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子供は親に感謝すべきか

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私は、高校生の時に「誰のおかげで今まで生きてこられたと思ってるんだ」と親から言われたことがあります。とてもショックでした。

それ以来、子供を育てるのは親の当然の義務なのに感謝を強要するのはおかしいのではと思うようになりました。

たしかに子供を育てるのは大変なことです。でもそれは自分たちが望んだことです。ましてや子供は親を選べません。

こんな考えに至る私がおかしいのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

まったくもって、おかしくありません

理不尽な想いをされましたね。
人は親になった時から、子供をしっかり育てる義務があります。
「おかげ」というのは責任逃れの言葉としか思えません。

感謝の強要などあり得ないことです。
自分が働けるのなら世話になんかなりたくないよ、と心から叫びたくなりますね。

しかしながら私は「働かざるもの食うべからず」の言葉のもと、小学生の時からお坊さんの仕事をして、家族を支えるため働きました。
昔の感覚では、子供は働き手という概念があったのでしょう。

ただ、今私が思うに無償の愛が欲しかったなと思います。
食うべからずなど言われたくなかったなと思います。

だからせんさんのショックは痛いほど理解できます。

もし将来、お子様を授かられたのであれば、無償の愛をささげて下さい。
また、逆説的な意見となりますが、親御様の事もいつか許していただければと、私は願います。
きっとその許す心が、せんさんの幸福につながると、私は思うからです。

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時宗の寺院で住職をしています。 今の時代、お寺の在り方とは、僧侶とはいっ...
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親の都合 VS 子供の都合

人間は親である前にその人間の「個人の都合」が優先させると知っておくとよいでしょう。
あなたとしては親の都合よりも「親として子供のよき理解者・支援者」であってほしいと願う面があると思います。
ですが、親の口らから出てくる言葉は必ずしもこちら側が望む理想的な言動ばかりではありません。
100歩下がって冷静に見つめてみれば、それはあなたの理想、子供側の願い。
子供の都合という面もあるのです。

本当は親の理想は子供を守ることであり、愛情に包んであげるものです。
ですが、愛情というものも人によっては条件付けの愛情である場合もあるのです。
いい子にしていないと愛情をもらえないということも世の親子には多く見受けられるものです。
ぞんざいな言葉、乱暴な言葉が飛ぶということはそれに至ったバックグラウンドが必ずあります。
時々、たまたま、お互いの都合の割り込みによってすれ違っただけだと思ってみてください。

あなたも親の真意、親が本当にわかってもらいたいことよりも自分の都合を優先させている面があるはずです。親としては「あー、何で素直に受け止めてくれないんだ。」という思いもあるのでしょう。
つまり、どちらにもイイタイコトがある。
どちらも投げたい球がある。
どっちもピッチャー図式だからいけないのです。親子の会話はきちんとルールを作ってピッチャーの時はピッチャーに徹する。
キャッチャーの時はキャッチャーに徹するというルールをきちんと作って、会話が成り立つようにする必要があると思います。(我が家ではそれをいまだにやっていただけないのですが)
まずは、自分の都合を無くす。
つぎに、相手に高い人間性を求めない。
そして、あなた自身が冷静な観点を持つ。
そうすることであなたもあなたの感情的な思考に悩まされなくなるでしょう。

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おきもち

質問者からのお礼

海老原学善様、丹下覚元様、ご回答頂きありがとうございました。
親も私と同じ人間であり完璧ではないという考えが私の中に無かったので、はっと気づかされました。今は正直、許せる気にはなれませんが、いつかそうなればいいなと思います。自分が親になった時に同じことをしないように、今よりもっと成熟した人になるために努力していきたいです。

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