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利他行とは?

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先日はお坊様からのアドバイス頂き、ありがとうございました!

そのアドバイスに、利他行をするようにとありましたが、具体的に利他行とはどのようなことをしていけばよろしいのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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利行にもよおさるるなり

こんにちは

 曹洞宗のお経「修証義」の中に「(困っている様子を目にすると)利行にもよおさるるなり」という言葉が出てきます。
 「もよおさるる」とは(例えは悪いですが)おしっこがしたい時「尿意をもよおす」などと言いますよね。その「もよおす」です。

 おしっこはしないと体に悪いです。だからおしっこをします。でも「しないと体に悪いから」と思っておしっこをする人はいません。もよおすからするのです。

 よい行いも同じです。もよおしたらする、それだけです。

 あまり「よい行いをしなくては」と構えず、正しく清らかな心をもっていつも笑顔で周囲に目を配っていれば、自然と利行(=利他行)に体が動きます。

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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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❝和顔愛語(わげんあいご)❞を心がけましょう。

小生の回答が不十分だったようですね・・・。すみませんでした。
「利他行」を具体的に言うと《無財の七施(むざいのしちせ)》というものがあります。お金が無くてもできる7つの「利他行」です。ネットで検索してみて下さい。
その中の2つに当たる❝和顔愛語❞というものがあります。あるお経の中に、阿弥陀仏がご修行中、常に心掛けていたことが❝和顔愛語❞だった、と書かれています。《優しい笑顔と思いやりのある言葉》という意味です。何でもないようですが、結構難しいですよ・・・(笑)。
とにかく「利他行」をそんなに難しく考えなくてもいいです。要は、他人様に「利益(りやく)」を与える行い=他人様が喜んでくれるように行動する、という事です。無理なさらずに、できる範囲でいいのです。合掌

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おきもち

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良い人・優しい人が損する理由

YouTubeのオススメに「良い人・優しい人が損する理由はこれです」みたいな動画があったので、とりあえず観てみました。その動画には「ブッダの教え」というサブタイトルが付けられていました。 優しさと思いやりが、いいように利用され苦しむ主人公の話でした。 その後、主人公が見つけた答えは、 ①「自己尊重と他者への尊重のバランス(自分自身と他人の間に健全な境界線を引く)」 ②「自分の気持ちや考えを尊重してもらえない関係は健康的ではないと理解しそのような関係とは距離を置く」 ③「支援や協力が真に価値を持つ場合にのみそれらを提供するようにする」 というものでした。 私にはとても良い話に感じましたが「我を無くす」から遠のいてるようにも見えて、この話をどこまで鵜呑みにしていいのか迷っています。 「ブッダの教え」とありますが、この動画に出てくる登場人物名や逸話をネットで検索してもそれらしいソースが見つかりませんでした。 (生きにくさを抱えた現代人向けの創作?) ここでお坊様方にお聞きしたいのは①②③は仏教的に見て、実行しても大丈夫な内容でしょうか。 またお坊様方の考えなどもお聞かせ頂けたらと思います。 よろしくお願いします。 補足です。 私は優しさ・善良さとは程遠い人間ですが、周りではよく聞く話だったので、このテーマに関心がありました。

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