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虐待された過去があり、父の葬式にも出たくありません。

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父が癌なのですが、小さい頃からAV が垂れ流しの環境で育ちました。
母は統合失調症で、私に死ねといってきます。
父とも母とも関係が悪いので、父の葬式に出たくありません。
代わりにお浄土にいけるように、父の為にノートに写経しています。

私は、親不孝だと思ってしまいます。
母から死ねと言われるので、自殺未遂まで追い込まれました。
つい最近のことなので、怒りを静めて明るい方へ歩くヒントが欲しいです。

お聞き苦しい話を失礼しました。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人間というものを理解する

自分の父親母親に対して「自分の父親母親だ」という思いを外してみましょう。
「この世に私のものはない」とわかるまで復唱してみてください。
本当だったら、できればお父さんお母さんはまともな人格であってほしいものですよね。
この世の8割以上の方が自分の父母には完全に満足していません。
そう感じる時期もあり、それも変わっていくものです。
まず、今まで人生お疲れ様でした。もう大丈夫ですよ。
母親に死ねとか言われるのはかなしかったですよね。
生きる気力を失いますよ。かわいそうです。なでなで。大丈夫です。生きてください。
それにしても、この世は不可思議ですね。なんで、こういう父母のもとで生まれてきたのでしょう。だれもそれは選べないのです。
どういうわけか自分で望んだわけでもないのに、自分の願う理想の父母ではない家庭に生まれてくるものです。(生苦)
この質問だってだれが回答するかもわからない。
すべてが自分ルール・おうちのルールが通用しない世界。
生まれてすぐに回転ずしのシャリの上に乗せられる魚卵や稚魚もいる。
長生きしても施設に閉じ込められて暗い思いをしながら死んでいく人もいる。
娘に嫌われながら存在している父親もいる。
そんな中であなたは人間として生まれて20年以上生きてこれた。
100万の引き出しがある中で父親のAV鑑賞と母親の死ね発言の引き出しばかり閉じたり開けている。そんな引き出しは今すぐぶっ壊して二度と開けるな!と言っておきましょう。
人間は百万面体。そこばっかり覗いていればあなたも視野が狭くなって、苦しくなるものです。あなたのお父さんに限らず世の男性の大半がAVやらポルノ雑誌を観ているものです。でなければコンビニにアダルトコーナーはありませんし作る人がいません。
世の女性の半数以上が自分自身の人間性、感情に苦しんでいます。本人が一番苦しんでいるのです。だから、人や自分の子供にさえも毒を吐く。でなければ実の娘に死ねとか、虐待めいたことをするわけがありません。自分自身が世に病んで自身に病んでいるからなのです。
かわいそうなのはあなた。そして、自分を制御できないあなたの母親です。
あなたを母親から独立自立させてあげてください。
出家精神とは家や自分のルールから抜け出して菩提心を起こすこと。
そしてより良い人間性を目指すこと。あなたの人生。あなたが仏菩薩の道を歩むのです。

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おきもち

嫌なことは思い出さないように

そういう事情なら、葬式に出なくても良いと思います。

嫌な父母のことなんか、日常生活では忘れておいてはどうでしょうか。
思い出すたびに嫌な気分になるようなことなら、思い出さないで、仮に頭に浮かんでもその思考をすぐに手放すようにしましょう。

あくまで比喩ですが、あなたの体にとって毒となるような思い出が、脳内に出てくるわけです。
自分で自分に毒を注入するのはおバカな行為でしょう。
頭に嫌な思い出が浮かんだら、
「いかんいかん、これは体に毒だから考えないようにしよう」と、
気持ちを切り替えで、速やかに別のことを考えるようにしましょう。
脳に毒を流している時間をなるべく少なくするような感じで。

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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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ご供養なさって

拝読させて頂きました。私も浄史師がおっしゃるとおりお葬式は出なくても良いと思います。
あなたはお父様の極楽往生の為に写経なさりご供養なさっておられます。
ですから私はあなたがしっかりとお勤めなさっておられると思います。
お葬儀のときは場所は違えども手を合わせてお念仏おとなえなさってくださいね。
仏様は必ずあなたのお気持ちを御受け取りなさってくださいます。大丈夫です。どうか仏様をお信じなさってくださいね。

