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結婚について。

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有り難し有り難し 22

傳法灌頂を終え、自宅へ帰って来た辺りから檀家さんに、いつ結婚するかなどを顔を会わせる度に聞いてくる方がいます。
此方は結婚願望はあるのですが、正直 出会いはありません。
檀家さんの関係者と付き合って別れた場合は仕事先の寺で働き続けるのは気まずいです。かと言って、今迄の友人と結婚は正直考えられません。
友人から紹介されても時間が合わない(主に土日祝日)・葬儀などで直前にキャンセル、休日返上などで毎回付き合うまでいきません。

要約しますと、出会いが殆どないうえ、付き合うまでいきません。
転職した方がいいでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

もうちょい仏道を究めましょう

坊さんは、職業としてやっていると資格や経験ばかりを重宝します。
「お遍路さんにいって帰って来た途端に夫婦ケンカ」という方がおられたそうです。
それは、仏道をやっていなかったのです。
はたから見れば立派な修行をされているように❝見受けられる❞。
ところが本人の人生の中の怒りやら、自分中心目線やら、苦しみが何も解決されていない。
それであるといくら坊さんと言えど、何年修行してきたと言えど仏法としての❝力❞にならない。
私は僧堂で坐禅をしてきてそこの矛盾に向き合い、修行をし直しました。
キャリアやら年数、何をしてきた、という仏道修行のアクセサリーを全部外して、素の人間として、怒りや苦しみ、心の闇に向き合わなかったら本当の仏道修行は始まりませんから。
もう少し、そこのあたりを深めてみてはいかがでしょう。
あなたが❝ぐらつかなくなれ❞ば、本当に芯のある坊さんになれるからです。
禅宗でもすぐに色袈裟つけたがる人は多いです。半年から一年半で資格は取れます。が、所詮ペーパードライバーはペーパードライバーなのです。そこに真摯に向き合うことが仏法の為、自らが安楽の為なのです。是非、結婚前に坊さんとしての本道を究めて「わたくし」を乗り越えてみてください。もっと素晴らしい出逢いがあるでしょう。

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その先に云いたいこと

人間、さまざまな思いを持って、相手に話しかけます。しかしその総体は、語り尽くせるものではありません。密教をお伝えになる方にとっては、釈迦に説法でしょうが。
ただ、あなたより長く生きてきた、お寺で暮らしてきたことから、少々お伝えさせてください。
お檀家さんがあなたに、結婚について問う。あるいは急かす。その方が願っている事は何でしょうか。つまり、「あなたが結婚する事を通して」どんな事を求めているのでしょうか?その「隠された、言葉にしなかった願い」をあなたが気づき、それに至る道程を考えた時、いまあなたに具体的にできる事は何でしょうか。問われたから、請われたからといって、イエスノーだけで答える必要はありません。「私としては、このように進んでいきたいと考えております」が言えれば、問うた方にとっても、「そういうステップがあるのだ」と、気づきをもたらす可能性もあります。先ずは、伝えられた法を味わい、使ってみてはいかがですか。

ともあれ、厳しい事を一つ書かせていただきます。
伝法灌頂を受けててすぐに、「やめようか」などという言葉が出てくるようでは、法を伝えてきた皆様も落胆されるでしょう。あなたが受けたものは、そんな軽いものではないはずです。
と思ったら、一つ裏技を思いつきました。
先ず僧侶を辞めるか兼職する。で彼女とか結婚相手を探し、見つけ、結婚する。で、子どもを授かってから、改めてお寺に入る。できない道ではありませんぜ。

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おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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