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どう生きたらいいのかもうわからないんです

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お坊さんの皆様はきっともう、こんな感じの質問を数多く見てきたかもしれません。すみません。もうどうしたらいいのか分からなくてこちらのサイトに登録、投稿させていただきます。

最近はもう毎日ずっと、自殺しようかと悩んでいます。

自分は学生です。でも同期と比べると恐ろしく頭が悪く、作業・実験も効率が悪く、はっきり言って使えない学生です。後輩の方が頭いいしセンスあるし意欲もあって、なんかもうなんで今自分がここにいるのかよくわかりません。

けど、原因は結局自分なんです。振り返ってみても、とても「勉強に励んでいた」なんて口が裂けても言えないし、勉強がおろそかだからこそ作業や実験で失敗したり周りに迷惑かけてるんだって。わかってるんです。こんなこと、勉強すれば解決するんだって、わかってるんです。でも、そんな自分を変えられないまま今までのこのこ生きてきてしまいました。全部自分のせいだってことわかってるのに変えられず、勝手に自殺なんて願望して。ほんと馬鹿ですよね。面倒くさいですよね。

周りに相談できる人、一応はいます。けどここまで切羽詰まった質問なんてできません。ましてや親になんて絶対言いたくありません。学校の先生に思い切って言おうか悩んだこともありました。けど、結局言えず、何かしら悟られないように作った笑顔で誤魔化していままで生きてきました。正直、作り笑いも疲れてきましたし、どうやって自然に笑っていたのかもわからなくなりつつあります。

読みにくくてすみません。
本当にどうしようもない内容ですみません。
こんなこと、言われて困ると思いますが、こんな自分はこの先どうやって生きていったらいいんでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

その問い方では

問題が解決に向かうか否か、それは実に、「問いの立て方」によります。つまり「言い方」です。
「どのように生きたら良いか」と問うていますが、貴方にとっての問題は「どうすれば良いかを知る」ではなく「やるか、やらないか」というものではないのですか?
よく、「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない」といいますね。貴方は「どこへ行けば水が飲めますか?」と聞いておきながら、そして連れて行ってもらったとしても、水を飲まない馬なのです。
問いを読むと、根元は「勉強してこなかった」ということですね。であれば教科書だの参考書を読んで、内容を自分なりに理解する時間を作れば良いのです。分かった?
そして、やるかやらないか、それは貴方の問題です。「オレノバカ!」とか言っている間は変わりません。英単語一個でも覚えたら、実験器具一個の扱いを覚えたら、もう勉強を始められているのです。よもや一気に逆転とか考えていないでしょうね。ほんの少しずつしか、勉強なんて進まないですよ。

だからね、敢えて言いますと。
戻った勉強をする勇気と決心が必要と思います。「一週間で振り返る、中学英語」とかいう本がありますでしょ?ああいうのから手を付けたら?
戻ることを邪魔するのは、貴方のプライドです。そこを躊躇しないで戻れる人が、勉強を積み上げていけるのですよ。これが、「なぜ、やらないのか?」という問いの解説です。

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一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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もう少し広く世界を見れるように

まっくろ様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

まあ、大学院・研究室志望でなく、留年や退学とならないのであれば、そこまで思い詰めなくても・・

問題は、「その大学で学んだことを活かして、卒業してから将来何がしたいのか」ということで。

もちろん、活かせないこともあるかもしれませんが、「勉強よりも大切なものは何か」と考えてみられるのも。

それにより、実は、「勉強」の意義をより理解して、やる気を出して勉強できることになるかもしれませんし。

拙生も、初めのうちは、仏教も勉強するものではないと考えてサボっていましたが、人生の問題、死生について考えていくうちに、求道心が芽生えて、自然と仏教を勉強するようになって参りました。

人間、正直、基本的には必要と思わないことはしないのですよね。。当たり前ですが。必要と迫られてこそ本気でするようになるのであります。

勉強はそこそこで、落ちこぼれても、卒業できれば良いぐらいで。それよりも、人生において大切なものとは何かを考えることで、人生をより有意義に過ごして参りたいものでございます。

どうしても、視野が狭くなりすぎると、小さな世界で思い詰めてしまうことってありますよね。拙生もそうでした。

もう少し広く世界を見れるように調えていければ、勉強のことについても、また意味合いが違ってくることになるかもしれません。

少し気分転換も兼ねて、大学の図書館で他の色々な世界を覗いてみられるのも。難しい専門書ではなくて、各分野の特集的な紹介の雑誌などからでも。また、そこから勉強や実験のヒントとなることもあるかもしれませんし。図書館はアイデアの宝庫です。

川口英俊 合掌

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Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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質問者からのお礼

返答、ありがとうございます。
確かに質問が変になっていましたね。必死になり過ぎていました。
勉強も経験も、一気に巻き返すことはできませんね。必ず実を結ぶと信じて
地道に進んでいきたいと思います。

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