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孤独感や、心細いという感情 

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  元々、社交的なタイプではありませんでした。離婚し、さらに周囲から浮いてしまったような気がします。以前より孤独感を感じる時間が多くなりました。
 
  特に、夜に一人でいる時や、朝目覚める時に、ふと心細くなります。今になって振り返ると、結婚していた時はそばに誰かがいたというだけで、心強かったのだろうと思います。

 友人は数名おりますが、忙しいため、たまにしか会う事はできません。

 近い将来、一人で親の介護をする事になる立場にあるので、自分はしっかりしなければならないとも思っております。

 いずれは一人暮らしになるので、一人でもしっかり生きていける人間にならなければならないのですが、この年になっても私はまだ未熟なようで不安だらけです。

 支え合う相手がそばにいない人間は、心細さや孤独感と、どのようにつきあっていけばよいのでしょうか。 


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

結婚していてもしていなくても人間は一人

人は、生まれて死ぬまでずっと一人です。
この体で一生過ごすしかありません。しかし、家族があってもなくても、みたされています。何不足なく生きることができます。そのようにできています。
寂しいという気持ち、不安という気持ちは、何かと比べているからおこるのだと思います。
過去の生活と今の生活、今の生活と想像の未来の生活、友達の生活と自分の生活など、全て現実から離れた考えの世界の話です。
そんな妄想はただ苦しむだけです。

現実目の前のことをただ生きることしかないでしょう。友達がほしければ、趣味の集いなどの輪に入るのが一番早いでしょう。お寺の坐禅会、写経会などもそうした交流の場の一つだと思います。
お近くのそうした場所に足を運ばれてはどうでしょう。

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禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺副住職。 悩みを吐き出す事で、ちょ...
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いつも一緒は暑苦しい

北斗星さん、はじめまして。
徳島県の法話と天井絵の寺、觀音寺 中村太釈です。

北斗星さんには数名の友だちがいて、たまに会うことができるのですね。
それで十分だと思います。

いつも一緒に居たら暑苦しい。
北斗星さんにとって程よい距離感が心地よいのではないですか。

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徳島県の高野山真言宗寺院で住職をしています。 本山布教師心得として自坊の...
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ファンタジーでいいから

私は浄土宗ですので、そのストーリーを紹介させて下さい。
遠い昔にでも、聞いたことはありませんか?「ご先祖様は、亡くなった後でも、仏様になってシャバに残る人たちを思っていますよ、心配していますよ」と。私は死んだことはないので、エビデンスはありません。でも、「そうだったらいいなぁ、そうなのかもなぁ」と思います。現実は確かに無一物、裸で生まれて裸で死んでいくのでしょう。でも言葉があって、自分なりのストーリーを持てる、信じられるのであれば、それで少しでも心安らかに暮らせるならば、それを採用したいのです。ある意味それを肉付けするために、日々お仏壇に向かっているようなものです。
テレビでも、殺人事件の被害者家族が話しますよね。「あちらで安心してくれるだろう」とか。そう思うことで、そのストーリーを採用することで、彼らは娑婆を生き抜いて行くのです。
自分なりの思いを持って生きていくのであれば、昔から人間たちが採用してきた、このファンタジーを一顧してみても、良いのではないでしょうか。

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おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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質問者からのお礼

邦元 様

いつもスッキリと励ましてくださってありがとうございます。 寂しい、不安、という感情も、何かと比べるから起こるのだと考えたこともありませんでした。 無意識のうちに比べていたのかもしれません。 特に過去の自分と比べるところが大きいのかもしれません。 妄想なのですね。

新しい友人をつくる気力はまだありませんが、とりあえず、今ある人間関係に不満や不信感を持たず、大切にしていきたいと思います。

中村太釈 様  

ありがとうございます。 そのとおりかもしれません。 これが心地よい距離感なのかもしれません。 たとえ1年ぶりに会っても、すぐに昔のように親しく話せる友達がいることに、私は感謝をするべきですね。 

佐藤良文 様

ありがとうございます。 ファンタジーでもよい、というお言葉が、とても優しく感じられます。 ご先祖様の事をちゃんと意識している時は、孤独感が少し和らいでいるかもしれませんね。 昔から人間はそのように生きてきた、という事も忘れないようにしたいです。

