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実母との付き合い方

離れて暮らす、母はデイサービスに通ったり、それなりに父と二人の生活をしているようですが、暇になると何の用事もないのに毎日のように電話をしてきて、こちらも「またか・・」と思ってしまうので、特に話さず、黙っていると「じゃあいいわ」と言って切ります。先日こちらのたまっていた気持ちをぶつけると「もう電話しない」と電話もこなくなりました。生活に張りがなくつまらない気持ちをくんであげて話くらい聴いてあげればと思い、冷たくあしらったこと後悔していますが、私は病気療養中で体思うようにいかず、おおらかになれないのかもしれません。間違っていたのでしょうか・?

家族親族
有り難し 53
回答 5

質問投稿日: 2013年6月5日 14:17

回答は各僧侶の個人的な意見であり仏教教義や宗派見解と異なることがあります。答えは一つとは限りません。多くの回答(法施)からあなたの人生を探してみてください。

「またか」という見方を持たずに、新しく出会う。

似たようなことが続くと「またか・またしても」と思いがちですが、厳密にはこの世には同じ出来事、同じものは何一つありません。
全く同じ焼き鳥を焼いてもらったとしても、それは鳥も違えば、部位も切り方も串も刺し方も焼き加減も違うものです。
タレと塩で分ければ味も異なります。
たとえがヤキトリで不適切でしたが、どんなものも別物です。
何百回同じことが続いても、それはその度に新しいことである、という認識を強くお持ちになってください。必ずいつか毎回新しい出逢いに辿り着けます。
毎日見る同じ景色であっても、自分も世界も少しずつ変化、熟していっているのが、この世の法則です。もし同じ物があったら高額で買い取りますので持ってきてください。

以下は悟りへの修行だと思って日々、ご精進願います。
それは絶対に「またか」を持たないことなのです。
「またか」は真実を正しく見ていないあり方なのです。
それは考えというフィルターを通して過去の同じ体験を思い起こして世界を観ている、誤ったものの見方、過去のものを見てしまう、邪見なのです。
今、目の前で出逢っている事は皆 人生で初めての出来事です。

新しく出会うということは「またか」「過去にこういうことがあった」という我見のフィルターを通さずに接することなのです。

坐禅会に参加されていたある方が次のように問題を解決されました。
初期は親の認知症に苦しみ「同じことばっかり言って」と嘆かれていました。
その後親御さんが同じことを繰り返し「またか」という気持ちが起きたとしても、それを即座に「これはこれで新しいこと」「さっきのそれとは違う」と自分に言い聞かせて「またか」を止める習慣を心がけて接していたそうです。すると、ある時から「またか」という思いを持ち込まずに接せるようになれたということです。
「今までは、母が同じことを言うたびにイチイチ腹を立てていましたが、どうやらそれを“同じこと”にしてしまっていたのは、私の考え・思いを通した間違ったものの見方であるということが分かりました。それ以来、世界のは同じものが無いということが知識ではなくて体感としてよく分かり、毎日人生が輝かしいものに変わりました」(^.^)と。

どんなに同じことを繰り返されても「またか」のものの見方を持たないことは「新しく出逢う」心のあり方を体得する大切な修行です。

5年6ヶ月前

金子みすゞ『こころ』

uk46さん

親、特に母親というものは、自分の全存在で子どもを慈しみ育んで下さいます。それに対し、子は同じようには親を思えないものなのでしょう。

仏教に「五逆罪」という言葉があります。仏教的に見て、非常に重い5つの罪のことですが、その中に「殺父・殺母」があります。
実際に親を手にかける、という事だけではなく、自分を大切に育てて下さった親をないがしろにする事も含まれていて、誰もが避けて通れない道なのだと思います。

私にもだいぶ年配となった親がいて、比較的近いので週に1回ほど顔を見に行っています。しかしこれが毎日行かなければならない、自分のやる事や家庭を犠牲にしなければならない、となったら出来るかどうか。もし出来たとしても心の中で「忙しいのに! 面倒だ!」と「殺母」をしながら過ごす事でしょう。

uk46さんがお母さまへとった態度は「殺母」なのかもしれないですが、それを後悔し、間違っていたのでは、と反省なさっています。そのお気持ちが大切なのだと思います。
そのお気持ちがあれば、次の機会に優しく接せられる種になるのではないでしょうか。

