hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

上司のパワハラ

回答数回答 2
有り難し有り難し 66

上司のパワハラに限界を感じています。
会社に行きたくない、辞めたい…。

ある上司は
小学生以下だ、このレベルは中学生でも解るぞ!

普通ならあなたのような人間はこの会社には必要ない!

とか言われます。
確かに頭は良くないですが…。
普通校卒業なのに理系大学ような公式やら計算等を要求をしてきます。

もう一人の上司は
威圧的で自分勝手で嫌いな部下の意見を聞こうともしません。
名前を呼ばれるだけでドキッとしてしまいます。

とにかくこの場から逃げたい。
逃げたいけど家族を養うためには我慢しなければなりませんが、もう限界です。
どう考えを切り替えればこの生き地獄から逃れられますか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

辞めてもいい、逃げてもいいと声に出してみる。

ひろ様
こんにちは。拝見させていただきました。

上司のパワハラ、威圧的な人。一緒にいたくないですよね。心中お察しいたします。まずはあなたが感じていること、つらいという気持ちを自分自身で認めてあげてください。頑張ってるなと自分に向かって言葉をかけてみてくださいね。

人間がつらいのは「自分の気持ちに嘘をつきながら生きること」だと思います。例えば「何の障害もなかったら自分はどうするのだろう」「自分が笑えるのはどの方向だろう」と考えてみてください。そして「辞めてもいい」「逃げてもいい」と声に出してみる。あるいはむかつく気持ち、怒りの気持ちを大声で言ってみる。我慢できるラインを自分で決めましょう。

無責任な言い方になってしまうかもですが、辞めてもいいと思います。逃げてもよいと思います。このつらさに耐えているあなたですもの。他のどんな仕事だって頑張れると思いますよ。ご家族にも思い切って言ってみることをおすすめします。

自分を責めないでくださいね。あなたは今「怒られてあげている」のです。「気持ちのはけ口になってあげて」いるのです。何時までも甘えさえる必要はないと思いますよ。その人の為にもなりません。引き際を準備しましょう。

どうぞ会社の評価だけで「自身の評価」を決めてしまわぬようにしてくださいね。あなたは立派な方です。

合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

御縁があって一般人からお坊さんになりました。現在は小さなお寺の住職をさせて...
このお坊さんを応援する

蜜蜂のように

昔のインドは(今もかもしれませんが)自然が豊かで、お釈迦様はその自然を見て様々な事を弟子に説きました。
例えば、蜜蜂が花にとまって蜜を吸うのを見て、弟子に説きました。

あの蜜蜂を見よ。鮮やかで良い香りの花にとまっても、蜜蜂は蜜だけを吸っている。綺麗な花びらや、良い香りは取らずに、蜜だけを吸っている。お前達もこうでなければならない。

つまり、必要なものだけを取り、不要なものはとってはいけない、という事です。
例えば上司の言葉に当てはめてみるとどうでしょうか。
上司の言葉だけをとっているでしょうか?
声の大きさ、激しさ、口の悪さ、悪意、表情、そのような不要なものまでとっていませんか?
不要なものは無視して、必要な言葉だけを受け取ってみましょう。
冷静に言葉だけを受け取るように努めてください。
名前を呼ばれたら、「はい」とか、「お呼びでしょうか」とか、冷静に言葉だけを受け取って返事をするのです。それ以外の上司の表情や性格などは受け取ってはいけませんよ。言葉だけです。怒ってるのかな?とか、余計な事を考えないようにするのですよ。

また、計算は勉強するしかありません。先日80歳に近い知人の方が小学校の算数の参考書を読んで勉強していました。どの学校を卒業したとか、頭が悪いから、とか思わずに、基礎から勉強していきましょう。今は参考書もネットもあるので勉強し易い時代ですからね。

命より大切な仕事は無いと、最近メディアでよく目にします。その通りだと思います。
決して死ぬ事を考えてはいけませんよ。
同じ考えるなら、どうやって死ぬかよりも、どうやって生き抜くかを考えていきましょうね。
身近に相談相手が居なければ、心療科や心理カウンセリングなども利用してくださいね。

{{count}}
有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

余計なことも受け取っていました。
上司の顔色を伺ったり。
もう少し頑張ってみます。
ありがとうございました。

けんじゅ様

心に響くお言葉ありがとうございます。
「怒られてあげている」「気持ちのはけ口になってあげて」いる。
なるほどそう言う考え方もありましたか。
現在はいつでも辞める覚悟で「退職願」を準備して頑張っています。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