今迄あなたは大変つらい思いをなさり生きていらっしゃったことでしょう、どうかこれからのあなたの人生が明るく心穏やかに安らかに正しい信仰を持たれてお健やかに成長なさって頂きますように心よりお祈り申し上げます。
あなたを心より応援させて頂きます。

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Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

願誉浄史様

ありがとうございました。
頭を切り替えるのをやってみようと思いました。
「体に毒だから考えない」という比喩のお陰で大変分かりやすくなりました。
今までの私は、自分に毒を入れてしまっていたような気がします。
これからは気持ちのよい清々しいものを入れていきます。

kousyo Kuuyo Azuma  一向寺様

優しいお言葉ありがとうございます。
場所は違えど近所にあるお寺で、お念仏を唱えようと思いました。
仏様の教えは少しずつ、般若心経から学んでいるところです。
いつもなんとなく見守ってくださっている気がしてなりません。
これからも手を合わせて生きていこうと思います。

丹下覚元

「この世に私のものはない」
暗いものが入っている引き出しをあけだしたとき、苦しいとき唱えようと思います。
実際口に出してみると、落ち着きます。
私は、良くない引き出しをあけてばかりいたのだと気づきました。
100万の引き出しの中には、綺麗なもの優しいものも、たくさん入っているに違いないのに、あほな事をしておりました。
人として20年間生きてきて、なにがあっても側にいてくれる友人も弟もいます。
そんな大切なことも忘れておりました。

またあほな事をしそうなときは、覚元の回答をノートに写します。

ありがとうございました😊🍀

「葬儀」問答一覧

祖父の葬儀での出来事

先日祖父が亡くなり、生前からの祖父の意向もあり、家族のみ参列し、所謂直葬を執り行いました。 無宗教ということと、以前身内の葬儀の際にお坊さんの振る舞いについてとても嫌な思いをしたことがあったようで、それ以来自分が死んだら戒名もお経もいらないから家族だけで見送って欲しいとのことでした。 祖父の希望通りに直葬を執り行ったのですが、せめて火葬場ではお経を1回くらい読んで貰った方がいいのではないか、と親族の一人から声が上がり、じゃあそうしようということで、その際お世話になっていた葬儀屋さんに相談し、お坊さんを手配して下さるとのことで火葬の前に読経していただけることになりました。 お経が始まり、喪主である祖母がまず焼香し、それに続いて参列者が順番に焼香を行っていたのですが、一人ずつではなく三人ずつ焼香を行って欲しかったようで、お坊さんが読経中ですが参列者のいる後ろを振り返り、すごい目付きで睨んできました。 確かに焼香台は三つありましたが、特に何も言われなかったため、喪主に続き一人ずつ焼香を行っていました。 お坊さんの様子に気付いた火葬場の職員の方が、三人ずつどうぞと声をかけてくださったのですが、その間も時折こちらを睨みつけるように見ており、更には肩を竦めため息を吐いていました。 あまりの出来事に唖然としたと同時に頭にカッと血が登り、動悸が激しくなりました。 そのくらいの衝撃を受けました。 そのお坊さんにとっては数ある内の一つかもしれませんが、私たち遺族にとってはそうではありません。 大切な祖父を侮辱されたようでとても腹が立つと同時に悲しくて仕方ありません。 祖母も気付いており悲しがっていました。 こんなことなら祖父の言葉通り、読経してもらうべきでは無かったと後悔しております。 そのお坊さんへのお布施は一万円お渡ししましたが、お金さえ貰えれば後はどうでもいいのでしょうか? 腹の中で何を思ってようが自由ですが、それを表に出さないようたった数分も我慢できないのでしょうか、それが不思議でなりません。 上記したように、以前にもお坊さんのことで嫌な思いをしたことがあり、それに今回のこともあり、もちろんそんな事はないと分かってはいるのですが、こんな人ばかりなのですか? また、この悔しい気持ちの落ち着け方が分かりません。 アドバイスいただきたいです。 よろしくお願いいたします。

