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会社での仕事

回答数回答 6
有り難し有り難し 249

私50歳の会社員です。
配偶者ありで、子供はおりません。
昨年末に転職を行いました。
小さな会社で、社長が私のキャリアを評価してくれて、転職を行いました。
現在事業部長職を与えられております。

私なりに、早くこの会社に馴染めるように、社内の皆さんとの付き合いや、仕事の取り組みに対し、努力を行ったつもりです。
しかしながら、ちょっとした行き違いや企業文化の違いにより、誤解を生んでしまい、社長のみならず、
周りから、不信感を与えてしまい、嘱託社員扱いに降格となりました。
仕事に対しては、最期までやり抜くという、責任感がないと思われているようです。
私自身、厳しい局面または判断に躊躇する状況では、まだ入社期間が浅いため、わからないことが多く、社長にも相談したのですが、
(事業部長という)立場上、もっと自分で判断してほしかったのではないかと思います。
社長からは、今年の12月末迄は面倒をみるが、そのあとは退職してほしいとの話がありました。

私としては、前職時代にある程度の預金も出来、住宅ローンや子供の教育費もなく、年金をもらえるまでは、なんとか生活が出来そうなので、第一線から身を引き、
必要な時はアルバイト程度の仕事を行うような生活をしようかと考えております。
また50歳ということで、新たな転職は難しく、今の気持では転職を行うというような気になれません。

30歳代の頃に、仕事に苦しんだと時があり、なんとかがんばって乗り越えてきましたが、その時の苦しみにトラウマがあり、厳しい局面では、どちらかというと、逃げたくなる自分があります。
かみさんは、お金ではなく、乗り越えてるいけるような人間ではないと、駄目ではないかと言われます。
毎日、毎日に行くのが憂鬱です。

なにかアドバイ頂けましたら、幸いです。

宜しくお願い致します。


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お坊さんからの回答 6件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

猫やハトやカラスが答えを握っているかもしれません。

禅の修行道場である僧堂の世界では、いろんな部署があり、3カ月ごとに部署が変わります。
私がいたお寺ではいくらがんばろうが一日200円でした。
時給にすると10円にもならないって、スゴイですね。
もらえるとは思っていなかったのでありがたかったです。
そもそも最初からお金が目当てでしたら、そんなところ行きませんでしたが。
人間お金が要らなくなるとどうなっていくか。
それは、どのような環境の中でも生きていくための柔軟性や環境適応能力を養うようになるのです。

その昔、海にも陸の恐竜のような海を支配していた恐竜とサメを足したような恐ろしい生物がいたそうです。ところがそれらは環境の変化で絶滅してしまいました。
残った生物たちは何故絶滅せずに生きてこれたか。
それが環境適応能力です。大きさや、力の強さ、アタマの良さなどは関係ありません。
カラスや猫やハトだって現代に生き続けてきたという事は、とぼけた顔をしているようでもそれなりに環境の変化に対応、適応できる力があるのでしょう。
凧が風を利用して浮かび上がるように、
サーファーが波を利用して、乗りこなすように、
埼玉ではこの酷暑を利用してマンゴーなどの南国植物の栽培を成功させたように、
苦しい苦境の中、泥をすすらなきゃいかんような中ならば、その泥を活用して畑を作ったるわい!ぐらいのサバイバル精神、柔軟性、柔軟心(にゅうなんしん)が今一番必要なのではないでしょうか。
いよいよ危機感が感じられた時こそ、この言葉を思い出して乗り越えてください。

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おきもち

毎日 お疲れ様です。仕事での ご苦労、大変なものであろうと 察しいたします。
どんな人にでも失敗はあるものですから、あまり 気を落とされませぬように。

しかし、仕事での事ですし、人間関係の問題や、末に退社の話まで出るとなると、辛いですね。
無理にしがみついて何がなんでも頑張ってとは、言いにくいですが。。。同僚の方に、思いを伝えてみられては。理解し協力して下さる方も、仕事がしやすい環境に変わっていくかも知れません。また、無理をされず、退職されることになるようでしたら、今までの経験を生かし 、バイトも良いですし、地域の活動なども ご夫婦で、楽しいと思いますよ。

妻が、後ろで しっかりと支えて下さっているからこそ、乗り越えましょう!との力強い励ましになっているのだと思います(*^^*)

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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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春の来ない冬はない。

人生において楽なとき、楽しいときがあるように、
辛いとき、悲しいときもあります。
今がちょうどその辛いときかもしれませんね。
しかしそこから逃げてばかりではこの先の人生も
逃げばかりになってしまいます。
「塞翁が馬」と言う言葉があります。
チャンスがピンチになり、ピンチがチャンスになります。
今がその時と思って今後を考えて下さい。
奥さんとトコトン話し合って下さい。
神様はあなたに乗り越えられ無いような試練は与えません。
この機会を次に生かして下さい。

