遊ぶことに罪悪感を感じて苦しいのは何故?
遊んでいるつもりでも仕事、将来の悩み事が常に頭の片隅にあり心から遊びを楽しむことが出来ません。
遊ぶ時は豪快に遊んだ方がメリハリがついて仕事も出来ると思うのですが、心から楽しむことが出来ていません。
人生は1度きりで短いものなので仕事ばかりにエネルギーを使っても楽しくないと思います。
この苦しみから解放されるにはどのように思考したらよいでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
煩い悩むと書いて煩悩
最近平均賃金が上がるニュースがありましたが、
多くの方は貯金をすることを選ぶそうです。
みんな、なんかしらの将来に漠然と不安を抱いてるんです。
お釈迦さまも、めっっっちゃ恵まれた環境下におられたのに
「老病死」を目にしてからはすべてが虚しくなりました。
そしていよいよ出家されたわけです。
煩い、悩むと書いて"煩悩"です。
わたなべさんは「心から楽しみたい!」という煩悩に苦しめられています。
ちょっと分析してみましょう。
なぜ、心から楽しみたいのでしょうか?
"豪快に遊んだ方がメリハリがついて仕事も出来るから"
"仕事ばかりにエネルギーを使っても楽しくないと思うから"
とすると、わたなべさんには
「仕事が楽しく出来るようになればいい」という解決策もありますね。
"人は都合の悪いことがあったら自分を不自由にさせているものは何かと外に原因を探そうとする""自由がないのではなく、自分が自由になっていないだけ"
仏教の考え方はこれです。
そもそも、この世界は娑婆(堪え忍ぶ)世界です。
悩み苦しむようにできています。
逆にいえば、悩みが全くない楽しいだけの世界って、
すぐに飽きるでしょうしきっととてもつまらないですよ。
悩みながら、その中で楽しみを見出していく。
自分の煩悩を見つめ、自分の思考の何が自分を縛っているのかを冷静にとらえていく。
一度きりの人生と思うなら、楽しいだけのfoolな生き方よりは、こんなcoolな生き方もいいんじゃないでしょうか。
楽しいに「理由」は必要ありません。
わたなべ様
こんにちは。拝見させていただきました。
遊ぶ事に罪悪を感じてしまうとのこと。例えは違いますが学校の受験前に遊んでるような「こんなことしてる場合じゃない感」と似たような感じでしょうか。なんとなく目の前の事から逃げるために違う事をしてしまっているような感覚。ありますよね。
「考えても仕方がない」「今を生きろ」というのが正論なのかもしれませんが、それは無理だと思います。人間は「思考」する生き物だからです。そして「思考」という能力を手に入れたことで「過去や未来への不安」を副作用として持つことになりました。心を押さえつけようとせずに「あぁ不安に思っているのだなぁ」と不安という感情のエネルギーをただ感じるようにすることです。
別の方法としては、将来の不安を出来るだけ具体的に数字にするまで考える事です。なんとなく考えて答えがない状態なので思考し続けます。できるだけお金など目に見える形になるまでとことん考えて具体的にしてみるのもわたなべさんの性格にもよりますが不安を減らすことが出来ます。
もう一つは自分の中の「べき」に気づく事です。「メリハリをつけることが良い」と思っているとメリハリがついていない事が悪い事になります。そんな事は決まっていません。メリハリをつけなくても楽しく生きている人はたくさんいます。人生は一度きりを考える人ももちろんいますが、長い長い生まれ変わりの命の流れの中での今の時を生きているに過ぎないと考えて楽しく生きている人もいます。
自分の心を観察するようにして、どんな時に安らぎを感じているのか。楽だと感じているのかという「理屈や理由」ではない所の感情を感じるという事を考えてみていただけると少し変わるのかなと思います。
後は今の状況に感謝する事。当たり前に支えられている事に感謝する「練習」をする事です。そうは感じられなくても練習をしているとだんだんと今が見えてくる時がやってきます。応援しております。合掌
とことんやってみる
拝読させて頂きました。あなたがもしそうお感じなさるならばお仕事でもあなたが心から志してやろうと思うことをとことん根詰めてやってみてはいかがでしょうか。
自分ができる範囲でしっかりと逃げることなくやり込んでみてはいかがでしょうか。
やっていくうちに心も身体も満たされて参ります。
また新たな発見や目標や希望もしっかりと見えてきます。
あいまいにせずにしっかりと向き合い、ぶつかってみてはいかがでしょう。
あなたの未来が必ず変わってくるでしょう。
あなたのこれからの未来が明るく開けていかれ、ご自分の力で開拓されていかれますよう、心も身体も充実して毎日を歩んでいかれますように心よりお祈り申し上げております。
質問者からのお礼
回答ありがとうございます。
遊び、仕事それぞれ中途半端なんだと思います。
どちらかでもとことんやっていけば何か見えてくるかもしれませんね。