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私の判断は、正しかったのでしょうか?

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初めまして。17歳です。少し長くなってしまいますが、どうか、知恵をお貸しください。

私は、去年の春、全日制高校に入学しました。
親友と呼べる子もできました。生徒会もしていました。すごく、楽しい高校生活でした。

でも、親友は私とよく似たような子で、最初は「可愛い親友だから」と思っていたのですが、親友と一緒にいることが辛くなり、喧嘩をして、親友と共通の先輩と絶交しました。

それをきっかけに、大事なテストも休んでしまい、学校にもほとんど行かなくなり、九月頃留年が決まり、今年の一月に、通信制高校に転校しました。最後の日に、先輩も親友も謝ってくれて、1度は許しました。

大好きな学校でしたから、転校はいまも思い出すと辛くて、どうしても、親友と先輩に裏切られたことが悔しくて、恨んでしまいます。

一昨日くらいに、もう1度話そうと思い、2人に私の気持ちをぶつけました。

親友には、「1年生の時は、あんたに居場所を奪われたくなくて、私も必死だった。でも、転校とかはお前が逃げたから悪いんでしょ。私たちのせいにしないで。いっとくけど、私は今幸せだし、この幸せを手放すつもりは無い」と、辛い返事をされました。

私は、「最後に話してくれてありがとう。」と返したのですが、後から「最後とか言わないで。大嫌いだけど、そのぶん大好きなの。やり直したい」と言われ、結局仲直りしました。

先輩の方は、私が先輩へのあの日の言動の理由を問い、言いたかったことをぶつけ、先輩からは「あなたの人生を狂わせてしまって、本当にごめんなさい」と返事が来ました。先輩については、もう何も責める必要は無いなと感じ、すぐに許しました。

許したんです。泣いて、母に抱きしめてもらって、「頑張ったね」と言ってもらったんです。その時は、とても晴れ晴れとした気持ちだったんです。
でも、なんだか、もやもやが消えなくって。
私は、一昨日、許すべきだったのでしょうか。それとも、もう、何もせず、ただじっと、通信での卒業を待てばよかったのでしょうか。

私が思い描いていた高校生活はもう戻ってきません。その代わり、あの子が、今も生徒会で、恋人もいて、真反対の、青春の日々を送っています。
許したいんです。許したいんですが、どうしても、なけてきてしまいます。とても、苦しいです。忘れたいのに、忘れられません。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

そんなの友だちじゃありません。

確かにあなたが選んだ道です。
親友ととことんやり合って勝ち上がる、痛み分けで膠着状態、
でもあなたは、自ら去る決断をしました。何十年も経ってからでないと、
あなたが選んだ道が正解だったのか、
どうかはわかりません。
これからしっかりと方向を定めて、
歩いていただけたらと思います。
失敗したとか、いらぬことを考えるのは止めましょう。人生に失敗なんかありません。あなたが歩いたその道に、
幸せと言う花をあなたが植えて、また、咲かせることができるかどうかです。
コンプレックスや負い目なんて要らないんです。なぜなら幸せはあなたが築くものだからです。他人が決めることではない。
あなたは、立派です。自分の生き様を整理しようと、親友や先輩に告白できたんだから。偉いなと思います。
先輩も立派です。あなたの気持ちを受け入れてくれた上に、あなたに共感できたのだから。
でも、友だちは親友ではありません。人の痛みや辛さに、向き合えない、
わたしばかり幸せ?あんたが悪いのはあなたのせい?
思いやりや優しさのカケラも感じられません。あなたがどれだけの思いで告白したのか、この坊さんのおじさんでも、ジンジンと痛みを感じます。
こんな人は友だちではない。絶縁して2度と付き合わないことです。
私はあなたの幸せを心より祈っていますよ。あなたは、素晴らしいお母さんがいて、幸せものです。もっと幸せになってください。浄光寺

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おきもち

浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向...
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感情まかせの判断は正しくない。感情に溺れないで

悲しいとか嬉しいとか、楽しいとかつまらないとか、好きだとか嫌いだとか、
いちいち感情にずぶずぶになりすぎなのかもしれません。
感情は台風です。
台風は非常事態です。
台風が来たら、家の雨戸を閉めたりして、台風が通りすぎるまでおとなしくして、耐えます。
わざわざ台風の中に傘もささず飛び出したり、家の窓も閉めず台風に家を破壊させたりはしませんね。
強い欲望(○○したい、○○は楽しい)や、強い怒り(○○はいやだ、むかつく、悲しい、怖い)などの感情が出たとき、ちょっと落ち着いて考えて行動しましょう。
感情が冷めてから、冷静な知能と理性で考えて判断するようにしましょう。

