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生きるのが辛い

回答数回答 1
有り難し有り難し 9

なかなか周りに相談できないのでよろしくお願いします

中学生頃から長生きしたいという願望はもともとなかったのですが、社会人になってから生きるのが辛くなり、死にたいなーとよく思いますが
だからと言って死ぬ勇気もないです。

自殺は周りに迷惑かけますし、安楽死は海外に行かなければならないのでお金が足りないです。肺炎になったときは働いていたので周りに迷惑
かけてしまうと思い病院に行き薬もしっかり飲んでしまい、死に損なったとすら思います。
仕事はストレスが溜まり辞めてしまいました。

本当に死にたいとは思っていないようなので、考え方を変えたいと思い相談させていただきました。

よろしくお願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「辛い」と感じるということは

他人や物事について何かしらの「物思い」をなさる時、こういう風になったらいいな、とか、こういう結果になるんだろうな、とか、先読みして推し量ってストーリーを事前構築していませんか?
これ自体は「人の自然な心の働き」であって別段悪いものではないのですが、問題はその先にあり、ここに「こだわり」や「想念」というフィルターが介入し、これらを通して結果という現実が目の前に発現すると、それまで想定していた予想回答との「差」を感じてストレスを受けてしまう。更に言うと、その「結果という現実」自体にすらも、良いor悪いのラベルなんてそもそも貼られていやしないのに、これらフィルターが速攻で自己都合の勝手な評価をそこに付け加え補正を掛けて歪曲させてしまう…人間とは進化の過程で知恵を持ち賢くなりすぎた為、思考の中にこのような「思いのしがらみ」を常に抱えている悲しい生き物なのです(汗)
そして大事なのは、都度そこに気づいて尚且つ何時でも軌道修正して、固着前のメモリーダンプをクリアできる自分をトレーニングして育てていくこと。そもそもこの世はあなたや私の思い通りにならなくて当然でして、この世の本来の現実は人の勝手で思い描いた幻想とは乖離したところで、「あるがまま」の実相を、こうしている今も、そのままの有様で存在しているのみであります。
「生きていきたい」と思っていらっしゃるようで先ずは何よりです。あとはどうすれば重荷が取れるか、いや、と言うかそう感じてしまっているココロの目線の方にこそ原因があり、そこから改善の糸口が見つかると私は信じます。

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有り難し
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現代は実に「背負い込んでる」人が多いと思う。 別に自分が背負い込まなくて...
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質問者からのお礼

回答ありがとうございます
振り返ってみると行動する前に先のことを考えてしていたと思います。自分の想像の範囲でなかったことが多く毎回後悔していました。
今後は固着せずあるがままを受け入れていこうと思います。
自分と向き合う良いきっかけになりました。ありがとうございます

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