hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

看護学校に通うかの迷い

回答数回答 5
有り難し有り難し 40

今色々な事で悩んでいます。
その中に進路のことで悩みがあります。

私はいま経理の仕事をしています。転職をして半年程です。
経理の仕事は正直やりがいがありません。毎日同じ繰り返しであまり人と接する事がなく、辛いときがあります。
今のご時世仕事があるだけとても恵まれていると思います。正社員で雇っていただきとても安定しているのですが、このままでよいのか迷いが出てきました。

私は高校時代に進路でとても迷い、看護師か保育士か文系の大学でとても悩んだ時期がありました。
気持ちとしては保育や看護に興味があったものの、私には無理だと思い、また親に言うのも恥ずかしく、文系の大学に進学しました。
その後、経理職に就職したものの、人間関係にはとても恵まれていたものの、このままでいいのかという思いがでてきました。
その時も看護に興味があったものの私には無理という思いがあり、もう一つ興味のある保育士の資格を働きながら独学で試験で取得しました。
その後せっかく資格を取得したのだからと保育園にしかも正社員で採用していただいたのですが、仕事が全く自分に合わずたった一年で退職。
再度経理に就職し、現在に至ります。
未だに看護への想いがある中、最近親友と食事をしました。
そこで親友が看護学校の受験のタメ勉強してると知らされました。
それを聞いてなぜか心がざわざわし、何とも言えない気分になりました。
私が悩んでいることは
まず、現在転職して半年。周りの方にはとてもよくしてもらってるため、心苦しいこと。
そして、保育士に受かった時両親はとても喜んでくれたのにそれをまた裏切ること(両親には看護の事は話してないです)
そして現在30歳のため看護学校卒業は34歳くらいになること。
私は子どもが好きで早く結婚して子どもが欲しい気持ちがあります。現在独身ですが、結婚願望があり、子どもが欲しいです。34歳からの妊娠、正直妊娠出来るかも不安です…

そうなると結婚して子どもを育てて落ち着いてから看護学校を受験した方がいいのかとても悩みます。
色々と悩みすぎて疲れてしまいました。
私が看護師になりたい理由は人の役に立ちたいからです。

ただ保育士がだめだったことで自信をなくしてしまい、もし看護師もだめだったらという思いもあります…

どの道がよいのでしょうか。
読んでいただいてありがとうございました。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 5件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

チャレンジしてみては?

結婚・出産のことや、保育士のように思った通りに行かない可能性を考えると、若い頃のようにはリスクは取れないですよね。でも、ひとみ様の文面から、看護師にチャレンジしないときっと後悔するだろうなぁと感じました。

在家出身の私は30歳で脱サラし僧侶になりましたが、それは受け皿の今のお寺があってのこと。リスクはほとんどない状態での転職でしたから、ひとみ様とは比べようもないですが、周りのお坊さんに比べればかなり遅いスタート。しかも全く知らない世界に飛び込んだ訳ですが、でも結果としてはチャレンジして良かったなぁと今では思います。

ひとみ様のそのザワザワした心を落ち着かせるには、チャレンジしかないように思いました。

{{count}}
有り難し
おきもち

和田隆恩
 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生ま...
このお坊さんを応援する

「役に立ちたい」という志は立派だけど、もっと視野を広げよう

ひとみさん、こんにちは。吉田俊英と申します。

 文系の学部に居て独学で保育士の資格を取り、就職。仕事が合わなくて退職したけれど、現在の会社で経理の仕事に従事している。「大学は出たけれど」という言葉が流行語になった時期が昭和の時代にあったそうですが、いつの時代でも就職に成功する人も居れば、就職に失敗する方も居ます。そういう意味で、ひとみさんは有能な人材と評価された訳ですし、就職に関して傍から見れば恵まれた結果を得ておられると思います。但し、「仕事が全く自分に合わずたった一年で退職」という結果になり、現在の「経理」という仕事にもあまり魅力をかんじてはいないようですね。

 人の役に立ちたい、人の役位経つ仕事をしたい。」と考えることはたいへん良いことだと思います。では、何故「看護師」なのでしょうか?既に経験してきた保育や経理だって、「人の役に立つ仕事」だと思います。看護師は立派な仕事であり、人の役に立つ仕事だと思います。しかし、「看護師だけが人の役に立つ仕事」ではありません。夢や憧れを抱いていた仕事が必ずしも適職であるとは限りません。

