仕事で人を傷つけてしまう言葉や態度を止めたい
はじめまして。
昨年独立し会社経営を始めた者です。
まだ立ち上げたばかりで会社も不安定な状況ですが、
より多くの人に役立つサービスを提供するために、
昼夜問わず(もちろん祝日も)業務に勤しんでいます。
自分自身のよいところは情熱で人を動かせることです。
普段は明るく、働いている分野で一定のスキルを認めていただけていると思います。
しかし一方で余裕がなくなると
1)他者への思いやりが言葉からなくなり感情が表に出てしまう
↓
2)表に出した後で激しい自己嫌悪に陥る
といった連鎖を繰り返してしまいます。
私の言葉を受ける当人のショックはとても大きいと思います。
わかっているのに、当座になると繰り返してしまう自分が情けなくて恥ずかしくてたまりません。
人に対して良いサービスを提供したいと思っているのに、自分が身近にいる人へやっていることはその逆です。
どのようにすれば、この連鎖から抜け出せるか、何卒アドバイス賜れますと嬉しく思います。
ありがとうございます。
多くの人によいことを行えるようありたいですが、一方で気持ちだけが前に進み、人を傷つけてしまうことがあります。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
答える前に一呼吸
見たものや聞いたものに即答すると、自分の頭や心の状態が直球を返してしまいます。
変化球を投げるためには、ボールの握りを確認しなければなりません。
日頃から、答える前に一呼吸して、自分の状況、相手の状況を確認する癖を付けることをお勧めします。
一呼吸おけば、周りを冷静に見る余裕が出来ます。
一瞬の余裕が、後で後悔をしない返答に繋がるでしょう。
「答える前に一呼吸」ですよ。
怒りの感情を見つめましょう
人をご自分と同じようにしようと思わないこと。
これは家族に対しても言えることですが、恋人や夫婦、家族、同僚など
距離の近い人に対して、ご自分を押しつけてしまうのではないでしょうか。自分という存在と他の人の存在はそれぞれ違う活動をしています。同じ世界で生きていても、全く違う活動をしています。それを同じ考え方、同じように。こうしなければいけないという自分勝手なルールを押しつけ、あてはめるから、怒りが出てくるのです。
とはいえ、最初は、怒りが出てくることもあります。そんな時は、
1 イライラしている自分に気付くこと。
2 イライラしているなあと眺めること。
3 イライラがおさまるまで、モノや人に当たらないよう、静かに口を閉じること。
4 それでも口が開きそうになったら、部屋から出てクールダウン。深呼吸。
5 思いの世界から離れ、今の現実を冷静にみること。(あっお茶を飲むとお茶の味が・・・)
何より、人に当たることは、自分を傷付け苦しめることにもつながります。自分を怒りで傷つけることなく冷静に。。。
関係を改める
優れた企業は上司も後輩に丁寧語を使います。
命令ではなく、支持、依頼です。
修行道場でもペケな上司は、上から目線です。
尊敬される上司は、決して相手を否定したり、頭ごなしに言いません。
思い切って、上下という関係をやめて、役職をチーム的な配置にされてみてはいかがでしょうか。
あなたのポストを社長さんから、監督的な立場に配置するのです。
これは実際に、役職を変えなくても、気持ちの中でスポーツのような配置図を創ると良いと思います。
そうすると、部下はチームですから一人欠けてもいけない。
大切な柱、柱、柱です。
後輩に尊重がある上司は好かれ、尊重されます。
貴方も人から尊厳を認められたい気持ちがあるはずです。
彼らに、その尊厳を与えてあげてください。
あなたの会社を支えてくださる大切な、軍師、武将、打者、投手、センター、神セブンです。
尊厳を与えることは、その人間たちの能力をさらに引き出すテクニックです。
怒ってるときはしゃべらない
社員に説教するときに、その場で説教せず、「あとで話があるから来い」と、場所か時間をへだててみてはどうでしょうか。
また、相手の人格を否定するようなことは言わず、具体的な仕事について叱るほうがよいでしょう。
ギャグや駄洒落を入れるのもお勧めです。
サッカーのレッドカードやイエローカードを用意しておき、怒るときにはカードを提示しながら怒る、とか。
「何回言わすんや、殺すぞわれ!」と怒鳴りながらでもレッドカードを見せながらなら、受け取る相手の心にクッションができます。
「私はすぐカッとなってしまうけど気にするな」と、社員にあらかじめ言っておくのもよいと思います。
感情爆発を他人に見られるのは、性行為を見られてるのと同じようなもんですから、恥ずかしいですよね!
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
>人をご自分と同じようにしようと思わないこと。
更に意識したいと思います。
>変化球を投げるためには、ボールの握りを確認しなければなりません。
スーッと染み入るアドバイスに感謝申し上げます。
深呼吸を忘れないようにしたいと思います。
円通寺
邦元様
ユーモアを持つ心を大切にする大事さを教えて下さり、
ありがとうございます。
意識して行動したいと思います。
丹下 覚元様
>気持ちの中でスポーツのような配置図を創ると良いと思います。
返信が遅れてしまい大変申し訳無いです。
あくまでも役割であるという考え方はとても素晴らしいと思います。
とても気持ちが楽になるアドバイスをありがとうございます。