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もう少しお坊さんとの会話が欲しい

回答数回答 3
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今まで全く宗教とは無縁だった訳ではなくごく普通のかと思いますがいつも法事などでお寺に行ってもお坊さんの説法を短時間聞くのみでいろんな宗教的な悩みなど聞いてもらえる場所がなかったです。

普段は特別故意にしているお寺がある訳でもなくただお参りして帰ってくるのみで、何かの節目があれば特別にお祓いなどしてもらうだけです。

もっと気軽にお坊さんと宗教の話ができる機会ができる場所はないのでしょうか?

ただ新興宗教のような信仰の亡者にはなりたくなく、普段仏壇にお参りするだけではなくもっと生活の中に溶け込んだ宗教が欲しいです。

それともっといろんな宗派がありますがその教えを一方的に説法などで聞くだけではなく質問や詳しい話を聞きたい場所を提供して欲しいといつも思っていますがなかなかそのような機会や場所はないです。

実際の所、先祖や親がやっていたので自分も同じ宗派と言われてもどうして良いか全くわからずじまいです。
例えばお経一つとっても何を言っているのかさっぱりわかりません、他宗派のは意味はわからなくても言葉はわかるのもあります。

あなたの修行が足りないと言われても修行の仕方すら誰も教えてもらえないです。
般若心経は解説等たくさんありますがそのほか話目にすることはありません。

もう少し誰にでも平易にわかりやすく教えてもらいたいといつも思っていますが。

日本の仏教界はこんなものなのでしょうか?

お坊さん忙しいのでそんな暇はないのでしょうか?


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お寺関係はアンテナの張り方が独特でいけないのですよねぇ…

そうなのですよねぇ…結局、日本仏教で最大の問題はコミュニケーション不足なのです。海外のどこに行ってもお坊さんはお葬式をしているし、インド仏教でも日本と同じ没後作僧(もつごさそう)というスタイルの葬儀をしています。なのに何故か(三分の一が新興宗教発で、三分の一が出版部数信者の物書き発で、三分の一が自分だけが良いお坊さんヅラした偽善者発だなんて口が裂けても言えませんが)世間ではお坊さんが葬儀をするのは日本だけだ!という話という話になっていました。このような的外れな批判を外していくと、大概の問題は説明不足やコミュニケーション不足に帰結します。

実際のところですね、東京は人口に対してお坊さんが足りていません。江戸から東京になって人口は10倍になっているのに、おそらくお寺の数は江戸時代から大して変わっていません。だから法事もパッパッと終わってしまいます。昔はお坊さんと一緒にお斎の席について、そこで対話をしていたのですよね。でも、日曜日に法事を1人で5件6件と回さないといけないとなると無理が出ます。お寺に限りませんが、人と人との繋がりという意味では田舎の方がお勧めです。今月は法事が無かったなぁ…誰か来てくれないかなぁ…というお寺がざらです。

でも、東京だからといって全く繋がりが無いわけではありません。お寺さんを食事やお茶に誘ってみてはいかがですか?喜ばれるお坊さんは喜びますし、遠慮なさるお坊さんは遠慮します。
あるいはよほどマンモス寺でない限り、アポを取ってお寺に行けばお茶なりコーヒーなりで一服しながらお話できます。
少人数の坐禅会やプチ修行のような場に参加なされば普通に話せます。
もしくは法座というものもあります。これは法話のようにお坊さんが一方的に話すのではなく、一般の方々の小グループの中にお坊さんも参加し、ディスカッションのような形で話し合おうというのを目指すものです。ただし法座は宗派によって実施状況に偏りがありますので、お目当ての宗派で見つけるのが難しいかもしれません。

受け身に回らず、自分から対話の機会を作ればいくらでもお話しできます。お寺側から見ましても、いつもお寺に親しくして下さるお檀家さんと、どことなく一線引いていらっしゃるようなお檀家さん、ほとんど全く顔が見えないお檀家さんというのはいらっしゃるものです。ぜひお寺の深いところにいらっしゃってください。

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おきもち

曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み)。仮面系お坊さんYouT...
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大歓迎です

おそらくお坊さんは大歓迎です。
全員とは言えませんが、ほとんどのお坊さんは、もっとお寺に訪ねてきて欲しいと常々思っています。
不在の時に来てもいけないので、事前に電話はしてください。
1人で気まずいなら、ご家族や、他の檀家さんや、ご友人ともご一緒にどうぞ。
少し話をするだけなら、お布施は用意しなくていいです。
また、私の寺の念仏会のように、毎月何か行事を行っているお寺は多いと思います。
そのような時に質問してもいいと思います。
また、最近都会ではお坊さんの居るバーや喫茶店もあるようです。

なかには対応の悪いお坊さんもいるかもしれませんが、大歓迎のお坊さんもたくさんいるので、遠慮なく電話などして探してみてくださいね。

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おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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具体的には

「かかりつけ医」のような固定的な関係を…お望みでしたら座禅会・念仏会などが宜しいかと存じます。

「多くの、バリエーション富んだ」がご希望であれば、ご紹介します。私もメンバーで入っておりますし、ここhasunohaと掛け持ち(両方参加している)方もいらっしゃいます。
一般社団法人 仏教情報センター テレフォン相談
0338117470
です。ここと同じように超宗派で、曜日ごとに当番の宗派のお坊さんと話ができます。私も先日行ってきました。最近は件数が増加傾向で、「30分を目安に」という注意書きが貼ってありました。
電話のやりとりですので、文字よりは感情なども伝わってきますし、楽しいです。無料です。

他にも、お坊さんの団体に属している僧侶の方はhasunohaに大勢いらっしゃいますので、ご紹介いただけるかも知れません。

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おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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質問者からのお礼

世界の宗教の多くは生活と密着しています、(全てではないですが)キリスト教では毎週日曜日に教会に行く、イスラム教では決まった時間にメッカの方に向かってお祈りするなど、日本では仏教徒でも信徒でも多くは節目でしか聖職者?(お坊さんや神主)接触はないです、その中でも法事と葬儀が一番多いですが個人的な話をする時間などなく、他の時間はなかなか縁遠い所になっています。

海外の映画やドラマを見てもそのような状況が表現されていますが日本のドラマや映画にはほとんど見られません。
もっと身近な生活に溶け込んだ形でのお坊さんや神主さんとのコミュニケーションが欲しいと思っています。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