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父親に反対されている…

回答数回答 3
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付き合って、もうすぐ2年の1つ下の彼と
結婚前提に同棲をしたいのですが
父親に反対されています。
まだ若いから、あと数年待て、、、と。
確かに彼も私も実家暮らしだし
しっかり者ではないから
同棲が心配なのは分かります。
でもその数年が5年とか言われて…。

昔からいつも父はそうなんです。
何かとダメ!あと何年したらな
って言っといて約束の何年か後になると
そんなこと言っていない。ダメだ。と…。
今回も、そんな感じしかしません。

子どもが思い通りにならないのが
嫌みたいです。人間なのに…

父の思い通りに生きるのが辛い。
やりたいこと やりたい!と
反抗したこともありました。

反抗したらしたで 怒られる、家出てけ。
母親も黙ってはいません。
父に何て態度とってるの?
嫌なら出て行け。

独り暮らしダメ同棲ダメとか言っときながら…

私の居場所はどこなんでしょう?
時々帰りたくなくて仕方なくなるんです。
辛くて、苦しくて…

どうしたら いいか教えてください。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

目標を設定し行動しましょう。

親から「出て行くな」と言われておきながら、「出て行け」と言われれば、そりゃあ混乱されて当然でしょう。
でも最終的には、自分の居場所は、自分で決めるしかありません。

あなたと彼の事ですが・・・・

お父さんもいろいろ決めかねておられるのでしょう。

当然、父親からすれば娘に出て行かれるのは寂しい。
いずれは結婚してほしいが。

相手は本当にしっかりした人間なのだろうか?
でも、まだ若すぎる......

お父さんにはお父さんなりの葛藤があるのでしょう。

数年待てというのも、曖昧な年数なんだろうな、と感じました。
過去にあった「あと何年発言」とは、別問題と捉えてもいいのではないかと思います。

私は、親の意に沿う生き方をされなくてもいいと思います。
現在、お父さんのの思い通りになる生き方をされているのは、くうさんご自身です。

とはいっても、いままで大切に育ててくれた親を悲しませるのは善い行いとは言えません。

くうさんもその狭間で苦しまれているのかなと、私は思いました。

提案です。
今の状態では「どうせ5年は延長されてしまうなぁ」などと、お父さんの言われるがまま、受け身の状態です。

お父さんから頭ごなしに言われている事に対し、悲観的になるのではなく....
納得していってもらえるよう、能動的に行動されてはいかがですか?

例えば・・・
自分から期限を決める。
彼氏を交えて楽しく団欒をする。
彼氏が先に一人暮らしをして自立する。

などです。

くうさんの目的は何だったのでしょうか。
今一度思い起こして下さい。

冒頭でも述べましたが、、、
自分の居場所は自分で作り出す以外方法はありません。

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おきもち

時宗の寺院で住職をしています。 今の時代、お寺の在り方とは、僧侶とはいったい何か?と、考えています。 僧侶としての根本は、朝のお勤めだと考えております。 週に2回、お寺で空手教室を開いております。 近隣の子供たちに、礼儀作法を伝える。 これも寺院の持つ役割である、地域貢献に繋がると、少なくとも私はそう思い、精進しております。

寂しいだけなのですよ、きっと。

お父様の考えた5年も根拠のない年数でしょう。きっと。
一番いいのは、あなたが安心させる言葉をお父様にかけること。
同棲してうまくいくかどうかはわからないけど、将来を真剣に考えているからこその行動だと。
そして、結婚した後もずっとお父さんの娘であるし、家族は大切にしたいと。嫌いにもなりたくないし、大好きなお父さんには応援してもらいたいと、伝えましょう。
お父さんの娘だから大丈夫だよ。と言ってあげてください。

お父さんは、ただ娘が自分の元から旅立っていくことを素直に喜べないのです。寂しいだけなのです。安心させてあげてください。

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おきもち

個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

結婚とは父母も納得させる力も問われている

今の時点でお父さんとお母さんを納得させる力がなければ結婚をしても別れたり、こころに苦しみが続いていくことは必至です。
単に賛同してもそれだけではあなたの真の問題解決にならんでしょうから安易に賛同はいたしません。
単にコミュニケーション能力が問われているだけと思いましょう。反発はしないことです。反対されるとより燃え上って親を無視で結婚したりする人もいますが、みんな後悔しています。恋に燃え上がって浮かれて結婚ライフを送る期間は人生の中でも数年だけだからです。必ず熱も覚めます。
だから本当に冷静に話し合えるコミュニケーション能力があれば、感情トークにならずにちゃんと相手を納得させられるのです。
「私がこうしたい」「私はこうしたい」だけでは父親はいくら話してもあなたを子供としてしか認めようとしないでしょう。一人の女性としてきちんと提案もして、安全策も構えて間違いのない道を提案すればお父さまも考えは変わるでしょう。
今の段階ですと、おそらく感情的になってお話にすらならないのではないでしょうか。
だとすると、結婚してもその人と感情的な話し合いになってケンカして、別れるのが関の山です。
結婚とは結婚する前から、妻として女性として、娘として、その人間性が試されているのです。
まずは、親を説得する「条件」を提示してみましょう。
私の身の周りでも同居したり、同棲せずにスピード婚をした人たちは大体コリン星※に旅立ってしまっています。※離婚の意か
ゆえに同棲をする正当な理由を提示するのです。
①友人の〇〇さんと〇〇さんは同棲しなかったから、結婚していきなり夫婦関係が始まってすぐダメになったらしい。やっぱり角隠しというくらいだからお互い一緒に生活してみて初めて相手の本性が見えてくるという事があると思う。
②私は彼と結婚はしたいけれども、それよりも嫌なことは誰と結婚するにしても結婚で失敗・離婚だけはしたくない。離婚をするくらいならむしろ結婚をしたくない。
③彼と結婚して別れる、バツイチになることのであれば、そっちの方がよっぽど嫌なので、もし離婚をするくらいの相手であるなら、他の男性と結婚をしたい。
同棲せずに結婚した友達はいきなり夫婦生活が始まって失敗している。だから本当に大丈夫な人であるかどうかを知りたい為に、まず同棲を一定期間(〇カ月)してみて、大丈夫だったら結婚したい、と。

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お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

早速回答をありがとうございます。

もう1度冷静になり見つめ直し
彼とも話し合ってみようと思います。

また壁にぶつかった際は
よろしくお願いいたします。

回答ありがとうございます。

今のところは彼と
お互いの両親の許可がでない限りは…
と考えています。

同棲の理由?条件もあげたのですが…
伝え方がいけなかったかもしれません。
何より思っていたよりも長い年月だったため
感情的な部分が多くでてしまったと思うので
もう少し冷静に話せるように
自分の心を落ち着かせ
考え直し見つめ直そうと思います。

ありがとうございます。

回答ありがとうございます。

今まで父に対して安心するような
言葉をかけていませんでした。

世間知らずで伝え方の下手な娘の言葉であり
変わり者の頑固な面もある父なので
どこまで父に響くか分かりませんが…
応援して欲しいという旨も
伝えていきたいと思います。

ありがとうございました。

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