら問題ガス煩悩ガスの発生箇所、震源地は自分の中だからです。旦那が問題にされている訳ではない、ということををまず気づいてください。
厳しいようですが、これはあなたが問題にされていることであり、あなたの問題として捉えていく事なのです。ここは何度も繰り返し読んでください。
あるじいさんばあさんは、人のことをとやかく問題にしてばかりいるのでした。
あの人が許せない。
あの人があんなひどいことを。
動物虐待許せない。
国があんなことをしている、許せない。
私のところにLINEやFBで送られてくる記事は人のことを問題にされることばっかり。
挙句の果てには私の回答やFB記事も問題にされてくるのでいよいよめんどくさくなってブロックしました。(ブロックかい)
デジタルシニアやネット右翼左翼、自分の方にばかり気を振り向いてほしいかまってちゃんは相手との距離感が上手につかめないといいます。これは私たちにも言えることです。
自分のことだけで、肝心の自分が見えていないという事を感じます。気づいて頂きたく、ブロックしました。(ブロックかい)
つまり、ここが夫はダメだなー、ここも夫はダメだなー、では悪い所探しにしかならず自分の顧みがありません。
そもそもあなたの両親はあなたの味方。
あなたが可愛くてしょうがないから娘を困らせる夫が悪い人間にすら見えてきてしまうのは当然。
夫婦の問題にはあまり両親を巻き込まない方がいいでしょう。夫が孤立して浮気に走る可能性が増します。
世の中の女性をご覧ください。
義理の母、シュウトメとバチバチやりあっています。
ただでさえ義理の母とバチバチやり合う人間が多い中、仕事という戦場から帰ってきてゲキ疲れで誰の目もない中でゆっくりのんびりしたいのに同居。気が抜けません。知人は同居でハゲました。
夫が頑張ってくれてきたことを善意でとらえてあげることです。そんなマスオサンの気持ちを理解して愛を注いであげれば問題はすぐに解決します。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

期待しない

こいこいこいさん

男性でも女性でも親との同居は、血のつかながりがあろうとなかろうと、気を使うものです。
これは旦那さんだけでなく、あなたやあなたのご両親にも理解していただかなければならないポイントです。

人間関係でうまく付き合うために必要なことは、「相手に期待しない」こと。つまりは、いい意味であきらめるということです。
期待しつつ我慢することとは違います。人を変えようとしない。”普通なら”、”きっと・・・はず”という、思考で旦那様を見ないことです。

否定されて、心は開きません。まずは認めてあげること。そして心を開いたところで、あなたの考えを伝えたらいい。その時も思い通りにならなくて当たり前、というスタンスは忘れないでください。

相手を包み込むような慈悲の心で旦那様と接してみてください。

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有り難し
おきもち

個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

質問者からのお礼

ご回答ありがとうございました。
何度も読ませていただきました。
いい意味で諦める...。そうですね...。
自分の至らなかった点は反省し、夫への接し方を変えてみたいと思います。

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