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周囲に差別されてると思う悩みって煩悩ですか?

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以前こちらで相談させて頂いていた者です。

相談サイトに質問した内容から個人を特定され、数年経った今でも差別が解消されません。

幼少時からのイジメが原因で男性嫌いであり、女性からも陰湿なイジメや誤情報からのLGBT差別を受け、人間不信が強くなりました。

他の地域に旅行した際にも、学生や観光地の店員などに「あいつは性同一だ」と言われたことがあります。

実際は、恋愛感情の判らない人、だと思うのですが、相談サイトにまとめた際、レズビアンで性同一と認識され、所属している団体を通じ、周囲に言いふらされました。

どこにも逃げ場がない感覚、かといって完璧に女らしく出来ない自分、地域の偏見や差別意識、とにかく「疲れた」の一言です。

子供や主婦、高齢者など、地域の人はとにかく信用できません。

自意識過剰、妄想が酷い、などと他の相談サイトで言われましたが、直接大声で「性同一」と言われたりしています。
他県の友人のところへ遊びに行った際も、若者が集う飲食店などでは知らない人は居ない感じがしました。

この先、家族の為にも地元で過ごすかどうか悩んでいます。

アドバイスなどありましたら、宜しくお願いします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

その差別の目に屈しない

ジョディ・フォスターさんをはじめ、同性婚をされている方々を調べて、もう少し世界を広げて自己肯定をする事をお勧めします。
周りから特殊な眼で見られているとしても、差別される側はそれを乗り越えなければいけません。この丹下なんか誹謗中傷、非難の的です。
送られてくる手紙のほとんどは凡下、円下、舟下でまともに名前すら憶えられていません。(涙)おまけにタンゲなんて苗字ですから小学校からタンゲ◌ん毛◌ん毛◌んげ言われてました。コマさんもビックリです。(´-ω-`)
おまけに坊さん業界の悪、僧侶派遣ビジネスについて反対立場でTVタックルに出たもんですからなんでも安く済ませようとする世間の半数を敵に回し、hasunohaでは辛口回答担当ですから質問者から恨まれる事少なからず。
今日も枕を涙で濡らしながら寝るでしょう。
さて、差別って、差別された直後の自分の心が自分を差別したらそれで終わりなのです。
差別されて屈したら試合終了なのです。
私の住んでいる所は埼玉県の狭山市という所で、昔「狭山事件」という事件があって、いまだに狭山市という市全体が被差別部落であるかのような差別と偏見の目を持ってみてくる江戸時代な頭の人もいます。
私は逆に私がどこの生まれであったもよろしくよくそれを肯定するでしょう。
機会があれば図書館などでも置いてありますが「カムイ伝」という名作漫画があります。差別、人権について他の何よりもハッキリと解決策が著されている素晴らしい作品です。
日本の差別の根源は❝誰が作った❞かが記されています。
そもそも差別制度、身分制度は江戸時代の徳川幕府によって❝作られ❞ました。
差別システムは人間が作るのです。
自分よりみじめなもの、劣等的立場な存在を自分たちのステータス維持、ガス抜きのために❝作る❞のです。
カムイ伝では、実は徳川家康こそが実は差別されてきた地域の出身であるという秘密の公文書をめぐって物語が進んでいきます。
何故人は自分達よりも低い立場の人を欲しがるのでしょうか。
彼らこそ憐れな人間なのです。
今、ネット民たちが人が非があれば叩く叩く。
彼らこそ、自分達のアカ隠しで人を攻撃しているだけです。
それは自分達にこそやましい所があるから自分達に目を向けられない様に人を悪く言うのです。大いに他人の誹謗中傷の矢を浴びてください。
私は刺さる所がありませんが、今日も立ってます。

