住職としての夫への尊敬
仏教の事は何も分からず、
在家よりお寺へ嫁ぎ二年となります。
住職の夫と二人での生活で、夫に
色々とお寺の仕事なども教えてもらいながら、仲良く生活しております。
「夫」として、本当に優しく何の不満も
ないのですが、私が嫁いでしなくなった事があります。
朝晩のお勤めです。
する、しないは自分の事だと思うので、
何も言っておりません。
私は、夫に教えてもらったように、
朝晩本尊様にお供えし、
手を合わせると詫びる思いが浮かんでくるようになりました。
住職として法話などで最もな話をしていても、
少しずつ夫への尊敬が薄らいでいるのが現状です。
私の気持ちの問題だと、離して考えてみるものの、本尊様に手を合わせれば、涙が出てきます。
大好きな夫だからこそ、
いろんな心の工夫を教えてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
叱り飛ばしてください!
唄を忘れたカナリヤは、
という唄がありますが、
お勤めは自分自身の存在の証明です。
お勤めすることが、
私の僧侶としての証です。
私は長い間、サラリーマンをしていましたので、夜のお勤めをしませんでしたが、朝のお勤めは50年間以上
かかしたことは、ありません。
家にいる時は、お水、お仏飯、お茶を
必ず自分で変えます。
出張先でも、西方に向かって
お念仏して、阿弥陀さまへの感謝行をしています。
弛んでます。叱り飛ばしてください。
性根が入らなければ、
檀信徒の皆さまに示しがつきませんし、日頃お勤めもしないような、
坊さんに法要をお願いしましか?
私ならそんな坊さんには依頼しません。
膝を詰めてキチンとお話されたら、
如何でしょうか?
お気持ちを率直に。
お念仏がこぼれますねぇ
琥珀 さま、御質問頂き有難うございます。お寺に嫁がれて苦労されたと存じます。住職さまが、朝晩の勤行をされないという事ですが、なかなか坊守さまとしては受け取りにくい事だと思います。住職さまは布教等でお寺を離れられるのでしょうか。それとも私みたいに兼務しておられるのでしょうか。私も朝晩のお勤め以外に門徒参りをさせて頂いておりますが、本当に住職としては大変ですが、「頑張ろう」と思います。本来、徳度で「僧侶の心得」の中にあるように「終身僧侶の本文を守り勉学布教を怠らない事」とありますので、これを忘れてはいけないと思います。住職の代わりに坊守さまがお参りされてはどうでしょうか。それで、坊守さまも頑張って得度を受けられたらお寺が良くなるのではないですか。合掌
支え合って仏道を歩んでください、追記
お寺のお勤めはそれぞれですからね。
気になるならご主人に聞いてみてはどうでしょうか?お勤めしなくてもいいの?って。
曹洞宗ですから、詳しくは知らないのですが、一番大切なことはやはり禅なのではないでしょうか?
執着、囚われ、思い込み、妄想などに自分が振り回されないことですね。
ご主人に対する妄想を捨て、現実に会話すること、これが大切だと思います。
本尊様はお釈迦様かな?
考え方はそれぞれですから、お釈迦様が本堂にいると思って朝晩挨拶をする、お勤めをする、それもいいですし反対に、お釈迦様はすでに亡くなっているという現実を直視し、朝晩お勤めをすることよりも、お釈迦様の教えを実行することに集中する、という考えでも間違いではないと思います。
なにはともあれ、現実の会話をして、お互いに支え合って仏道を歩んでくださいね。
追記
いくら心を工夫しても、そこには妄想や思い込みが含まれますからね。それよりもリアルなご主人との意見交換が大切ですよ。
単なる怠慢なのか、あるいは、先代のご住職とご主人の仏像崇拝についての考え方の違いがあるのかもしれません。なにしろ禅宗は元々仏像崇拝しない教義だったと聞いたことがあるので。理由は本人のみ知るところ。私も勝手に想像するわけにはいかないです。
とはいえ、手を合わせて、仏教を説いたお釈迦様に感謝し、自分を生んでくれたご先祖様に感謝する、このくらいはしても良いと思いますけどね。
せっかくお寺に嫁いできたのですから、仏教について、禅について、悟りについて、ご主人に色々聞いてみましょう。
質問者からのお礼
慈敬寺 堅田正樹ご住職様
ご回答くださり、誠にありがとうございます。
夫は仕事を兼務しておりません。
一緒にいる時間も沢山あります。
まだまだ勉強不足で失礼な話かもしれませんが、ご本尊様は私にとっては「一緒にお寺に居られる尊いお方」という存在です。
決して、怒られたりされないとは分かっているものの、夫へ対して私の心が動いているのを感じざる得ません。
お経もまだまだな感じですが、
私に出来る事はしていこうと思います。
そうしていく内に、、、と期待をしてしまう私はやはり、まだまだですね。
ありがとうございました。
圓常寺 聖章様
ご回答くださり、誠にありがとうございます。
言われるように、「現実に会話」をするのが、一番の解決方法と思います。
修行を重ねてきた本人が一番よく知っている事だからこそ、私が正論を言う気はありません。
なので心の工夫を教えて頂きたいのです。
一人より二人となり、よりお寺を守っていく事に私も努力いたします。
ありがとうございました。
浄光寺 三浦康昭ご住職様
ご回答くださり、誠にありがとうございます。
ごもっともなご意見で、同じ道を歩まれているお方にそのように叱っていただけたら、
本人も一番響くと思います。
結婚し、1人でしてきた事が二人でするようになり、単なる怠慢な事を願います。
やはり、きちんと夫婦としても、
話してみようも思います。
ありがとうございました。