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面接について。

回答数回答 5
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私は今月、就職の面接試験があります。
面接は生まれて初めてなのですごく緊張します。
少しでも緊張がほぐれて自信を持って面接をするにはどうすればいいのですか。


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お坊さんからの回答 5件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

面接のマニュアルは分かりませんが・・・。

 ワシは就活の面接のプロではないので、テクニックは分かりませんが、緊張は良いものだと思います。ワシは昔、法要や人に話をするとき緊張してました。勿論、周りの人からも直すように注意されましたが、ある老師から「緊張するのは良いことだ。その人の事を真剣に思っている証拠だ。」と言われて、気が楽になり未だに緊張するのが直せません。これが第3者にどう見られているのか?言われたことがありますが、真面目に見えるそうです。悪く言えば融通が利かないそうです。
 面接は縁です。大学生の時のバイトもワシが兼業僧侶を決意して就活したときも電話だけで僧侶という理由で断られたことが多々あり、面接にこじつけても落ちたり、見合わせたりが多い中、やっと受かったこともあります。特に今の就職先に面接に受かった理由が、お茶を出されたときに「頂きます。」「御馳走様。」を言ったからだそうです。すべては縁起が関わっているのですね。
 ですから、あゆみさんも一度や二度の失敗にめげずに就職できるまで続けてみて下さい。今言えることはこの程度ですが、今後、また、就活で悩みが出て来ると思いますのでその時はhasunohaや周りの頼れる人に必ず相談して、1人で解決しないように慎重に行ってください。

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あなたの小さな悩み相談お答えします  私があなたの悩みを解決するのでは...
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具体例を出すと相手の記憶に残りますよ。

面接、確かに緊張しますよね。人は「具体例」を出すと説得力が増すんですよ。

例えば、あなたの長所は?と聞かれたときに、ただ単に「明るさです。」「接客です」と答えるよりも、明るさや接客が長所という理由を証明するエピソードを加えたほうがいいんです。

「周りからよく笑顔を褒めてもらえます、嬉しいのでいつも笑顔になってしまいます」とか

「お節介といわれるほど、人に尽くすのが好きなんです。だからこの職を選びました」など。

多少はったりをかましてもOKでしょう、頑張ってください!

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サラリーマン家庭で育った私が作った小さなお寺。目指すは「アットホームテンプ...
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あなたは勇気ある人です

私が、あなたについて知っていることを書きます。
まず、自分の知りたいこと、悩んでいることについて、積極的に、そして素直に問いかけることができます。この「素直さ」には、インターネットという手軽さの上ではあるのですが、それでも質問をするということは「自分を晒す」わけですから、勇気がなければできないことです。
そして、あなたには味方が沢山いるということです。今までの質問に対して、25もの回答がありました。みんな、あなたの味方です。私たちは、質問をいただく事で、「世の中には、こういう人がいるんだなぁ」ということを、学ばせていただいているのです。
さらに、そのやり取りに「いいことを聞かせてもらった」と感じている人が、さらに沢山いることです。あなたが勇気を出して質問しなければ、「有り難い話を聞いたなぁ」という感情は、それだけ起きなかったのです。どうですか?あなたの勇気と素直さが、こんな結果を出しているのです。
最後に、公開プロフィールに、「お坊さんが好き」と書いてくださいました。坊さんに限らず、「何かが好き」と言い切れることは、それだけ幸せなんだろうと思います。また、「好き」という感情は理屈を超える力があります。今時の中学生あたりで、「好きなものがない。本当に、何もない」という子は多いのですよ。対象がなんであれ、好きというのは生きる力に繋がっていると思います。その力が、あなたにはある、という事です。
あなたの身の回りで、このhasunohaを利用している人は、そんなに多くないと推察します。もしかしたら
面接の現場で、他人と差別化するのに使えるかもしれません。その場合は、「自分が感じた事」を、自分の言葉で言えるかどうか、がポイントです。

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一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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緊張しているかどうかはみられていないと知る

修行道場にのぼってくる若手和尚の面接官(客行と言います)経験ありの丹下ともうします。
その会社の面接官があなたを含めた新入社員に ❝何❞ を求めているかどうかは分かりません。
緊張しているか否かはあまり重要視され無いと思います。
かえって世慣れ過ぎていてまるで緊張感ゼロというのも出木杉ちゃんで、いい印象を与えられるかといえば、かえってそうでない場合もあるものです。
「この子は素直じゃなさそうだから、会社の指示通りに動いてくれなさそう」ということで採用されないケースだってあると思います。
仏道業界でも、そういう人、素直さに欠けるので、こちらの話をまるで聞いているようで聞いていない、自分自分しすぎているので、むしろパス、お断りです。
採用されるか否かは採用する面接官次第とも言えますが、あなたの素の自分を、そのままにお伝えするだけでいいと思いますよ。
その会社の為になりたい、という気持ちを伝えてみてください。
人間を観ている訳ですから。

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最後はご縁です。

あゆみさん,ご質問ありがとうございます。

人生の中でも,今後のあり方を決める大切な就職試験ですね。
緊張するのは、無理からぬことです。
どんなに準備を重ねても、緊張しないという人はいないことでしょう。

効果のほどはわかりませんが,おまじないのような緊張のほぐし方もありますね。
たとえば、手のひらに人という字を書いて飲むとか。
(「のんでかかる」のだそうですが)
自分の気持ちが楽になるのなら、試してみてもよろしいかと思います。

しかし、そういうものは、気の持ち方の問題です。

一番効果があるのは、やはり、自分が精一杯準備・対策をしたという
自信であると思います。

学校の先生の面接指導もあると思いますし、面接の本は本屋に行けば
山のようにあります。

でもいたずらにたくさんの情報に振り回されるのではなく、
自分を最大限に表現できるよう,最大の努力をし尽くしましょう。

しかしそれでも合格するかどうかはわからないものです。

「天命に安んじて人事を尽くす」(清沢満之)
という言葉があります。
できるのは、最大の努力。
あとは仏様の御心にお任せいたしましょう。
ご縁の有り様は様々です。
最後はご縁があるかないか。

最大の努力で、就職試験に向かってくださいね。

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真宗山元派上西山正善寺住職
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