この問答を娑婆にも伝える
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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無我のおしえ
以和為貴、平等、寛容、利他
すべて「無我」という仏教の根本にいたるものと心得ます。
無我とは、自身の思い通りにならないのが世の中であると知るからこそ
すべての物事を「出会い」として受け止めていくものでありましょう。
その出会うひとつひとつは、いまを共に懸命にいきるいのちである。
そこに、あなたの掲げる言葉たちが活かされてくるのでは
ないでしょうか。
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有り難し
「全ては、縁起し空である」
ちて10様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
星大晃様が既におっしゃられておられますように、仏教思想の根底には、「無我」、つまり、「空」が大切な思想としてございます。
そして、更に述べさせて頂きましたら、「縁起」ということにもなります。
「色即是空 空即是色」
「無我」、「空」であるからこそ、全ては「縁起」として成立し得ているとも言えるのであります。
「全ては、縁起し空である」
そして、縁起とは、他との関係性で成り立っているありようのことになります。
自分は独りでは存在できないもの。
それが理解できれば、他との関係を善いものに構築していければ、より良くに過ごしていけるということになります。
「以和為貴、平等、寛容、利他」が仏教で言われるのもそのためであります。
川口英俊 合掌
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有り難し
平等の意味
とりあえず「平等」だけお答えしますと、「存在(=認識)は、真逆のものがあって成り立つ(男と女、熱い寒いなど)という意味です。西洋のequal を平等と訳してしまったために、本来の意味が誤解されていますけど。
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有り難し