「孤独と向き合う」問答一覧

孤独の力に負けてしまいます

何度かご相談させていただいております。寂しさ、孤独については3回目くらいのご相談になります。 私は孤独を感じるとネガティブスイッチがオンになり、自分が可哀想な理由を思い出の中から引っ張ってきたり(過去に傷ついた出来事など)、涙が止まらなくなったりして、目の前の事に集中できなくなります。幸い、誰にも迷惑かけない程度に自分の心の中にネガティブは収まっているのですが、自分にとって大変迷惑で、今年はこうなってしまう自分を卒業したいです。 現在、恋人はおらず、友達はいますが、この状態になった時にすぐ電話をかけられる人はいません。友達はみんな違う街に住んでいるので、なかなか会えません。時々電話はします。できれば、自分で自分の感情を落ち着かせたいです。 また、今どうしても頑張らないと行けないことがあるので、地元のコミュニティに参加するなど余裕はありません。もちろん、余裕ができたら参加していきたいとは思っています。 前より自分を客観視できるようになって、ネガティブスイッチが入った時、このまま行くと自分を可哀想だと思い始めて、記憶を漁り出すな、と認識できるようになりました。ここまではうまく行っているのですが、寂しい気持ちを処理できずにどんよりして、集中力が落ちたり、眠れなくなったりします。眠れない時は次の日にも響いて、ネガティブを持ち越すこともあります。 寂しい気持ちはどこにやってあげたらいいでしょうか。ネガティブな感情との向き合い方のヒントをいただけると幸いです。宜しくお願いします。

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将来親が死ぬことと自分が孤独になること

中年ですが親の死が怖くてたまりません。 先日祖母を亡くして以来恐怖が強くなり、夜眠れず、朝から突然涙が溢れます。 私はひとりっ子で同居しています。 日頃から絆を感じる友達はおらず、新しい仲間を作りたいと思い行動してもうまくいかず、一人きりです。 親とは他の仲の良い家庭と違って行動は昔から常に別々ですが、今思うと私の人生は親が全てだったと感じます。 本当に何もかもお世話になっていて、たくさん反発しましたが精神的にも常に助けられて来ました。 そのことに気づかないくらい当たり前になっていて、それくらい当たり前のように救われて来ました。 こう書いていてまた涙が溢れます。 若い頃に社会不適応と診断されたことのある自分は職場でも孤立しているため、一般的な大人のようにフルタイムで働くことがとても厳しいです。 でもなんとか自分のものになるようにと、今の職場で新しい勉強に取り組んでいる最中ですが、なぜか身が入らず、メンタル的にも不安定で、将来が怖くて怖くて仕方ありません。 今親は健康で、家事は家族全員で分担し、うまくやっています。 でも当然ですがこの日常はいつか終わります。 だれもが通る道だしそれが世の常だ。って分かっていても、どうしようもなく怖くて、毎日が本当に本当につらいです。 恐怖が心から消える瞬間がほとんどありません。 どうすれば、今目の前なことに集中して、心を穏やかにできるでしょうか。 また、こんな自分が今後孤立して孤独にならない方法はないでしょうか。

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なぜかいつも一人

子供の頃からふとはぐれてしまったり、輪に入れずに一人になってしまうことが多く、ここのところはやっぱり週末も誰かと過ごすというよりは一人で出かけたりということばかり。 誰かとつるむことがそれだけで良いことかといえばそうではないだろうし一人でいる時にはないトラブルや悩みもあろうかとは思います。 他人で自分の穴を埋めようとしてはいけないとは思います。 外国人の友達はよくできていた頃があって、それでも彼らは帰国して物理的距離に反して会いに行けば大丈夫なのですが親兄弟には言われぬ日々の暮らしでの喜び悲しみを共有する相手がいなくて、それは少しつらいです。同時に、一人いればそれはふと虚しさに襲われて、一人でいない時もやっぱり虚しさに襲われて、でも何かを誤魔化す、紛らわすツールとして誰かと一緒にいたいというわけではないとは思ってます。 虚しさ、これが人をして私から遠ざける何かなのかもしれないです。 飲み屋だスナックに行って人恋しさを紛らしている自分がなにを求めているのかもわからないです。コロナ禍の時に父親が極度の警戒心から出歩かないでくれと言っていた時期には達観した気になって私なら孤独感に苛まれまいと平気を貫いてきたかにみえたのですがつらいのは果たして孤独感なのか、自分の声が誰にも届くことない感覚、あ、それも孤独感なのか。 これとても数十年したらみんないないんだろうなとかやっぱり独りになるんじゃなかろうかと、要らぬ心配なのでしょうがまた虚しくなり。 結局は他人は変えられないし自分だって思うようには操縦できないし、世界は自分のためにあるわけではないし思い通りにいかなさを納得するとか泣き出したいこんな気持ちを飼い慣らすかする術をどうにか身につけたいです。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