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離婚して日本へ帰りたいのですが

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有り難し有り難し 18

はじめまして。長文お許し下さい。私は、7年半前に国際結婚をしたのと同時に主人の国(クロアチア)でずっと生活を続けてきましたが、義理の両親との同居による諸問題を長年抱えており全く解決しません。離婚して日本へ帰りたいと考えています。私達夫婦には、子供はいません。

離婚を望む理由は次の通りです。私は、義理の両親とは別々に暮らしたいのですが、主人は同意しない。近くに住む小姑夫婦が頻繁にここへ来る。夫婦喧嘩をした際、主人は私の味方をせず姑の味方をする。外国で7年以上も義理の両親と同居生活をしているにもかかわらず、私の気持ちを理解しようとせず「全て〇〇が悪い」と私を批難する。

そして、私が一人で家で留守番中、強盗に入られ命の危険を感じるほどの恐ろしい思いをして、この国で生活していく自信がなくなったこと。この国の習慣を受け入れようと努力しましたが、強いストレスにしかならず精神的ダメージを受けた。現在の環境の下で、我慢して生活を続けると病気になるのではないか、と危惧している。

精神的にとても疲れ、今すぐにでも日本へ帰国して再出発したいのですが、私の実家の状況がそれを困難にしています。私は、三姉妹の長女で実家の母は、次女家族と二世帯で生活しています。住居は別ですが隣り合わせです。ところが、5年前からその実家には、子供一人を連れて離婚した三女が一緒に住んでいます。彼女は再婚するつもりはないようです。

私が、「離婚して日本へ帰りたい」と伝えると、母や次女は、「私達に心配かけないで」とか「嫌なことも我慢しなきゃいけない時もある」と言い、私に離婚してもらいたくないし、日本へ帰ってきて実家に住まれるのも困る、と思っているようです。

母や次女にしてみれば、「すでに三女が離婚して出戻ってきているのに、あなたまで離婚してここに住むの?」という気持ちで、世間体を気にしているのでしょう。それも理解できます。しかし、私の忍耐はもう、我慢の限界をとっくに超えているのです。もう無理です。

上記の様な状況で、私はこの先一体どうしたらよいのか全く分かりません。実家も助けてくれませんし、短期間でもサポートしてくれる友人もいません。もう死んだ方が楽になるかな?っと時々思う自分がいます。もう最後、このhasunohaの僧侶の方々に相談するしかないと思い投稿させて頂きました。宜しくお願い致します。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

どこを受け入れるか

はじめまして。

なかなか大変な状況でもう切羽詰まった…という感じでしょうか。

しかし、「私の実家の状況がそれを困難にしています」と、問題の原因をご実家のせいにしてしまうのはいかがなものかと感じます。
基本的にはご夫婦、そしてあこ様の問題ですから、現実的に状況の許す中での選択を決断していかねばならないのでしょう。

①ご主人があこ様に理解を示し、義両親と別居して夫婦仲を改善する。
②あこ様がご主人、義両親、小姑夫婦を受け入れ現状の生活を継続する。
③あこ様が義両親、小姑夫婦は受け入れることができないまでもご主人と理解し合い現状の生活を協力して乗り越えていく。
④ご主人に離婚について理解いただき、日本で仕事が見つかるまでの当面の間暮らすことができる慰謝料等をいただく。

などなど考えられるわけですが…私としてはまず「離婚したいほど苦しんでいる」ということをご実家にではなく、夫婦で話し合うことが肝要かと。(当然もうされているのかもしれませんが)
その上でご主人が全くもって現状を省みることがないならいよいよ離婚し、そしてどう暮らしていくかを考えるステップとなるでしょう。当然そうなった場合にはご主人にも責任があるわけですから金銭的にも協力を得たいところでありますね。それが得られない場合には、それこそご実家に頭を下げるしかないのではないでしょうか。
「こんなに苦しんでいるのに世間体ばかり…」という態度ではなく、「迷惑かけて申し訳ないですが当面の間身を置かせてください」と。地域柄そういうことに冷ややかな視線がある様であればあこ様が進んで矢面に立つ覚悟も必要なのかもしれません。

あれができないのはあれのせい、これができないのはこれのせい、では問題が解決しません。どんな苦しい状況となっても自分が生きたいように生きるためにまずは泥水でもかぶる覚悟が必要なのではないでしょうか。

義両親や小姑夫婦との付き合いは煩わしいものがあるのでしょう。しかしそれはどこにいっても姿形を変えて現れます。
両親・ご近所・職場・姉妹…あらゆる他者があこ様にとって思い通りにならない苦の原因となりえるでしょう。でも実はその原因は他者ではなく、思い通りにしたいと思う自分の心にあるのかもしれません。
さて、どの思い通りにならなさなら受け入れられるのか、そこの覚悟が問われているのかもしれません。

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おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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問題は四つでしょうか。
ひとつはあなた達夫婦の問題。
7年間も一緒にいてこれまで何をしてきたのでしょうか。愛情を育むこともできず、結局は一時的な「恋は盲目」というやつで結婚してしまった、ということでしょうか?夫には何も良いところがなく、何も尊敬できるところもなく、全く魅力もなく、早く離れたいということでしょうか?結婚式の時に何を神様に誓ったのでしょうか?
今一度夫婦だけでしっかり話し合って欲しいと思います。お互いの気持ちを共有して欲しいと思います。
また、二つ目は義理の家族との問題。
これは日本でも同じことです。諦めるか、自分を推し通すか、別居するかしかないでしょう。
喧嘩になっても感情論ではなく、なぜあなたの意見が良いと言えるのかを、ゆっくり分かりやすく具体的に説明するのがいいと思います。
また、三つ目の強盗の問題。
家のセキュリティを上げるようにご相談しましょう。また、お近くに空手やボクシングなど教室があれば護身のために、ついでに健康のために、習うのがいいと思います。
そして、四つ目の実家の問題。
もし実家に帰るなら、頭を下げてでも無理やり帰るしかないでしょう。仕事が見つかったら出るから、あるいは、仕事が見つかったら生活費をいくらか出すから、と言って納得させましょう。
最後に仏教のお話。
座禅という仏道修行があります。座禅にもいろいろありますが、その一つに、どこでもできる座禅があります。その方法は、今自分が置かれている状況にひたすら専念することです。過去のことも未来のことも考えず、今やるべきことに専念することです。
苦しい時には是非座禅をしてみて下さい。

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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