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おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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友達関係なく、今を一所懸命生きること。あなたの人生だから。

紗々さん、こんにちは。

友達との喧嘩がきっかけになって、学園生活が壊れてしまったのですね。

友達・先輩とどのようなことで、あなたの生活が乱れたのかわかりませんが、高校・大学を卒業して社会人になると、友達に裏切られることなどたくさんあります。その中でみんな自分を見失わず生きています。
紗々さんは、普通の方よりも少しその経験が早かったのです。その分、精神的に大人になるチャンスです。

友達を恨んでも人生は幸せにはなりません。人生の幸せは自分で切り開くのです。それよりも今を大切に生きることです。定時制だからといって全日制より劣っているということはありません。夢や理想は常に変わっていきます。今の生活を大切に生きない人はどこにいっても上手くいくことはないのです。それよりも定時制で素晴らしい学生生活を送ってみてください。そしてあなたの幸せな青春を作るのです。そしてその経験が必ずあなたの未来の人生を作っていくことでしょう。もし仕返しというのであれば、あなたが幸せになることなのです。友達が友達を大切にしない考えで生きているのであれば幸せになれると思いますか?彼氏がいるからうらやましいかもしれませんが、その彼氏が友達を幸せにすると思いますか?人生は、自分の蒔いた種は自分で刈り取らなければなりません。プラスもマイナスもです。

さー、紗々さんの幸せな人生をこれから作って行きましょう。友達を恨んでいる暇はないのです。真面目に友達を大切に生きているのであれば必ず幸せな人生が待っているのです。

がんばって!合掌

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おきもち

★僧伽(お友達)になりましょう。一緒に仏教を楽しみましょう★ Email...
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質問者からのお礼

浄光寺 三浦様。
丁寧で優しい回答をしてくださって、ありがとうございます。
親友だった子の言葉は、最初は、「私だって気にしてたよ。どうしてるかな、とか思ってた」と言われて、質問文に書いたことも、言われてしまいました。ちょっと気にしてくれてたんだ、と思ったらどうやら違ったようです…。

一昨日から、その子とLINEでちょこちょこ話していますが、やっぱりどこか合わないな、という違和感のようなものがあります。三浦様の言う通り、絶縁してもう会わないようにします。ほんとは、九月に会う予定だったのですが、それも、忘れた振りをして会うのはやめようと思います。

きっと、彼女の「だいすき」とか「最後なんて言わないで」なんて言葉で、流されてしまったのだと思います。我ながら情けないです。

私の人生に、彼女はもう関係ないと思って、私は私の幸せを見つけて、その幸せを大事にしていきます。
母のことをほめてくださり、ありがとうございます。ほんとうに母は、中学高校と不登校で迷惑かけっぱなしなのに、見捨てずに暖かくて優しい愛情をくれます。時に厳しく、喧嘩もよくしますが、それでも大好きな母です。
まだまだ未熟で弱い私ですが、家族みんなを守っていけるよう、強くなれるよう、頑張ります。
ほんとうに、ありがとうございました。

願誉様。

おっしゃる通り、私は感情に流されやすい部分があります。私の弱いところです。
はい、これからは台風が来たら、雨戸を閉めて、じっと堪えて、台風が過ぎるのを待ちます。どうしても、窓の外を見てしまいそうになったら、目を塞いで、さらにじぃっと堪えます。すこし雨風の音が落ち着いたら、勉強をして、ご飯を食べて、寝て、台風が、高気圧になってどこかに行ってくれるのを待ちます。

台風での例え、すごくわかりやすかったです。
冷静な判断ができるように、いつ大きな台風が来ても、被害に遭わないように、家族と喧嘩しそうになったら、じっと小さな台風を乗り越えてみます。ありがとうございました。

金剛座寺 染川様。
はい、母にも、「転校した事はきっとなにか意味があるはず。あなたが頑張って通信を卒業することで、あなたは強くなれる」と言われました。
人よりも、早い経験。きっとこの苦しい経験が、私のバネになって、夢を叶える為の糧になると信じて、頑張っていこうと思います。
友人関係なく、自分の力で、幸せになります。そして、家族みんなを守っていきます。
ありがとうございました。

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