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義母と縁を切りたいです。

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昨年結婚し、現在は旦那と二人で暮らしております。
とはいえ、旦那の実家は自営業で、私も旦那家族と一緒に仕事をしているため、旦那家族とはほぼ毎日顔を合わせます。
義父は仕事人間ですが、義母はただ口出ししたくて顔を出すような人です。

結婚して間もない時、近所の方々に「私、おたくの奥さん嫌いなのよ」「お義母さん変わってるから大変でしょ」と言われたことがありました。
始めは気にもしていなかったのですが、1年間過ごす中で、その意味がよく分かりました。
義父や旦那に指示された仕事をしていても、自分があれこれ指示したいようで、口出ししてきます。
それは私だけでなく、パートさんなど外部から来て下さる方にも同じです。
現場の人間に指示されたことをやっているのに、ふらっと現れる人間に違う指示をされ、皆混乱します。
それに加え、嫌味ったらしい言い方で、こちらのイライラは倍増します。
人のやり方が気に入らなかったら、とりあえず最後まで見ていて、後でねちねちと言ってきます。
皆、口を揃えて「一言多いよね」「口だけで自分は何もできない、何もしない」と言います。
同感です。

極めつけは、「うちの息子はどんなお嫁さんを連れてくるのかと思ったら、最近の若い子は働かなくって」と周りにもらしていたというのを最近知りました。
仕事上、休みなどとれず、半年に1日です。
ずっと家にいて、気分次第で出てくるような人に言われたくありません。

今まで、苦手な人はいても、ここまで嫌いな人はいませんでした。
義母の姿を見ると、動悸と震えに襲われます。
義母が原因で、旦那との喧嘩も絶えません。
旦那への気持ちも冷めました。
これからも義母のことを我慢していかなければいけないと思うと、気が遠くなります。
義母がいなければ、、と思ってしまいます。
いっそ、離婚して一人で自由に生きていった方が楽だな、、と考えています。
人生一度きり。
一人の人に自分の人生を台無しにされたくありません。

私の考えは甘いのでしょうか。
間違っているのでしょうか。
どうか、お考えをお聞かせください。
よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

縁を切ったという縁

ご相談拝読しました。

>「人生一度きり。 一人の人に自分の人生を台無しにされたくありません。」

この決意のとおり、好きなように進んでみてはいかがでしょうか。それこそお義母さんのせいにも、誰のせいにもせず、自分の責任で決断を。

どんな決断でも甘いとか、間違っているとかいうことはないと思います。甘いとか間違いというのは決断の内容ではなく、決断した後にそれでも思い通りにならなかった時に周りの誰かや環境のせいにすることを言うのでしょう。

お義母さんと縁を切るために今の関係を断って新たにスタートするのもありなのでしょう。
ただ、一言申し上げるならば縁を切ったとしても「縁を切ったという縁」が残るものなのです。
「あの時どうしてもお義母さんに耐えられず離婚した」という縁がこれからもあなたに影響を与え続けていくということです。
それがいいとか悪いとかはありません。人間はスッパリ切れないものを引っ提げて生きていくしかないのです。
でもそれまでの縁も、これからの縁によっていくらでも捉え方は変わっていくものです。どうぞ後悔のない決断を。

あなたの人生を大切にしてください。

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はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

質問者からのお礼

大変ありがたいお言葉をありがとうございました。
今まで悩んで参りましたが、自分の考えはなかなか理解してもらえないのではないか、、甘いと言われて当然、、と思ってきたので、まず否定されなかったことが意外でした。
と同時に、いっぱいいっぱいだった気持ちが、すっと楽になりました。
「縁を切ったという縁」を背負う覚悟を持ち、自分の人生は自分の責任でより良いものにしてゆきたいです。
本当にありがとうございました。

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