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長女(28歳)の金銭感覚

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現在28歳の長女(独身・同居)は高校生の頃から少しずつ金遣いが荒くなり、現在に至っています。
現在、長女は掛け持ちのアルバイトで収入はそれなりにありますが、預貯金はなく、困れば、私から借金します。少しづつ返しますが、返し終わらないうちに、借りにきます。
使い道はファッション、美容などで、身の丈に合わない使い方です。
おおらかで、人当たりよく優しい子ですが、ストレスを溜め易い性格で、買い物がストレス解消になっている様子なので、最近は指摘はせず、見守っていますが、金銭感覚については見直して欲しいです。
毎回、「これで最後だからね。」と言いながら貸してしまう私もよくないのですが、正直なところ、親子関係を悪化させたくはないという気持ちがあります。

貸すのは1万円から10万円くらいです。

私はどのように重い定め、長女にどう伝えるのがよいでしょうか?
ご助言、よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたの中の優先順位を変える

まず
①あなたが子供に好かれようとして子供を魔道を歩ませるか。 ☞NO
②あなたが子供に好かれる事より子供を大人にさせることを優先させるべきか。 ☞HOW?

とりあえず、お金を渡さないことです。
あなたも子供から好かれる理由が「お金くれるから」が理由では金の切れ目が縁の切れ目です。
本当に、お子さんが受け取るべき教えや生き方を、受け取れる形で、へそを曲げられてでも伝えることからではないでしょうか。

もっと、先の事を考えればいつかあなたも先立ちます。
あなたが亡き後にお子さんにどういう人生を歩んでいたもらいたいでしょうか。
昔からその教育は始まっています。
今でもその教育は続いています。
親のお金は底なし井戸だと思っている所があると思います。
子供との関係を大事にしたいのであれば、あなた自身の生活費が「本当にない」を理由に残高をみせて親のお金も有限であることを示して、理解させる方法がいいでしょう。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

アドバイス、ありがとうございました。

少しづつでも返すので、金を無心するよりはよいと、私が甘かったです。
嫌われても心を鬼にして、伝えるべきは伝え、娘が自立できる本当の意味での援助を考えていきます。

私の思いを定めるきっかけを与えていただきました。
本当にありがとうございました。

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