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おきもち

50代、妻と娘2人。 若い頃はタイやインドなどアジアを中心に10年程旅行...
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幸せは長く続かないから・・・。

 はまっこ様
 私は歴史が大好きですが、幸せと呼べる期間はどんな偉人でも時代でも長くは続いていません。しかし、幸せな時が必ずくると信じているから、頑張れるのです。
 申し訳ありませんが、あなたの人生はあなたのもですが。配偶者の方の人生も配偶者のものです。我々僧侶の回答より、自分の回答。自分の回答より配偶者の回答を優先にしてください。
 これはいい意味でですが。「亭主元気で留守がいい。」と思っているに違いありません。この意味は「亭主が仕事に打ち込んで生き生きしている姿を見るだけで自分も家事のやりがいをもてる。」というものです。新婚みたいにもどらなくてもいいです。ていうか、いい年して戻って欲しくない。あなたはあなたの人生を、配偶者は配偶者の人生を楽しんで頂きたい。もっと、50歳代の夫婦の幸せを投稿していただいて、私に希望をもたせてください。
 私は30歳代で結婚3年目です。共働きで早く帰ってきた方が晩御飯を作るルールです。夜勤もあるので毎日顔を合わせるわけではありませんが、楽しいです。
考えてみてください。織姫と彦星は不幸せですか?

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おきもち

あなたの小さな悩み相談お答えします  私があなたの悩みを解決するのでは...
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「縁」

はまっこ様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えとなります。

問い「仕事を楽しいと感じない」
http://hasunoha.jp/questions/155

上記問いにおきまして、『「きっかけ」へ向けて』と題しまして回答させて頂きました。また、下記問いにては、「縁尋機妙 多逢聖因」 と題して回答させて頂いております。

問い「倒産とリストラの人生」
http://hasunoha.jp/questions/152

どちらにおきましても、「縁」に関しまして述べさせて頂いております。

この縁起なる世界にて過ごしていく以上は、「縁」を避けることは絶対にできません。本来は、この「縁」には善いも悪いも無いはずなのですが、私たちは自分たちの恣意的な都合や独善、自己満足、好き嫌い等により、善し悪しを決めてしまって、そこにとらわれを起こして、とらわれた善い縁をますます欲しては求めて苦しんでいくこととなり、とらわれた悪い縁は退けたい、避けたい、嫌だとして苦しんでしまっていくことにもなります。

ここで重要となるのは「縁」には元来、善いも悪いも無いのだと言うことです。あとは、その「縁」をどのように捉えて「縁」を受け入れて、また、苦しまずにして過ごしていけるか、あるいは人生に活かしていけるのかというところであります。「縁」への対応は、仏教的には、とらわれず、かたよらず、こだわらずという「中道」が大切な扱いとなります。もちろん、「縁」が無ければ私たちは存在し得ない存在である以上、できれば、様々な「縁」を活かすことによって、幸せ、安心に日々を過ごしていきたいものでございます。

日々の「縁」の見方を「中道」に調えつつも、これからの真なる善い縁とのめぐりへと向けましては、仏教において特に善行をお勧め致すところとなります。善行とは、慈悲・利他行ということとなりますが、今の言葉ですと、ボランティア・奉仕・慈善活動というものがある程度近いのではないかとは存じます。もちろん、生活のこともございますから、ご無理でない限りにおいて、是非、これまでのキャリアも活かして頂いて、善い因を積むことをなさられることにて、その果としてこれから真なる善い縁がめぐることとなって、充実した人生をお過ごしになられて参りますことを祈念申し上げさせて頂く次第でございます。

川口英俊 合掌

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おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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奥様を大切に

はまっこ様へ

まずご自身が今後どのようにしていきたいのか
もう一度考えていただきたいと思います。
第一線をこのまま退くことがいいのか
それともまだまだ仕事をしていたいのか

その際にぜひ頭に入れていただきたいのは、奥様の言葉です。
やはり一番身近にいる方、いいことを言っていると思います。
逃げたくなることは生きていれば多くあります。
このまま一線を退くことは文章にもありました責任感のないということに
つながっていくのかとも考えます。

今一度自分がこれからどうありたいのか
ぜひ考えて、それに正直に素敵な奥様と歩んでください。合掌

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有り難し
おきもち

鈴木光浄
「人の一生に寄り添うことのできるお寺」を目指しております。さまざまな御縁を...
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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