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発達障害を持つ親の子育て…行き詰まりを感じます

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今月、第二子を出産しました。
上の子は3歳、難しい時期です。また、過日私自身に発達障害があることがわかり、先行きに不安を感じています。
昔から「変わっている」と言われていましたが、常識の範囲内と思っていました。しかし障害とわかると、急に自分の芯がなくなってしまい、周りの情報に振り回されて疲弊してしまいました。
重ねて、出産・上の子との接し方…と、問題が山積してしまい、気持ちが沈んでしまいます。
こんな私でも子育てを何とかこなし、子どもたちを社会に送り出したいです。
うまくいかない現状を打破するアドバイスを頂ければ嬉しいです。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

苦手なことのない人はいない

日本人の約0.1%がアスペルガー症候群と言われますが、人からはなかなか理解しづらい病気です。
一口に「発達障害」と言われますが、潜在的な発達障害患者は10人に1人と言われています。
しかも、何らかの発達障害を疑われる人は5人に1人とも言われています。
発達障害に分類される病気は近年になってどんどん増加しています。
何故増加しているのか?
答えは、病名を付けしまったからです。

例えば、
計算は得意だけどしゃべるのは苦手
スポーツは得意だけど覚えるのは苦手
個人競技は得意だけど団体競技は苦手
絵や音楽は得意だけどスポーツは苦手
そんな人は沢山います。

でも、そんな人を心療内科に連れて行ってみて下さい。
ほぼ例外なく発達障害のレッテルを貼ってくれます。

病院に行く人には病名が必要です。
可能性を病名にしてカルテに書かないと分類出来ないからです。

もちろん、全てがそうではなく症状の重い人も沢山います。

ですがKNさんは、これまでそんなことは夢にも思わず生活してきたわけです。
言い換えれば、病気ではないと診断されれば、病気とは思わなかったはずです。

出来るを前提に考えると、出来ないことに疑問を感じてしまいます。
誰しもが、何か行き詰まった時には自分の以外に助けを求めます。
病名を突きつけられてしまうと「そのせいで自分はこうなのだ」と思ってしまいます。

ですが心配は要りません。
あなたの周りの5人に1人は発達障害かもしれないのです。
ということは、5人家族なら家族の内の1人には病名が付くかもしれないということです。

私も団体行動は苦手ですから発達障害かもしれません。

でも、あなたには公務員試験にも合格し、ご主人と共にお二人のお子さんを授かっているじゃないですか。

得意なこともあり苦手なこともある。
それが人間ではないですか?

無いものをねだるのでなく、あるものをしっかり見ていくことの方が、あなたにとって必要なことなのではないですか?

病名に苦しむ前に、目の前に沢山やることがあるはずです。
誰しも、やることが山積みになればそこから逃げたくもなりますが、急がず焦らず、一つずつでいいですから、得意なところから、出来ることからやってみて下さい。
それを、これが出来る、これも出来ると一つずつ確認してみて下さい。

きっとあなたに病名は似合わないと解るはずですよ。

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おきもち

肝心なことは孤立しないこと

ご出産おめでとうございます。
新たなご家族を迎えられ、喜びと共に不安なお気持ちお察しします。

さて、ご自身が発達障害と診断されたこと、第一子が第一次反抗期で思い通りにならないこと、などで色々と悩んでおられるようですが、あまり深刻に気に病むのは辞めましょう。
恐らく貴女が色々と悩んでも、お子様にとってもご家族にとってもご自身にとっても、百害あって一利無しです。

でも「悩むな」といわれて「悩まないで済むなら相談しない」訳でしょうが、冷静になって考えてみて下さい。貴女の悩みを他人が解決することはできません。
悩みの解決は、悩んでる人自身が悩みを捨てないと、幾ら周りのものがアドバイスしても意味は無いのです。
そういう意味では、他から有効な情報を得ることで悩みが解決するという発想が、実は悩みを深めていると思いませんか?

ご自身の障害についてもそうですが、病名を告げられたから急に不安になっているだけで、貴女自身はここ数十年変わらず生きてきたのでは無いですか?だったらこれからも上手くやっていけますよ。

ひとつだけ言うなら、ご主人や双方の両親にも相談して、貴女が悩んでることを理解して貰って下さい。その上で、一生懸命その日その日を丁寧に生活されたら、それで良いと思います。

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おきもち

昭和39年生。昭和62年佛教大学卒。
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発達障害という言葉に惑わされないで

いま、この「発達障害」という言葉に振り回されている人は多くいます。

うちの子はなんか他のこと違う「発達障害なんじゃないか」検査をすると異常なし。
なんだか腑に落ちない母親。自分の子育てが間違っているのか、と自分を責める。
レッテルを貼られて安心する人。不安になる人。レッテルを貼られて、本を読みあさっても、良い方法が見つからない人などなど。

結局、障害という言葉が付いていますが、「個性と捉える」のが現代の流れです。KNさんにできない考え方、行動があってもそれはそれ。
お子さんにもいつかそれを伝えわかってもっらう必要があると思いますし、できないことはできないで、旦那さんや他の方に手伝ってもらえばいいのです。特別なことではなく、誰もがしていることだと思います。その出来ないことは、人によって違って当たり前。人と比べたって、レッテルに振り回されたって、何にもなりません。あなたはあなたですから。そのあなたを愛する、旦那様、お子様がいるのです。自信を持ってください。

これは、あるお医者様から伺ったことがあるのですが、「私たちの業界では、アスペルガーの人たくさんいますよ」とおっしゃってました。お医者さんの中にも多くアスペルガーの人が多くいるということは、気がつかないで生活している人も多くいるのだと思います。

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おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す...
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質問者からのお礼

僧侶の皆様、真摯なご回答をありがとうございました。
時間がたち、幾分気持ちも落ち着いて、皆様のご回答を前向きに受け止められるようになりました。
また壁にぶつかることがあろうと思いますので、その際はお力添えいただきたいです。

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