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死ぬのが怖い

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初めて投稿させて頂きます

タイトル通り、たまに無性に死ぬのが怖くなる時があります
以前、働いていた職場によくご住職がいらして居たので、人間は死んだ後どうなるのですか?
と聞いたことがあります
そのご住職は、「生きている間の行いによって、何に生まれ変わるかが決まる。良い行いをすればまた人間になるかもしれない。悪い行いをすれば一週間しか生きられない蝉になるかもしれない。」と、仰っていました。
でも、やはり無性に死が怖くなる時があります。
自分が死ぬときはどんな風に死ぬのだろう
苦しみながら死ぬのだろうか
死んだ後、体は火葬して骨だけになりますね
でも、今のこの気持ちや感情はどうなるのだろう
そんな、誰にも分からない事が怖くてたまらない時があります
自分が死ぬ時の事を考えると怖くて眠れなくなったりもします
それは今が幸せだからなんだなって、常に思っています
二児の母でありながらこんな質問をしてお恥ずかしいのですが、まだ分からない死への恐怖の取り除き方や死んだ後の自分の気持ちはどうなるのか
明確ではなくていいので、知りたいです


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「生死事大」

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「死」について知りたいと思われると共に、やはり、「死」への不安や恐れもあられるご様子・・

仏教でも「生死事大」として、死(死後)を意識しつつに、どう生きるべきであるのかが問われてくるところとなります。

拙生も「死」について学び進めていく中で、ある本との出逢いにより、「死」に対することへの拙生なりの得心がございました。

「チベットの生と死の書」(講談社+α文庫)

もう古書しかございませんが、お薦め申し上げたいと存じます。

「死」への不安・恐怖というのは、「死」を知らないことから生じてきてしまうところでもございます。

「死」を知ることができていければ、きっと、今ある不安や恐怖は少なくなっていくことになると共に、どう生きるべきであるのかも、より明確になってくるのではないだろうかと存じます。

川口英俊 合掌

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Eishun Kawaguchi
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質問者からのお礼

私の何気ない質問に、こんなにも早急にご丁寧にお答え頂きありがとうございます
「死を知らないことから生じる」
「死を知る事ができていければ」
読みながら、あ、そっか!とこの何十年も続いた悩みが一瞬にして解決しました!
「チベットの生と死の書」
ぜひ探してみたいと思います
このような書籍は普段知ることもなかったので、早速Amazonで探してみます!
本当にありがとうございました

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