死にたいです
私は高校卒業後、専門学校に進学しましたが、勉強が自分に合わず休学してしまいそのまま中途退学するつもりです。
働きたい、働かなくてはいけないと思うのですがバイトをし始めても1日で辞めてしまい、ほぼニートと変わらない生活をしています。こんな自分の人生にうんざりして後悔もしていて、毎日両親に申し訳ない気持ちでいっぱいです。最近になって今まで一度も考えたことなかった「死にたい」という気持ちが芽生えてきて、毎日罪悪感を感じながら泣いている日々です。
こんな私に生きる価値はあるのでしょうか。また、ニートのような今の生活から立ち直る方法はありますか。助けてください、お願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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弱い自分を認め、周りを頼る
Chi-さんこんにちは。
あなたはご両親のことを考えていて優しいですね。そして死にたいくらい辛くてもなお、働きたい、立ち直りたいと考えていらして強いですね。まず自分のその心がけを素晴らしい事と認めてあげましょう。
ですが、そんな優しく強い自分に頼り過ぎて、それでも上手くいかずしんどくなってしまっているのなら、今度は自分の弱さや不器用さも認めて、周りの力を頼れるようになるといいですね。
せっかく働きたいと思って行動に移しているのに、それが上手くいかないのはなぜでしょう?上手くいかない時に続けられなくなってしまうのはなぜでしょう?
こうじゃなきゃいけない!こうあるべき!という思いとそうはいかない現実との差に苦しんではいませんか?
失敗してもいいのですよ。誰だっていきなりは上手くいかないのです。
それに自分でやりたいと思うことが実際にやってみて上手くいかないのであれば、自分の考えだけで自分の場所を選ぶことに少し無理があるのかもしれませんね。
色んな支援の方法・場所・団体があると思います。一人でそれを探すのは難しいです。今はご両親に迷惑をかけないことでなく、ご両親に迷惑をかけてでも自分に合う場所を探すのを手伝ってもらってはいかがでしょう。
きっとご両親はそれを迷惑だとは思わないのじゃないかなあ?
頑張っている自分だけでなく、上手くいかない自分も受け入れましょう。自信を持つ、自分を信じるということは「理想の自分」を信じることでなく、今の自分もそのまま信じる(受け入れる)ことですよ。
理想の自分を目指して無理して頑張るのでなく、今の自分にあった道を頑張りたいから頑張ってみる。そんな風に考え、実践できると少しは楽になれるかな?
どんな居場所でも最初から自分に完全に合うものはありません。自分の方が居場所に合わせることも必要になるのでしょう。
でもそれも「しなければならない」からではなく「したいから」だったら乗り越えられますよね。
ここでは話を聞くことしかできないし、それに他のどんな支援の場所であってもあなたの人生に代わることはできません。
それでもそういう色んな場所の力を借りて、立ち直りたいという気持ちと、立ち直るための行動を維持していきましょう。
「死にたい」気持ちを抱えたままではしんどいことも多いと思います。無理せずにいつでも相談してください。
まだ可能性があるなら復学、あるいは別の学びを。
あなたの後悔の気持ちに、「両親に申し訳ない気持ちでいっぱい」とありました。
また、「罪悪感」ともありました。
いまのあなたのイヤな思いと、ご両親への罪悪の気持ちを、もう少し整理してみませんか。
ひとつには、現在のあなたの罪悪感が、ご両親のあなたへの思いとすれ違っていないか。
・ご両親のあなたへの感情、期待、不満は何か。
・今のモヤモヤは両親の期待に応えていない「だけ」なのか
・ご両親を意識されるなら、少なくとも一日1回は言葉を交わしているか
もうひとつ整理するのは、休学中にアルバイトについてみたが、すぐに辞めざるを得なかった。このことも事実だけ見れば「すぐに辞めた」ですが、その原因をもう少し丁寧に振りかえってみませんか。
・自分のナマケだけが原因なのか。
・本当に働かなければと考えていたのか、どうか。
・一時的にお金を稼ぐというだけが目的だったのか。
そして、いま休学されていずれ退学のおつもりという専門学校について。
・自分に合わないというのは、どういう理由からか。(勉強が嫌い?、他に興味が移った?
