夫の受け入れ方
夫がなんちゃって鬱です。
昼間は寝まくって夜に起きて、俺は鬱なんだー眠れないとかいいます。
ちょっときつく言うといじけて布団から出てきません。
子供と遊ぶ約束をしてても平気で反古します。
注意すると、俺を追い詰めるなーといじけます。
優しくしろと言いますが、子供が乳児の時には一度も夜泣きの時にはあやしてくれず、私が泣きながら助けてと言っても無視で、疲れて帯状疱疹になって、入院してくださいと言われた時も、むりーと一言…結局家で療養です。
そんなこんなで、私が辛い時は助けてくれなかったくせに!と優しくできません。子供が近頃不安定になっていけないと思いつつあの時が頭をよぎり優しくできません。
どのように心を持てばよいでしょうか
どうか教えてください
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
まずは相手とぶつからない
まずは相手と現実世界においても、ご自身のインナーワールドにおいてもぶつかり合わないことです。
受け入れると受け入れざるとにかかわらず、一つ屋根の下で同居している以上は、ご主人という存在がドーーーンとある。この状態を拒否、拒絶はできないです。
できないのに拒絶したいから矛盾で苦しいのです。
こういう考えはどうでしょう?
ものの根本として目玉や耳はご主人を嫌いません。
ただ、そこにドーーーン、と映るだけ、音がするだけです。
自分の心がご主人を問題視した時にだけ邪魔者、問題になるだけです。
しかも、ご主人のいないところでまでもご主人を邪魔、問題にしても、当の本人は全くお構い無しにケロリとしている、寝てるかもしれない、トイレ入っているかもしれない、としたらあなたが問題視して自分の毒ガスで苦しむだけ、損です。
たった今、これをご覧いただいているときも甘えんぼご主人はピコピコ好きなことをされているかもしれません。でも、あなたが問題視していなかった時は、あなた自身もケロリと忘れていてたはずです。それがちょうどいい距離感です。
過去のことを根にもって憎しみを強くすると、その毒ガスエネルギーで自爆してしまうのは、あなただけです。損、損。
道元禅師は正法眼蔵の葛藤の巻で、このことを示しておられます。
およそ人間は心身に巻きついた葛・藤のごとき不都合なものを邪険にしますが、木にまとわりついた葛藤がただ巻きついているだけであって、それがそのまま同居していて全く問題になっていないものの見方を学ぶべきであると。(大意)
例えば、あなたが体の何処かに不調があるかもしれませんが、たった今はそのことを忘れられていた時があったはずです。ひょっとすると家のローンや義理の父母のことや子供の問題、夫婦の問題も山積みであられるかもしれませんが、ふと、ケロリと忘れていたはずです。
私もお寺の借金がありますが、問題視していない時はへっちゃらなのです。
「問題視すれば問題が起こる」だけなのです。
まずは、あなたが過度に毛嫌いせず、癇癪、ヒステリーなく、そのままのご主人をものともしないように接していれば、コミュニケーションが上手にできるようになり、あなたを避けるようなこともなくなると思います。
否定、批判、非難、これは相手がますます距離を持つ、逃避されると思いますのでお控えになられた方がよろしいかと思います。
無理に優しくしなくていいと思います
お疲れ様です。旦那さんはもちろんでしょうが、相談者さんご自身がかなりお辛そうですね。泣きながら助けてと言う、という状態はかなり深刻です。これで相手に優しくしろというのはかなり無理があるでしょう。子どもさんのことも心配されているようですね。くれぐれも独りで抱え込まずに、可能ならばお互いのご両親やご友人に相談されるなどしてください。
詳しい状況は分かりませんが、優しくしなければいけない、ということで自分自身を責めないでください。もしかするとご主人も〇〇しなければいけない、というのが辛いのかもしれません。
まずは状況判断。イライラしたら「あー、私の心はイライラしているんだなー」と確認してみてください。ご主人の気持ちも「あー、辛いんだろうなー」と確認する、そういう受け入れ方はいかがでしょうか。
ご縁あっての夫婦
ゆきこ様へ
ご縁があって夫婦となりました二人。
きっと旦那様にもいいところがあるのでしょう。
先日先輩夫婦に聞くと
長く夫婦生活を送る秘訣は
お互いに期待しないこととの回答をいただきました。
優しくできないのも本音。
でも夫婦であるからどうにかしたいのも本音。
それぞれ本音で向かい合い生活するのはどうでしょうか。
せっかくのご縁です。
大切にしてください。
きっと意味があるはずです。合掌
心の病について
ゆきこ様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えとなります。
旦那様は保健所への相談や心療内科への受診などはされましたでしょうか?お仕事はどうされていらっしゃるのでしょうか?
