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未来が不安です

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有り難し有り難し 5

こんにちは。
悩みがあり、サイトを探していると、このhasunohaを見つけたので、相談させていただきます。

私は、まだ中学生ですが、自分では、考えすぎというか、深く考える性格だと思っています。

最近は、何か考えるたびに、苦しくなってしまって、また将来が不安になります。

かといって、何も考えずに暮らしていくのは無理だと思っていますし、しっかり将来のことやこれから先のことを考えていかないと、後で後悔すると思っているので、それは嫌になります。

今の状態で満足だし、別れが苦手でなかなか立ち直れず本当に苦しくなってしまうので、これから先のことを考えることが苦しくなってしまいます。

別れに対しては、どのようにすればいちいち落ち込むことも苦しくなることもなくなりますか。
本当に、つらいです…。

また、不安は、どう対処すればいいのでしょうか。

・今を楽しむ
・不安を解消するように自力でそのことについて一つ一つ考える
・感じないようにする

などは考えたり聞いたり見つけたりしましたが、どれもこれといった感じはせず…。

考えすぎなのでしょうか。

では、その性格はどのようにすれば治るのでしょうか。
行きやすくなるのでしょうか…。

生きる意味って、何なのでしょうか。

まだまだ悩みはありますが、回答していただけたら嬉しいです。
それから、また相談してもいいでしょうか。

よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

川の流れのようなもの

manaさん、はじめまして。質問を拝読いたしました。

manaさんは、深く考える性格で、考え始めると苦しくなり、将来が不安になるのですね。manaさんは、今の状態で満足していますが、別れに対してつらく苦しくなってしまうのですね。

manaさんは、これからたくさんの出会いと別れを経験していくでしょう。

高野山を開いた空海も、たくさんの出会いと別れを経験しました。空海が17歳~二十歳ぐらいの間に、一人の僧侶と出会い仏教の道に進むことを決心しました。

また、空海は命を懸けて中国に渡り、教えを受けた現地の師匠と半年で死別しました。

仏教では、出会いと別れを諸行無常(しょぎょうむじょう)と説きます。例えるなら川の流れのようなものです。上流から下流に流れた水は、再び上流に流すことはできません。流れていくものは止めることができないのです。

manaさんの出会いと別れは止めることができません。しかし、どのような出会いにするのか、どのような別れにするのかを決めるのはmanaさんです。

manaさんが、よい出会いと、別れ際に手を合わせることができるようなさよならができるよう祈念しております。

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有り難し
おきもち

徳島県の高野山真言宗寺院で住職をしています。 本山布教師心得として自坊の...
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質問者からのお礼

早速のご返答ありがとうございます。

ご返信いただけたことに、安心しております。

具体的に、どのようにしていくとよい、ということはありませんか。
私はそういった性格なもので…。

お忙しい中、ありがとうございました。
また、相談してもいいでしょうか。

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