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母の葬儀を神式でやりたい父を理解出来ない

2月5日に、母がガンで他界しました。まだ60代の若さでした。今、悲しみと喪失感に暮れて居ます。 そんな中でも、葬儀の準備を進めなければなりません。我が家は、代々仏教式での葬儀を行なって来ました。 しかし、何故か父が神道式にしたいと言い出したのです。 ちなみに、父は特別神道を崇拝している訳でも無く知識もほとんどありません。 神式では、代々のお墓に遺骨を入れられません。魂も輪廻転生の輪に入れず、神棚に奉られる状態になると聴きました。 私は、生前散々苦労して来た母を、極楽浄土に送りたかったのです。 生まれ変わって、来世こそは、苦労無く、幸せな人生を送って欲しい。 しかし、神式では嫌な思い出ばかりが残る我が家に、魂を縛りつける事になるのでは無いかと心配しています。 父が私に相談も無しに依頼した葬儀屋さんも、神式葬儀の事例はほとんど無く、儀式なども曖昧に形だけやっている状態です。 母の亡骸は、まだ自宅に安置されています。枕直しの儀に必要な小刀などを担当の方が置いてくれました。 しかし、刀の置く向きが違います。葬儀屋さんのスタッフさん側に、神式の知識が無いのです。 用意出来る祭壇も小さく質素で、どうにも必要な用具が足りていません。これでは、あまりにも可哀想です。 まさか、お葬式の件で父とケンカをするとは思いませんでした。 どうしても神式で葬儀を行いたいのであれば、そこは仕方がありません。 ですが、せめて今の葬儀屋さんをキャンセルして、神式の儀式に詳しい、専門の葬儀屋さんに変えて貰いたいのです。 枕直しの儀を取り行ってしまった後のキャンセルは、失礼に当たるので出来ないのでしょうか…。 逆に、儀式をしたにも関わらず、別の葬儀屋さんで2度目の儀式を取り行う事は、 母の魂が迷ってしまったりなどの影響があるのでしょうか…。 葬儀業者をキャンセルして切り替えた経験のある方。 そして、数多くの魂を送って来られた、お坊様。 もう時間がありません。何卒、救いの手を差し伸べて戴けます様、お願い申し上げます。 大切な母親が人生の最後に、主役になれる日が葬儀だと考えています。 とびきり美しく、良いお式だったと言って戴ける様なものにしたい。私が出来る、最後の親孝行です。

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檀家総代について

先日父方の祖父が亡くなり、週末にかけて葬儀等を済ませたのですが 実は父が檀家総代をしているお寺の住職の母親の四十九日が祖父のお通夜と告別式が終わった次の日にあり 父は間もなくその手伝いに向かいました。 亡くなる1ヶ月前から祖父は施設のベッドから落ちて大腿骨を骨折したのちに入院と手術をしていたのですが その際はちょうど住職の母親が亡くなったあたりのタイミングだったため 本来であれば医師からの説明のためずっと病院に居なければならないはずが 檀家総代であるという理由から葬儀をまとめなければならず あまりそばに居ることができないような状況でした 「なんとかして祖父のそばに居てやれないものか」と言っても 父は「俺が葬儀のまとめをやらなければいけない」と返され聞き入れてもらえませんでした その時でも色々と疑問に思うことはありましたが まだ祖父は生きている状態だったので とりあえずはあまり口を出さずにいました でもなんだか今回は話が違うような気がするのです 昔からお世話になっているお寺なので 色々と感謝することがあるのは間違いなく 手伝う義務のようなものがあるのは十分理解しているつもりなのですが 身内の、しかも自分の親を見送るという時に葬儀から荼毘まで最低限のことだけして それが過ぎたあとは先にひかえている他人の葬儀を優先的にまとめるというのは なんだか祖父をないがしろにしているような感じに見えてしまってわたしは納得できません。 せめて四十九日までは自分の親のために集中できないものなのかと ただでさえ葬儀の前も後も大変だというのに… 檀家総代というのは、大切な家族の時間を犠牲にしてまでこなさなければならないものなのでしょうか? 本人に言っても、まわりに相談しても 「仕方がないことだから」と言われて終わってしまいます。 自分の行いは大なり小なり必ず自分にかえってくるものです もし自分があの世に行くときでも同じようにないがしろにされても良いということなんでしょうか。 あまりに薄情な気がしてなりません。。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