苦行について
初めまして。
ふと疑問に思った事があり質問させていただきました。
宜しくお願いします。
"この世の中での苦行や学ぶことはもうない"とかたまに聞きますが、何をもってそう感じるのでしょうか。(他者がそう判断した場合、自分でそう感じた場合両方教えていただけると有り難いです)
苦行とは修行という事ですよね?人生で起こることは全て修行なんでしょうか。
私はこれまで波乱万丈まではいきませんが、普通ではない事も数多く経験してきました。
幼少時に性的虐待を受けた事や元夫が薬中毒でDVだった事、15才で売春を始め風俗で働くようになったこと等それも全て修行ということになるんでしょうか。
いずれこれまでの過ちや苦も何らかの役に立つのでしょうか。
大変失礼ですが、仏教に興味が湧き得度を考え始めている私は、少し疲れてしまっているんでしょうか。(転職活動がうまくいっていないのでそのせいなのかなと)
長くなりましたが、何方かお答えいただけますと幸いです。
カテゴリーがよくわからず間違えていたらすみません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
仏教はどんな人でも赦され、救われる教え
得度を考えていられるとのこと。大変素晴らしいと思います。
あなたの求めている答えではないかもしれませんが、お答えしますね。
苦行とは、なんだかすごいことのように思いますが、苦しいだけで救われません。寒いところで薄着で過ごすとか、断食をして辛い経験をするとか、そうしたことに救いがないことをお釈迦様が2500年以上前に気づかれたのです。
一般では人一倍時間をかけて努力することや、夜遅くまで働くこと、高校野球のように一人のピッチャーが連日100球以上投げていることなど、何故か美しく取り上げられますが、それが救いと直結はしていません。
修行とは自分と向き合うこと。自分とは何かしること。事実に生きること。考えや想いの世界を手放し、自らの体を使い今の様子に生きるのです。
過去の過ちがあるなら、もう繰り返さなければ、過去に戻ることはないです。だから救われているし、赦されているのです。それが仏教の学びであり救いです。仏教はどんな人でも赦され救われる教えです。男女もない。知識の有る無しも関係ない。年齢や経験年数も一切関係なく、実践し救われる教えです。
ぜひ学んでほしいです。
質問者からのお礼
お礼が遅くなり申し訳ございません。
お答えいただきありがとうございます。
邦元さんのご回答を拝見し、益々仏教に興味が湧いてきました。
学の無い私でも分かりやすい入門書のような本をもしご存じでしたら、差し支えなければ教えていただくこと可能でしょうか。
私はまだ過ちを過去にしきれていないので、過去にできるよう色々もがいてみようと思います。