夫婦生活も子育てもバランスの良い相互協力が大切なこととなります。このままゆきこ様の一方的な負担となってしまっていると、やがてストレスで身体を壊したり、不満が募ることによって夫婦仲が更に険悪な状態となったりすることを危惧致します。また、子どもへの影響も心配なことであります。悪い場合には、育児放棄や虐待にも繋がりかねないと存じております。
旦那様が本当に鬱病であるならば、保健所への相談や心療内科への受診によって、適切な治療を受けるのと、周囲の適切な対応によって、初期の場合では比較的回復は早いのではないかと存じます。もちろん、心の病の回復には、ある程度時間が掛かることは、前もって考えておく必要はありますが・・問題は、軽度の鬱病が、やがて躁鬱や統合失調症などに移行してしまうと、更に治療・回復に時間が掛かってしまうことになりかねません。
よく正式に鬱病と診断されたら嫌だ、プライドが許さない、認めたくない、差別が怖いとして、受診を拒否される方もいらっしゃいますが、現在は、心の病に対しての社会的な理解もある程度深まっており、また、周囲の方たちがどのようにして接したり、声を掛けたり、見守ったりすべきかも回復へ向けてはかなり重要であり、必ず周囲の支援・協力が必要となります。
更には心の病に対しての公的な助成・扶助も色々と利用することにより、早期の社会復帰も可能となる場合もございます。
しかし、もしも本当に「なんちゃって鬱」の場合であるならば、互いのご両親、ご兄弟、ご親戚等も含めて事情を説明して、相談し、旦那様にしっかりとして頂けるように説得はすべきであるかとも存じます。保健所への相談でも構わないかと存じます。
仏教では善因善(楽)果、悪因悪(苦)果の因果関係を誠に重視致します。とにかく、このままにて不満、ストレスを溜め込みすぎていけば、多くの煩悩と結びついて、それによって、様々に悪いこと、悪い結果へと繋がっていきかねません。
どうにかして状況を改善していけるように、心持ちを前向きにして対応していかれることをお考え頂けましたらと存じております。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
川口さま、shunkouさま
回答ありがとうございました。
すぐにお返事いただけたので、私にも見てくれてる人が!とうれしく思いました。
クリニックには通ってますが…かんばしくないです。
ゲームとか好きなことはできるんですけど(苦笑)
優しくしなくていいに目から鱗がおちました。
まず自分の気持ちを受け入れてみます
煩悩と結びついてさらに悪循環!恐ろしや~
ゲスいですが、自分のために何とかこの気持ちと折り合いをつけていきたいです。
ありがとうございました
丹下さま
回答ありがとうございました。お返事遅れてごめんなさい。
イライラしてるの確かに損ですよね…自分のためが回りにも良い感じになれば嬉しいです
優しくしようとか、こうあってほしいとか、気にしすぎてたのかもです。
スーッと平坦な気持ちを心がけていきたいです
ありがとうございました。
鈴木さま
回答ありがとうございます。
結婚したのですから何とか折り合いつけてやっていきたいです
修行のようですね~^^: