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両親にとって子供が離婚するストレスは大きいと思いますか?

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実家に1人で行き、離婚することを両親に話しました。
父は私が今までの結婚生活で生活費を夫が支払っていないことや、私のこれからの生活が気になるみたいで、調停で話して決着がつかなかったら弁護士を挟んで話した方が良いと言っています。

父は本当は調停で関係修復してほしいとのことですが、夫からの無視や記入された離婚届が置かれている、離婚したいという書き置きなどの嫌がらせ、威圧的な言葉の数々や生活態度などを振り返り
「いくらやり直しても、気に入らないことがあったらまた夫は同じ行動をする。一緒に生活しなくてはならないのは私だから、私が嫌な思いをする」「50年後、あの人(夫)がもし倒れて介護したいか考えてみたけど、今まで生活面での恩恵をあまり受けていないし、威圧的だし、健康面にも配慮しないので、はっきり言って介護したくない」「子供が出来ないのは夫が原因。(精子の質が悪いと医師の診断あり)」と言ったら、両親は納得した様子でした。

父は夫と電話で話をしてから後日、私の実家で話を聞きたいとのこと言い、かなり父を止めましたが、夫にその場で電話。夫は電話に出ませんでした。父は夫の留守番電話にメッセージを入れていました。

帰宅してから、夫に父から電話が掛かってきたのに気づいたか聞いたら「留守電入っていたね。そっち(私)で適当に言っておいて」と言われました。

夫のこの発言を聞いて「私の父に失礼。面倒なことから逃げている。やはり終わりにした方が良い。」と思いました。

両親にとって、子供の離婚のストレスは大きいと思いますか?
このような夫でも、お互い我慢して生活を続けた方が両親は安心すると思いますか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

親は子供の幸せが一番の願い

仮に世間体を願う親であっても、親は子供の幸せが一番の願いである「べき」なのです。
あなたが幸せになれば、どのみちそれが良い答えです。
結婚は、ほぼ「運」です。
結婚する前から相手の本性は分かりません。
今、不幸せなのだということはそれが今の結婚生活の真実。
人は不幸で居続ける必要性はありません。
超マッハで離婚して超マッハで幸せになりましょう。
元々その人なしであなたは幸せだったはずでしょう。

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お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

もう答えは出ているのでは?

こんばんは。お久しぶりです。人生の選択って、本当に力が要りますよね。
お父さんのおっしゃる通り、結婚も離婚も当人だけの問題ではないと思います。法律的には、そりゃ「結婚は当人同士の意思による」と規定されていますけれど、それは「結婚を法律の面で捉えると」ということ。
ただね、実際に「結婚します/離婚します」は当人同士が決めて届けるものです。もう前回の質問で「どのような方針で離婚するのか」まで進んでいるのですから、「親にとってストレスである」ことは間違いありませんが、今の状況で結婚生活を続けていくのだって、親御さんも辛いでしょうよ。
むしろ(別れた後の)今後の生活を考える上で親御さんとの関係を考えるべきで、「別れなければ親に心配かけずに済む」とは到底思えませんよ。

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おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊さんに限らず、二足のわらじを履くことで、話に幅が出るはずだと考えて、はき続けています。子育てとか家族論とか考えつつ、でも仏教って個人のものだなぁと感じたりします。

質問者からのお礼

お忙しい中、ご回答頂きありがとうございます。

佐藤良文 様
お久しぶりです。いつもご回答頂き、ありがとうございます。
こちら側だけではなく、夫側の両親も心配して昨日、私に連絡をしてきました。
私の父、母、考え方が違い、母は私の考を受け入れておりますが、父は修復したい、もしくは裁判までやって勝ちたいとのことです。
法律上だけではなく、やはり家同士の繋がりや、常識などこういう時に大事だったと気づきます。
生まれた時からずっとお世話になり大切にしてくれて、いつ何時も味方になってくれる実の両親を今後、大切にしたいと思っております。

丹下覚元 様
お忙しい中、今回もご回答頂き、ありがとうございます。
父親、夫側の母は私達が別れないことが幸せだと思っているようです。
最近、夫は何も言わなくなりましたが「終わりが近づいているから、あと少しで縁が切れる同居人」という認識をしていると思います。
結婚は運ですね。おっしゃる通り、このような側面を持っている人でも、私も幸せだった時間があったので、自分自身の判断や行動にも問題があったと思います。
お互いのため、家族の為、早めに決着をつけられたらいいと思っています。

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