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離婚を考えています

回答数回答 4
有り難し有り難し 74

メーカー勤務の夫と結婚して25年になります。
結婚当初から価値観の違い、主人の家からの私と私の実家にに対する蔑視に悩んできました。18年前から夫の親と同居してからもずっとです。

子供は3人ともほぼ成人です。3人も子供がいるのだから、それなりに仲良くやってきたのだろうと思われるかもしれませんが。
ずっと家を出たいと思っていましたが子供のことを考えるとできませんでした。

3年ほど前から60代の独身男性と親しくなりました。残りの人生をその人と過ごしたいと思うのはいけないことでしょうか。

子供が家を出た後、ずっと夫と一緒に過ごさなければならないのかと思うと死にたくなります。
死ぬ気あればどんなことでもできるとも思いますが、子供のことを考えてしまいます。


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お子さんがお母さんの幸せを知っている

7割方離婚に傾いておられるようですね。
『婦〇公論』という雑誌を読めば離婚の意志が100%まで高まってしまいますので、まだ読まないでください。されるにしても賢く離婚しなければ損するのはあなたです。
50代離婚されたある女性が離婚に踏み切ったきっかけはお子さんたちでした。
「お母さんを見ていて辛くなる。あんな人と一緒にいて苦しいなら、別れてもいいよ。」と言ってもらえて楽になったそうです。
お子さんたちも成人されているのであれば、それはそれでお互いに自由です。
お子さんたちに相談なさることで、気持ちがハッキリすると思います。
結婚というものはそもそもアブナイ橋なのです。
出会って一年~数年で結婚。
結婚生活何年~何十年。
「どうして、こんな人と結婚しちゃったんだろう。」
「もっといい人がいたかもしれないのに…」
「もっと早く分かれた方が幸せになれたかもしれない。」
相手の人間性を見抜くまでの与えられた時間は結婚生活の年数の中でとても少ないものです。
それでも結婚してしまうのが人間なのです。
人間は結婚をするために生まれてきたのでしょうか。
幸せになるために生きているのではないでしょうか。
であれば、離婚しても良いでしょうし、離婚せずに幸せになれる方法を選択しても良いでしょう。
人は変えられません。
ですが、自らの心は変えることが出来ます。
小さいお子さんがギャーギャー言っても幼稚園の先生は上手に怒ることなく転がしています。
同じように、ギャーギャー言う夫に対して、上手に転がしている女性もこの世の中には沢山おられます。
自分の正義、自分の正しさを持つことを一度手放してみましょう。
人間関係の不仲の原因の多くはお互いの「自分の正しさ」です。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

いけないと思えません。

今まで連れ添ったご主人と離れる選択を決断されるという事は、私の主観で考えれば悲しい事だと思います。
しかし、客観的に見れば、それは個人の自由でしょう。

hanaさんは、ご主人との関係を築いていこうと、長年よく頑張られました。

それでも、ご主人が変わろうとしなかったのですから、残念ながらこれ以上の関係は不可能だったという事です

お子様の事を気遣っておられますが、もう立派な成人間近です。

なにも告げずに、出て行かれたならば、理解に苦しまれるかも知れませんが...
ゆっくり事情を説明されれば、絶対、理解できない事はないでしょう。

よくお考え下さい。

hanaさんの人生はご主人の人生ですか?
極論、今後自立していかれるお子様のための人生なのでしょうか?

「その方」と今後、より良い関係を築く事で幸せになれると感じるならば、その選択は間違いではありません。

しかし、ご自身の選択には責任を持って下さい。

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有り難し
おきもち

時宗の寺院で住職をしています。 今の時代、お寺の在り方とは、僧侶とはいったい何か?と、考えています。 僧侶としての根本は、朝のお勤めだと考えております。 週に2回、お寺で空手教室を開いております。 近隣の子供たちに、礼儀作法を伝える。 これも寺院の持つ役割である、地域貢献に繋がると、少なくとも私はそう思い、精進しております。

よくよくお考えなさって

拝読させて頂きました。
今までの人生大変辛い思いをなさりながらお子様を育てて家をまもっていらしたのですね。
あなたのその今までの思いをお察し申し上げます。

夫婦喧嘩は犬も食わぬ、と申しますから赤の他人がどうこう申し上げるのもいかがかな?とは思いますが今までの積年の思いがあるでしょうからね・・・。

できればご成人なさったお子様にもご相談なさって頂き、且つあなたのご家族をよくご存じの人生経験豊富で良識のある第三者の方にもご相談なさってみてください。

人生は四苦八苦です。
愛別離苦・怨憎会苦が常にあるのが人生です。
それでもたくさんの有難きご縁に恵まれて共に生かして頂き成長させて頂くのが人生です。

皆さんにご相談なさりそのうえでもう一度冷静に今後の人生をどう過ごしていくことが大切かをよくお考えなさってください。
そしてもう一度ご主人様にしっかりとお向き合いなさりご相談なさってくださいね。
万が一そこでご主人様があなたを誹謗中傷したり暴言暴力を発したならばその時点で終了になりますでしょうね・・・。

念のため法務省の女性の人権相談窓口をUPしますね。
http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken108.html
また地元の自治体や法務局でも相談を受けることができます。

あなたの人生ですからどなたが強制することもできません。よくよくご自身のこれから先お子様達とのご関係も踏まえて間違いなくご判断なさってくださいね。

あなたのこれからのご生活がお子様達とも仲良く共にお健やかに、お幸せにお過ごし頂きます様心よりご祈念申し上げます。

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有り難し
おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

思うのは止めません

こんにちは。子育てご苦労様です。
端的に申しますと、「思うこと」は止められないでしょうから、それ自体については申しません。(どうぞ、でもありませんが)。
ただ、旦那さんが一人ぼっちでは寝覚めが悪いでしょうから、貴女が去った後のことは、何か手を打ってあげて下さいね。貴女都合の離婚ですから、何か求められたら誠心誠意、応えてあげてください。
後、その60代の方ともいつかはお別れすることになります。どんな形で、かは未定ですが。
それにしてもご苦労様です。今だその「蔑視」は続いているのでしょう、貴女の中で。

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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊さんに限らず、二足のわらじを履くことで、話に幅が出るはずだと考えて、はき続けています。子育てとか家族論とか考えつつ、でも仏教って個人のものだなぁと感じたりします。

質問者からのお礼

回答ありがとうございました。
肩の力が抜けました。
なんと言ってお礼を申し上げたら良いのかと考えていたら、遅くなってしまいました。

もしかしたら、というか確実にごたごたしてしまうと思いますが、残りの人生を静かに過ごしていけるようにしたいと思います。

このサイトは24才の娘から教えてもらいました。
迷っていることを知っていたのかもしれません。

相談させていただき良かったです。
また迷いましたらアドバイスいただければと思います。
ありがとうございました。

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