金子みすゞさんの詩をひとつ、ご紹介します。

『こころ』
お母さまは大人で大きいけれど。
お母さまのおこころはちいさい。
だって、お母さまはいいました、
ちいさい私でいっぱいだって。

私は子供でちいさいけれど、
ちいさい私のこころは大きい。
だって、大きいお母さまで、
まだいっぱいにならないで
いろんな事をおもうから。

5年6ヶ月前

ごめんなさいね おかあさん

uk46さん、こんにちは。

人は、ふとしたことでイライラしたり。落ち込んだり。楽しくなったり、と。まるで万華鏡のように心は変化していくもののようです。

毎日毎日、電話して(お母さんったら)。たいした用事もないというのに拘束されて。なんなのこの時間は。疲れる。

両親に優しくできない、ちょっと努力すれば出来そうなものが・・・していないのは自分が**なせいだ。
”生活に張りがなくつまらない気持ちをくんであげて話くらい聴いてあげればと思い、冷たくあしらったこと後悔していますが、私は病気療養中で体思うようにいかず、おおらかになれないのかもしれません。間違っていたのでしょうか・?”とuk46さんは心では思っているけれど・・・。

ここにいるお坊さんに対しては、気持ちはじゅうぶん伝わっています。
では、あなたの御両親や、ご主人の親には伝わっているでしょうか。かかってきた電話で、つい言ってしまったきりでしょうか。
もし大変ではなかったならですが、手紙を書いてみてはいかがですか。
電話は簡単にかけることができます。たいした用事がなくても、口からベラベラ言葉が出ることも。
手紙も同じです。たいした用事がなくても、文字にすることはできます。ただ、手紙と電話が違う部分は、「手紙の文章が、文字を書いている自分にも語りかけてくる」という点です。

そして、親御さんから電話がかかってくるのではなくて。こちらから仕掛けましょうか。
もちろん、電話で毎日一時間や何十分も話すことなんてないですよ。電話し続けるなら、せめて安否確認くらいの気持ちで電話してみましょうか。

あとは、あなたが手紙をかくように、親御さんにも手紙を書いてもらうとか。書き損じたら、書き損じたまま送ってしまうことです。
根本的な解決・・というのは手探りするしかありません。やり方を変えてみましょうか。
『ごめんなさいね おかあさん』と書くだけでもいいかもしれませんね。

5年6ヶ月前

三度に「父母恩重経」について

uk46様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えとなります。

「父母恩重経」は下記問いにおきましても扱わせて頂きました。

問い「親不孝すぎて辛い」
http://hasunoha.jp/questions/142

問い「夫と別居せざるをえない状況で両親の介護をしています」
http://hasunoha.jp/questions/125

http://ja.wikipedia.org/wiki/仏説父母恩重難報経

もちろん、「父母恩重経」は中国にて成立したお経で、儒教の影響が濃く、偽経説が有力ですが、その内容は父母の恩を考える上においての大切な内容があるかと存じております。

おそらく、uk46様のお母様は、いつまでも「娘」は自分の子どもであり、特にuk46様が病気療養中でもあるため尚更にご心配であられるのではないかとも存じます。

お母様は、声を聞いて、元気なことをご確認致したいのではないだろうかとも思います。大丈夫だよ、心配ないよ、元気にしているよとお伝えになられる中で、やはり少し毎日ではしんどい、もう少し頻度を減らしてほしいとなりましたら、例えば、毎回の電話では、電話代も掛かること(家族通話無料でしたら構わないのですが・・)ですので、お母様が携帯やパソコンをお持ちでありましたら、メッセージ・メールでのやり取りとしたり、FAXがありましたら、FAXのやり取りでも良いのではないかとも存じます。その方が電話より、お互いに幾分か時間や都合などでも余裕や融通が利くのではないかとも思います。もちろん、お母様がご高齢で、携帯やパソコンなどの機械に不得手でしたらやはり難しいかもしれませんが・・

ただ、この機会に「父母恩重経」における親の十恩からでも、これまでのお母様から頂きました恩をお感じ頂けまして、少しでもおおらかなお気持ち、受け入れて差し上げれる余裕もお持ち賜われましたらとも存じております。是非、下記ページにございます、親の十恩の内容をお読み賜われましたら幸いに存じております。

http://ja.wikipedia.org/wiki/仏説父母恩重難報経

川口英俊 合掌

5年6ヶ月前

uk46様。

此処で大切な事は、お互いにお互いを「慮(おもんばか)る」と言う事でしょうね。
他を思いやる心が、お互いに欠落していたという事ですね。
其れを心して応対なされば、宜しいと存じますよ。

5年6ヶ月前

質問者からの有り難し - お礼

回答を下さった皆様ありがとうございます。次女(10歳)にも同じようなアドバイスをされました。「相手の気持ちになってあげて」と・・・。私も実母なので甘えがあるから、自分の都合のことばかりになってしまうのでしょう。わかってくださり、おしえていただきありがたく思います。まだまだ感謝の念が足りない人間だとしりました。ありがとうございました。

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