 先日、内田樹先生のブログを読んでいたら、「仕事力について」という記事がありました。

結婚も就職も、ある意味では「入れ歯」と同じです。 自分自身は少しも変わらず自分のままでいて、それにぴったり合う「理想の配偶者」や「理想の職業」との出会いを待ち望んでいる人は、たぶん永遠に「ぴったりくるもの」に出会うことができないでしょう。
http://blog.tatsuru.com/2012/05/02_0959.php
>、
失礼ながら、今のひとみさんは上記の文章に当てはまっていると思います。どんな仕事も同じことの繰り返しです。経理の仕事だけが同じことの繰り返しということではありません。もう少し視野を広げて、仕事というものを見つめ直してみてください。

{{count}}
有り難し
おきもち

 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
このお坊さんを応援する

今の仕事をじっくりやりましょう

ひとみさん

まずは、ひとの役に立つ仕事をしたいとのこと。
どんな仕事でもひとの役に立ちます。ひととの触れ合いが少ない。
合わなかったと言われた保育園は触れ合いがあったはず。
看護師にったとしても、また合わないとやめてしまうかもしれません。

お話を伺いますと、まだ半年しか経っていないとのこと。仕事の楽しさは数年経って見えてくることもあります。どんな仕事も大変です。刺激がほしいなら、プライベートでひとと接触することをすればいいじゃないですか。仕事だけが人生ではないです。生き方そのものを満足できるものにしてください。

{{count}}
有り難し
おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す...
このお坊さんを応援する

転機はそうそう来ない

ひとみさん、こんにちは。

ひとみさんが、転職を考えるのに「今が転機だ」と思われるのなら転職されることもあなたの人生を大きく変えるチャンスかもしれません。

ただ、半年前にも転職をされたとのこと。
まだ自分の進路が定まっていないというのが正直なところなのでしょう。

年齢的なことも考えておられるようですが、本当にしたい仕事があるならば、年齢的なことは乗り越えられるはずです。

本当にやりたいならやってみたら良い。

ただし、今は死語になってしまいましたが、何をやるにしても「骨を埋める覚悟」でやってみることが大切です。

その覚悟がないから、ああでもない、こうでもないと理由を付けながら、隣の芝生を青く見てしまうのです。

「人のためになる仕事」という綺麗な言葉で飾ってはいますが、必要なのは「あなたのためになる仕事」なのですよ。

きつい言い方をしますが、

あなたが「辞めてしまうかもしれない」と言っている内は、きっと何をやっても同じでしょう。

もう少し今の仕事を続けながら、じっくり自分を見つめ直してみては如何でしょうか?

{{count}}
有り難し
おきもち

「またか」は無い。同じものはない。

庭掃きばかりずっとやってきた丹下です。
昨日も葉っぱ、今日も葉っぱ、明日も葉っぱ。今もハスの葉だけに葉っぱです。
仕事が退屈でしょうがない時は、楽しみを見出すように工夫してみましょう。
私は、最近、如何にスマートにこなすかに凝っていて、あっさり片づけてしまう自分にウットリ状態です(笑)
以前は一時間以上庭掃きしていました。
単純な事を、あれこれ思わず、淡々とできることこそ、最高の仕事脳をつくることなのです。
今日も経理、昨日も経理、明日も経理。
されど、今日の経理は、昨日と明日のものではありません。
自分の思い越しに見てしまうから「またか」「もうウンザリ」という思いが出てきて、その思いにやられるのです。
私は、皆さんから同じような質問をいただくことがありますが、いつも、新しい気持ちで回答しています。しょうもない回答も多いですが、いつも、そこで、毎回出会っています。
時々、入力したデータが打ち込み途中で消えてしまうことも多々ありましたが、それでも、その次の時は違う回答をしています。おそらく人生は、いつでも、そこで、それっきりだから、本当は、繰り返しなどないのでしょう。繰り返しだ、また同じだ、と思ってしまうから、人生つまらなくなるのです。
お寺の朝のお勤めなんか、何度同じお経を読むでしょう。
毎日顔を洗う、毎日歯を磨くように、真新しい出会い脳、一期一会マインドを持ちましょう。
では、この回答も、この時っきり、この場っきり、これっきりですのであしからず。
ホナさいなら。

{{count}}
有り難し
おきもち

質問者からのお礼

お返事ありがとうございました。
どのお返事もとても心に響きました。

今の仕事をはじめてまだ半年。
もう少し今の仕事を続けながらほんとにやりたいのかを考えてみようと思います。

年齢的なものもありますが、ほんとにやりたかったら、年齢も乗り越えられる!
そんな気がわたしもしてきました。
今の仕事をしながらほんとに看護師が出来るのか、覚悟が出来た時に看護師への道を目指そうと思います。

貴重なご意見ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