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心の眼

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心の眼で見るとは、どういうことなのでしょう。どうすれば見ることが出来るのでしょうか?

よろしくお願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分を見る眼ができる

この心身に起こっている知覚はそれを知覚した時点で実際の真実です。
ところが、思い方は別物。
事実は一つであっても、解釈は無限にある。
心で思うことは事実を脚色する。
だから、思えたことは思えたことであって真実ではなく、脳内個人情報・脳内個人ドラマであったりするものです。
それを弁えたうえで、セルフストーリーに走らないように、事実をありのままに見たうえで、事実と照らし合わせたうえでブレやズレのない、思考や解釈で脚色されない❝直観❞とでも言いましょうか。
自分の想念やイメージに騙されずに実物を見る眼。
現代人にかけているのはここではないでしょうか。
他人のイメージ操作に捻じ曲げられずに実物を見極める眼。
禅は自己のありようを見つめ、事故が想念に染まる前の事実に目覚めます。
自分が自分に開眼するのです。
想念を交えずにものを見ることができれば真贋が開けたといってもよいでしょう。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

丹下覚元住職様、コメントありがとぅざいます。

以前、心の眼で見てくださいと言われたことがあります。

自分のイメージで例えば、人の印象なんかを自分本位に決めつけず、見たまま真実を受け入れるということでしょうか。

ありがとうございました。

「仏教全般」問答一覧

良い人・優しい人が損する理由

YouTubeのオススメに「良い人・優しい人が損する理由はこれです」みたいな動画があったので、とりあえず観てみました。その動画には「ブッダの教え」というサブタイトルが付けられていました。 優しさと思いやりが、いいように利用され苦しむ主人公の話でした。 その後、主人公が見つけた答えは、 ①「自己尊重と他者への尊重のバランス(自分自身と他人の間に健全な境界線を引く)」 ②「自分の気持ちや考えを尊重してもらえない関係は健康的ではないと理解しそのような関係とは距離を置く」 ③「支援や協力が真に価値を持つ場合にのみそれらを提供するようにする」 というものでした。 私にはとても良い話に感じましたが「我を無くす」から遠のいてるようにも見えて、この話をどこまで鵜呑みにしていいのか迷っています。 「ブッダの教え」とありますが、この動画に出てくる登場人物名や逸話をネットで検索してもそれらしいソースが見つかりませんでした。 (生きにくさを抱えた現代人向けの創作?) ここでお坊様方にお聞きしたいのは①②③は仏教的に見て、実行しても大丈夫な内容でしょうか。 またお坊様方の考えなどもお聞かせ頂けたらと思います。 よろしくお願いします。 補足です。 私は優しさ・善良さとは程遠い人間ですが、周りではよく聞く話だったので、このテーマに関心がありました。

有り難し有り難し 9
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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