母を救いたい
母がうつ病です。
うつ病が始まったのは、さだかではありませんが、だいたい5年ほど前からです。
母のうつ病は、ある大病を患ったことが始まりのようでした。おそらく、今まで抑えていたものが、甘えられる状況になった途端に溢れるようになり、ある意味素直になったのだと思います。
私はそれを悪いことだとは思いませんでしたし、思いをぶつけてくれることを嬉しいとも思いました。
1年ほどで病気は治りましたが、うつ病は治りませんでした。
私の家族は、両親と姉と私の4人家族です。父はどうにも母との接し方がうまくわからないようで、よく父が失敗をしては母が暴れます。姉は、あまり自分の考えを隠さずに意見してしまい、その場の雰囲気や母の機嫌を悪くすることがあります。
私は、家族みんなが家族の誰かを失う怖さを母の病気で学んだと思っていました。
父も姉も、最初は母に気を使っていたのですが、面倒になったのでしょうか、過ごしずつ今まで通りに戻っていきました。
私がどうにかするしかないと思いました。
そうはいっても、私は当時中学生。精神的にも未熟で、心理学の心得などはもちろんありませんでした。
必死で、母への接し方を探しました。自分なりに母を分析していきました。
母を落ち着かせられるのは自分だけだと思っていました。私がダメになったら終わりだと思っていました。
狂ったような母に接するのは、想像以上に辛かったですが、私だけが、と思うと踏ん張ってこれました。
今までそのように過ごしてきましたが、ふと気づいてしまいました。
最初は母のためにとやってきたことでしたが、いつからか自分が辛い目にあいたくない一心で母と接していました。母の機嫌を損ねないように、気を使い続けることが本当の家族に対してすることではないのではないか、と思いました。
その時から、自分がどのように母に接するべきなのか、わからなくなりました。
私は、母に優しい言葉と優しい行動を、そうするべきだという打算とともにつづけていくべきなのでしょうか。
家族ならば、本当に思っていることを伝えていくべきでしょうか。
諦めたいと思う自分をどうすれば律することができるのでしょうか。
長文になりましたが、何か一言でも、アドバイスを頂けると嬉しいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたの母・家族に対する優しさは必ず報われます。
きききさん、こんにちは。
中学生のあなたが、ここまで母のことで悩み、助けたいという気持ちを、心から合掌しています。
大人でも、うつ病の方と接するのは難しいのです。きききさんの行動に感動するのです。あなたの優しさの行動は必ずあなたの人生にとって大切な力を見つけることだと思います。
お母さんにはお母さんとしての人生と生き方があります。その中でうつ病を発生してしまいました。心の病ですがれっきとした病気です。治療が必要ですが、その治療には困難が伴いますし、きききさんの立場ではなかなか難しいと思います。
きききさんができることは、家庭が暗くなりがちになりますが、きききさんだけは太陽のように元気で家庭の中を生きることです。
その一つとして大切なのは、挨拶。たとえ母が挨拶しない、あるいは心の篭らない挨拶をしても、気にせず、元気に挨拶をしていきましょう。父にも姉にもです。あなたの笑顔が家庭を明るくしていくはずです。
二つ目は掃除です。うつ病になると掃除ができなくなる場合が多いです。汚いお部屋は心も暗くなります。きききさんが、積極的にきれいにしていきましょう。お花も飾るといいでしょう。
この二つを実践して、社会人になるまで無理せず地道に努力してください。つらいこともあると思います。もし吐き出したくなってそのようなプライベートを話せる友達がいなければ、私にでもメール電話して愚癡をいってください。一緒に母の快復を祈って厳しい人生と戦っていきましょう。
応援します!合掌
間違っていないと思います
あなたのやってきたことは間違っていないと思いますよ。これからもその調子でお母さんと接してあげてくださいね。
本心を言えないとのことですが、我慢し過ぎはよくありませんから、オブラートに包んで優しめに伝えてくださいね。
なお、いつかはあなたも巣立つ時が来ます。その時はお父さんに任せてちゃんと巣立ってください。
その時のためにも、お父さんに、お母さんへの接し方を今からアドバイスしてあげてくださいね。
あなたが一人前になって、社会人になって、幸せになることが、一番の親孝行なのですからね。