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借金のある旦那について

回答数回答 2
有り難し有り難し 13

私は結婚する前から、旦那の借金を立て替えて返したり、2人での生活費すべて出したりしています。
旦那は浪費癖、友達に見栄を張る、食べたい物や欲しいものが我慢できない所があり、収入より支出が多くなりがちで、いつも私が補ってきました。
ほんの少しずつですが、治ってきたように思い、結婚しました。
その後の喧嘩で、私の親に借金がある事を話す事となり、親は大激怒。
すべての借金を親が返してくれました。200万程。
そして、毎月旦那の給料のほとんどが親への返済となりました。
今の生活費はすべて私が支払ってます。
家の事も私がしています。
旦那は仕事をしては能天気に過ごしてます。
私も毎日がギリギリの生活で、今月の支払いができるかできないか不安の毎日です。
爆発して喧嘩しても、1週間や2週間は家事を手伝ったりするんですが、またすぐ元に戻ります。
私に苦労をかけてる事や、毎日私のおかげで生活できてることが全くわかっていません。
思いやりもなく、ただただ毎日が苦痛でしかならなくなりました。
もう、こんな変わらない思いやりのない旦那とは離婚をしたいと思っています。
結婚をしてしまった私はやはり馬鹿だったんでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

互いの悪いこと探しをするのやめない?

と切り出しましょう。今夜。ゼッタイに。いますぐにでも。
夫婦というものは、どっちが悪いだとか、どっちが働いてないだとか、どっちが苦労したとか言うと不平等感や、勝敗意識が生まれて相手が不足していると攻撃的になるものです。
事実あなたがそうなっているでしょう。あー離婚したーい!(ToT)という想いまでもが生じている。
もちろん旦那もわるいです。お金は飲むと人の分まで驕っちゃう悪い癖があるようですから忘年会シーズン、大金を持たせない様にすることです。
お互いに相手の悪い所探しばっかりだからイカンのです。
だから、夫婦和親条約を締結するのです。
どっちも、立場を代わることは出来ない。
お互いの足りない所を埋め合ってあげる。
ご主人のおかげであなたは助けれられていて、奧さんのおかげでご主人は支えられている。
そこを支えてくれていることに感謝し合える関係を作っていきませんか?とアナタがまず、男は子供ですから、ご主人に感謝して、そこから、この話を切り出してみてください。
すると、夫婦は円満になります。✨3回やってみて手ごたえ無ければごめんなさい。将来性を見越してこいつはダメだと思ったらシングルライフもいいでしょう。
もう一つ。夫婦間でそれぞれ、本当に欲しいもの、してほしいことを提供し合える関係を築き合わない?と第二次夫婦間和親条約を締結してください。
するとあなたが普段、コレヨカレあれよかれと思ってやっていたことは単にあなたがやりたかっただけのことで、ご主人にとってはどーてもいー事だったりします。それよりも、仮にですが「三度の飯よりもスマホ、ゲームができることが幸せ」だったり、という旦那の本心が出てきたりするものです。人によっては三度の飯よりおS〇Xの方がいいという肉食系男性もいます。世の離婚する男女はお互いに求めているものと提供しているものがズレまくっているのです。旦那さんも、奧さんに対して、奧さんも旦那さんに対して、あれこれしてあげている、してくれているつもりでも、どっちも超~カラぶっているからアナタも別れたいという気持が出てくるのかもしれません。
そういうのも達観して、生物的な可愛らしさとして受け止めてあげてください。
離婚したくなったらまたどうぞ。
話を切り出すタイミングを大切に。男性は仕事明けはゆっくりしたいでしょうから。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

200万、1年仕事すれば稼げる額

借金200万は大きい額ですが、1年仕事すればそれぐらいの収入にはなります。
もし今後、何かの理由(例えば出産)で1年間ほど仕事できないときがきたら、旦那だけが仕事することになります。
そしたら、その1年間は旦那だけが働くんだから、200万はすぐもとがとれる、という考え方もできます。
旦那は、何かあったときのバックアップ、保険です。

とはいえ、そもそも何を求めて結婚したのでしょうか?
結婚するときに求めていたものは、いざ結婚してみたらまったく無かったのでしょうか?
だとしたら、離婚も仕方ないでしょうね。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

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