祖母のお葬式に出れなかった
私は祖母が亡くなった時にお葬式に行く事が出来ませんでした。正確には行こうと思えば幾らでも行けたのですが学校を優先させてしまったのです。大学入試当日だったとかでも無いです。普通の日です。
私は当時高校生で身内の死は初めての経験でした。亡くなったと知らせを受けても祖母は少し離れた所に住んでいたので、死を実感する事も出来ず、何をすれば良いかもわからずただ両親の言う通りにしていました。
学校を優先させるべきだと思ったのか両親は私にお葬式に出るようにと言われませんでした。
何故自分はお葬式に行かないんだろうと不思議に思いつつも私は言われるがまま、お葬式に行きませんでした。
その時も多少の後悔はしていましたが、更に後悔の気持ちが強くなったのはその約3年後でした。
祖父が亡くなったのです。
この時は私もお葬式に参列しました。これが私の初めての身内のお葬式でした。親戚の方々や近くの家の方などたくさんの方が参列してくれました。
そんな中、孫にあたる私は前の遺族の席に座り棺を移動させる時も花束を持って家族と一緒にすぐ後ろを歩きました。お葬式が一通り終わって、お葬式が故人にとってどれだけ大切な式であるか身をもって実感しました。
それ以降私はあの時学校を休んで祖母のお葬式に行かなかった事を後悔してもしきれません。なぜ両親は私にお葬式に参加するよう誘ってくれなかったのか。そもそも私はもう高校生だったのになぜ行きたいと言えなかったのか…。
どうすれば後悔の気持ちを軽くする事が出来ますか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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後悔ではなく、これからの供養を。
minさん、こんにちは。
お葬式の大切さに気づかれたのですね。
最近はお金がかかるからとお葬式をしない遺族もいますが、間違っています。葬儀は安くでもできます。大切なのは死の儀式をすることによって、故人と共に遺族と有縁者の人生のケジメをつける大切なセレモニーなのです。
今回祖父の葬儀でわかったのですから、祖母に葬儀が出られなかったことを後悔するのではなく、これからの葬儀にはしっかりと対応する気持ちを持つことが大切な学びです。そして祖母のお葬式に出れないことを後悔するのであれば、お仏壇をお参りする、お墓参りをするなど、供養の方法はいろいろあるのです。それも葬儀に参加できない場合の方法として学ぶことができます。
なんとなくしている社会の儀式は、あるということは何かの意義があるのです。そこを学びながら社会経験を積んでいくと素晴らしい人生を歩めることにもなるでしょう。
がんばって!合掌