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おきもち

悩み苦しみの原因は、煩悩

あなたが悩み苦しみを抱えているということは、そこに煩悩がある証です。
もしも煩悩がなかったら、他人からどう思われようが、何を言われようが、平気へっちゃらで気にせずに暮らしているでしょう。
できれば、そうなっていただきたい(他人にどう思われても気にしないように)。
その方が、あなた自身が楽になれます。
実際、他人から何か言われたとしても、別に死ぬわけではありません。
言葉は、所詮はただの音波(空気の振動)にすぎません。
ネットの文字は、目に入ってくる光にすぎません。
音はただの音、光はただの光だと思ってください。
欲・怒り・怠け・プライドなどが主な煩悩です。
怠けの煩悩が全くないなら、あなたは労力を惜しまず本当のことを皆に告げて回れます。
プライドの煩悩が全くないなら、あなたは他人からどう評価されようと平気です。
怒りの煩悩が全くないなら、嫌だとか悲しいだとかマイナス感情はなくなり平穏な日々です。
人間、なかなか煩悩をなくせないのが現実です。しかし、煩悩を制御して悩み苦しみを制御することはけっこうできます。
まずは自身の煩悩に気づくことが、悩み苦しみを制御するコツです。

あと、欲・怒り・怠け・プライドなどの煩悩が強すぎる人は、他人から嫌がられ、場合によってはいじめられる可能性があります。
気にしなくてよいことを気にしすぎる人(プライドが強い)は、周囲の人をイライラさせる場合があるので、気をつけましょう。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

ご回答有難うございます。
数年間このような状態で生活してきましたが、行き詰まりを感じる状態で、抜け出す方法も判らず、ただ毎日を送っている状態です。
周囲に一方的に噂を信じて攻撃される。慣れていたつもりですが、まだまだ煩悩に翻弄されていたことに気づきました。
有難うございました。

丹下様。
有難うございます。差別されているのが自分だけ、という認識でいたのですが、被差別部落の方のことを深く考えたことがない故だったのだと気づきました。
男子っぽいものが好きなので、おススメいただいた漫画、是非読んでみたいと思います。
差別する人の方が、寂しい人なのですね。

「煩悩」問答一覧

「足るを知る」と「向上心」のバランス

明けましておめでとうございます。 全ての皆様にとって、健やかな一年となることを祈念いたします。   *   「足るを知る」と「向上心」をどうバランスさせるかについて質問です。   ■質問の内容 ・人間の煩悩はキリがありません ・煩悩とうまく付き合うために「知足」が重要との理解です ・一方で、より良い生を営むには、「向上心」が必要です ・しかし「知足」「向上心」は、ときに相容れないように思われます ・そこで、両者の使い分けについて、ご意見を頂戴したかったもの   ■質問の背景 ・私は肉体や精神、能力等の向上(=欲求を満たせる自分に成長すること)を目標として努力してきました ・結果、自分自身や周りの人の幸せを実現できると考えてきたためです ・しかしある時、幸福度は上昇していないことに気付きました ・そんな時に「知足」の重要性に気付き、「向上心」との折り合わせについて強い興味を抱いたものです   ・両者の使い分け方法について、下記2パターン考えました   ■仮説① 行為の目的(相手のため/自分のため)で、以下の通り使い分けるべき 【良さそうな例】 A「相手のため」×「向上心」 (例)より喜ばれる仕事をしたい B「自分のため」×「知 足」 (例)菜食で十分 【悪そうな例】 C「相手のため」×「知 足」 (例)今の仕事の質で十分 D「自分のため」×「向上心」 (例)より美味しい食事をしたい   ■仮説② ・「知足」と「向上心」のバランスを考える必要は無い。 ・自らの欲求を満たせる自分に成長する「向上心」が重要である ・逆説的だが、向上心(欲望)を満たした経験により「足るライン」を把握できるようになる ・肥大する向上心(欲望)を実現した経験が、「自らを満たさない、長く続かない」ことを体感させる ・知足は、頭で理解するものではない。体得させる必要がある    (例)お金をもっと稼ぎ、食事にお金をかける。結果、最高級の焼肉もファミチキも両方美味しいし、どっちも幸せで、(実は)どっちも大差ないことを体感する。 しかしずっと貧しいままだと、どうしてもやせ我慢での知足となる。「知足の習得」には、欲求を満たして「こんなもんか」という体験が必要不可欠。 お釈迦様が王子の頃に豊かだったことは、悟るための必須条件。。?   少し漠然とした問いで申し訳ございません。 どうぞよろしくお願い致します。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