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義両親との同居が苦痛です

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私は結婚して13年が経ちます。結婚当初から義両親と同居しています。夫は長男で、弟の次男がいますが、独身で一緒に住んでいます。
子どもが欲しかったのですが、なかなか恵まれず、不妊治療を10年していましたが、今年に入り治療をやめて特別養子縁組を希望して、里親認定登録をしました。
義両親からは子どものことで散々色々言われ、そのことだけではありませんが今までとても嫌な思いをしてきました。でも私の実両親はすでに他界していて、その時には義両親から実家の相続問題など、特に義父から色々力になってもらい、それには感謝の気持ちはありますが、でも正直、今の関係上とそして子どもが授からないこと、そして私の性格的なことや人間性のことで否定的なことを散々色々言われ、そのせいか感謝の気持ちすら持てません。正直、憎たらしいとまで思っています。

夫の実家は農業で、義両親は継いで欲しいと願っていますが、今は不妊治療費のローン返済もあるため、掛け持ちでバイトをしています。不妊治療費も義両親から援助をしてもらっていました。そのことに関しても感謝の気持ちを持ちたいところですが、どうしてもそういう気持ちを持つことができないのです。正直この援助は私にとっては苦痛でした。義両親は私たちに子どもが授からないことを心配していると言っていましたが、私たちのことを心配しているというよりも孫の面倒も見れない自分を心配していると思います。

同居していますが、いつも義両親とは会話は一切ありません。用件があるときだけ話す感じです。一緒にいるのは私が仕事が休みの日の食事のときだけです。
子どもができたら今の雰囲気も変わるだろうと夫は思っていますが、私は変わらないと思っています。別居すればいい話しですが、今はローン返済もあり経済的になかなかそうもいきません。義両親も陰では「これでは同居している意味がない。家から出て行ってもらった方がいい」と話している所を盗み聞きしました。そう思っているわけですから同居もうまくいくわけがありません。
この今の同居が苦痛です。義両親に感謝の気持ちを持ちたいのですが、なかなか持てません。嫌いで仕方ありません。心の奥底で「早く○ねばいいのに」とまで思ってしまいます。この生活がもう20年?続くのかと思うとうんざりします。早く子どもに出会えて楽しい生活がしたいと願っています。アドバイスお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

価値観の違いを認め合って。

さくらさん。大変ですね。お辛い事であろうかと思います。
しかし、義両親と打ち解け合えないのは、あるいみ当たり前かもしれません。
全く生活の方針も言ってみれば文化も違う家庭にあなたは居られるのですから。

結婚は言ってみれば異文化の交流に似ていると私は思います。
価値観も培われた習慣も違うのですから…。

もともと血の繋がった家族でさえ、価値観が違うものです。
ましてや違う家庭であればなおのことでしょう。

そういった関係性の中で、何か摩擦が生じるというのは、
恐らく「自分に取っての正義」を相手が踏みにじると感じる時かもしれません。

それが「許せない」という感情に繋がって来るように思います。

「正しい事」や「そうすべき事」は人によって全く違うと思います。
自分に取って正しい事は、人にとっても正しいとは限らないと思います。

そういった場合、どうしたら仲良く暮らせるのか…。
まず、自分はどういう時に嫌だと思うのか、どんな価値観を持っているのか、
そして自分以外の家族はそれぞれどんな価値観を持ってどんな思いが有るのか
良く話合う事が大事ではないでしょうか?

ただ、歳を取るとなかなか自分以外の価値観を受け入れられず頑固になる傾向があるように思います。
ですので、相手に自分の価値観を受け入れろと言っても無理な場合も多いかと思います。

そんな時は、あなたが自分だけでもそれを実行すればもしかしたら気持ちがかなり楽になるかもしれません。

しかし、やはり腹も立つでしょうし憎たらしいという感情も出ると思います。

そういう時は怒っても良いし、憎たらしいと思うのも良いと思います。
怒る時は怒っても、怒りが冷めたら
批判をせずに、それは価値観の違いから来ると冷静に分析してみましょう。

価値観の違う相手と意見が食い違ったり嫌な思いは当然起こります。
だから、嫌な感情だけを気持ちに残さないで、
見方を変えて、価値観が違うからこそ自分では有り得ない良い所もあるはずですから
そこを探してみるのも良いのではないでしょうか?

それが見つかったら大いに喜んでみるとか。
何か自分に見つけたご褒美を出すとか…。
そういった工夫も投げ出す前にしてみては如何でしょうか?

子育てこそ、あらゆる価値観の違いに直面する機会であろうかとも思います。

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