・それは学校の内容なのか、学校での人間関係なのか。
・それらの困難を抱えつつ、それでも復学することは考えられないのか。
個人的アドバイスですが、人間「一生勉強」といいつつ、学校に通って資格を得られる時間があるのは、十代のごく限られた時間であることが多いです。
専門学校がどうしてもムリなら、この時期に何かの学びに取り組むことが出来ないか(他の学校や、職業訓練校(ハローワーク)などもあります。)、考えてみて下さい。
その人の判断基準は卒業資格や所得資格だけでは測れませんが、その資格がなければ選択できる生き方も狭まるのは、容易に想像できると思います。
何が何でも我慢しろということではありません。いま抱えている我慢やモヤモヤの整理をつけてみると、本当に我慢すべきことや、もっと真剣に取り組むべき道が見えてくるように思えるのです。
あなたの生きる価値は、あなた自身が自分を見つめ、ご両親を思い、その価値を見出すための力をご自身に十分に備えていらっしゃると私には思えます。
ですから、もう少しもがいてみませんか。
また思いを聞かせて下さい。
死ぬよりもいかにアピールされたらどうでしょうか。
御質問有難うございます。お坊さんであっても人間ですので、途中で辞めてしまおうという気持ち思いがあります。休学されているという事ですが、1人で悩まずに同じ学校で親しい人に相談されたらどうでしょう。決して一人で悩むのでなく周りの方に聞く事で良い結果が得られるのではないでしょうか。退学しても後悔はします。
それで、アルバイトが続けなくニートをされていて死にたいという気持ちになられるという事はわかりますよ。それで両親に申し訳ないという気持ちですが、自分1人で生きているのでは無く多くの方々のおかげさまという事が大事ですよ、人に負けない気持ちがあれば死にたい思いは起こりませんよ。自分は浄土真宗の僧侶ですが、人間は苦しみの無い事が一番良いと思いますが、本当に生きている上で苦しみを無くすることは難しいですが、苦しい中において感謝させて頂く思いを持って下さいねぇ。自分は立ち直られると信じています。まず些細な事から人の為になる事をされればと思いますねぇ。本当に死という事は避けたい気持ちが強いです。その思いを大切にして近くのお寺の住職かお上人さまに話されて、話しを聴かれたらどうでしょうか。合掌
急いてはいけません
Chi-様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
焦るお気持ちは分かりますが、何事も急いてはいけません。
ここはじっくりと少し考える期間を持ちたいところであります。
ご両親には、働きたい、働く気があるということは、しっかりとお伝え致して、安心してもらえるように今後のことをよく考えたいとして、少し、三ヵ月~半年、世の中、社会の事を見聞される期間、視野を広げる期間とされても。その間で、可能ならば、アクセント程度として試しで短期のバイトも良いでしょうし。
合わないことは、無理に合わせることはありません。
やはり、やりたいこと、したいこと、志の持てることをするのが、何事も続けていく上でも大切なことであります。したくないことを無理にしてストレスをため込み過ぎてもいけないことになりますし。
実は、hasunohaに参加して5年になりますが、この間、途中で回答がどこか義務みたいになってしまい、回答するのが苦痛・ストレスとなり、正直、辞めようと思ったことがあります。
でも、これまでに頂いてきた嬉しいお礼を思い起こすと、僧侶としてやりたかったことができているじゃないかと、改めて初心に返ることで続けることができて参りました。
Chi-様も、何かしっかりとやりたいこと、したいこと、志の持てることを見つけるための期間をここは一端、設けられて、それから先へと進めれるように調えて参りたいものでございます。
川口英俊 合掌