過去を振り返らない方法
いつもお世話になっております。
何度かご相談させていただき、自分の中で少しだけ前を向いて生きていけそうな気がしてきたのですが、ふと何とも言えない不安感が襲ってくることがあります。
過去の過ちを認め、罪を償っていくと決めたものの、あの時ああしていれば、あの時こんな事までしてしまったのではないか、周りにどう思われているのか、など今更考えてもどうしようもない事が浮かんでくると恐怖で何もできなくなります。
また、吹っ切れたつもりでしたが、以前勤めていた会社にもまだ執着しているような夢を何度も見てしまい、その日は一日中落ち込む始末です。
以前よりは気持ちを落ち着かせることができるようになったと思っているのですが、どうか、人にどう言われてようと気にしない、過去を振り返らない、振り返ったとしても心を乱されない方法がございましたらご教授いただければと思います。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
歌を歌いましょう。本を読みましょう。お経を読みましょう。
まーささん、こんにちは。
過去のマイナスなことに、心が捕らわれているのですね。
心コロコロといって、自分の心なのに自分でコントロールができないのが心というものです。その心をコントロールする方法を教えるのが仏教なのです。
マイナスの心を封じる方法は簡単です。余計なことを脳に考えさせる機会を与えないということです。脳は同時に二つのことを考えることができません。なのでマイナスなことを脳が考え始めたら、すぐに違うことを行います。一番早くて対応できるのは、歌を声を出して思いを込めて歌うことです。すると脳がマイナスなことを考えることができなくなり、あなたが行う歌を歌うことに集中せざるおえなくなるからです。そういうことを繰り返していくと、次第に脳はマイナスを考えても無駄だと止めるようになります。それが一つの方法です。
そしてマイナス思考を変えるためにプラスの思考を植え付けなければなりません。それが読書です。心のあり方や感動の物語など、心の栄養になる本をたくさん読みましょう。そしてできれば声を出して読む。朗読は、マイナス思考を抑え込む方法として一石二鳥です。
一番良いのは仏教書を読むこと。もっと良いのはお経を大声で読むことです。お念仏でもお題目でも良いのですが一心不乱に読経すると、心が解放されていきますよ。
自分のネガティブ思考に負けずに、ポジティブ思考で楽しい人生を歩んでください。がんばって!合掌
質問者からのお礼
染川 様
ご回答いただきありがとうございます。
以前カウンセラーの方には、「ネガティヴ思考になったら飽きるまでとことんネガティヴな事を考える。そうすればいずれ飽きるものだから」と言われてきました。でもそうすると、どんどん心が病んでしまい、どうしたものかと思っておりました。
他のことをして、気をそらさられたらと思います。