お坊さんには趣味などがあるのでしょうか
お坊さんには趣味などがあるのでしょうか。
例えばもし趣味を持っていたら修行の邪魔(精神的な意味で)になったりしないのですか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
面白い質問!
面白い、鋭い問いかけだと感じます。
つまり、「何かやるべきこと」があるのに、「趣味のアレがやりたいなぁ」という「煩悩」が出てきて、「やるべきこと」ができなくなる事がありますか?という趣旨かと勘じます。
これを聞くとね−、坊さんになりたくなりますよ。
「何をやっても坊さんの肥やし」なのです!楽しい事も、DULLい(だるい)ことも。
私の場合は…
①写真。プリントされたものを改めて見ると、自分の「思っていた」景色と、機械で(客観的に)記録されたものの差が見えて、面白いです。
②ダイビング。海の中は、弱肉強食です。みんな「生きるために」何事かをしています。「ああ、生きるって、必死だな、一生懸命だな」と、いつも思います。
③キャンプ。自分がいつも住んでいる東京から自然の中へ入ると、音が全然違います。火の暑さが違います。空の色が違います。普段見えていなかったものが、見えるようになります。
④パソコン組み立て。私の頃は「自作機」は珍しかった。パーツを買ってきて、自分で組み立てるのはワクワクしました。「全部がうまく動いて、一つになる」典型例です。
⑤魚の飼育。よく話し掛けますが、知らんぷり。「そうだよな、分からんよな。」で自分の無理な思いに気づいたりします。
⑥子育て。「時間が解決することって、多いよな」を教えてくれます。
あー楽しい。どんな経験でも、自分がしてきたことなら、苦労(笑いのネタ)も含めて「坊さんの肥やし」なのです。
それも人間の行い
こんにちは。(´▽`*)
ここに回答する10分前までエレキを爆音で弾いていて、妻からLINEで「もっと音を小さく」と入っていたことも知らなくて気が付いた時にはギターではなく血の気がヒイテいたという(実話)、心と顔でギターを弾く魂のギタリスト、ジョー・悟りアーニキ丹下と申します。愛用ギターはレスポ―ル、シェクター、ムーンでアンプはマーシャル80wです。
人間何やったっていいと思います。
私は、ギターでキャンドルナイトのイベントで弾かせて頂いたり、ギターと法話を交えた琵琶法師をしています。
趣味を行として、修する訳ですから、別に妨げにはなりません。
修行とは、修行らしい修行があるのではなく、なにを修するにしても、そこに私的なはからい、私的な見解を持ち込まずに行うことです。
水清ければ魚棲まずー趣味を持つことは大切でしょう
亀山純史と申します。
故事成語に、「水清ければ魚棲まず」という言葉があります。趣味が有る無しは、人それぞれですが、あまりにも世俗を離れた生活をしていれば、人は寄り付かないのではないでしょうか。大乗仏教の涅槃思想も、無住処涅槃です。これは完全な涅槃にも住せず、また煩悩のある迷いの世界にもとどまらない涅槃を言います。なぜ、このような思想が生まれたか、『岩波仏教辞典』によれば、「完全な涅槃にとどまっていては悩みのある多くの人びと(衆生)を救うことができないし、生死の悩みに束縛されていては自らもさとることができないから、生死を脱した涅槃にも生死界にもとどまらず衆生を救うという。菩薩が大悲をもって衆生界で活躍するという大乗仏教の菩薩行を背景として生れた語である。」と説明されています。
ということで、趣味を持つことは世俗に関わることで、それは人々と交わって行く上で、とても大切なことだと思っています。
ちなみに、私の趣味は音楽鑑賞、パソコン、そして少しの読書でしょうか。
お坊さんもいろいろ
お坊さんといっても様々な人がいます。趣味も様々。
男女の違いもあると思います。音楽、自動車、バイク、マラソン、筋トレ、読書、カラオケ、料理、ファッション、などなど
一般の方と変わりないでしょう。
ありますよー
私はゲーマー系和尚です。箱庭、戦略\戦術ストラテジー、アドベンチャー、FPS、アクションRPGなどなど数多く取り揃えております。お坊さんはできるだけお寺に誰もいない状態を作らないのも仕事の一環ですから、インドアな趣味が一つでもあると助かるんですよ。インドアしてる分には陰口叩かれないから安心ですしね。
物によっては攻略動画のアップや攻略wikiの編集参加、マルチプレイで入門講座をしたこともあります。何かを発信するのが性分なのでしょうね。
アウトドア系の趣味はスキー、中間の趣味は七輪です。「のどかだなぁ〜。こんな平和な日々がずっと続けばいいのに」なんて思いながら4、5時間かけて(準備片付け込み)のんびりお昼ご飯をすると癒されます。え?修行の邪魔?禅宗では料理も修行ですから(笑)
おっしゃるとおり
趣味がある人もない人もいるでしょう。
私は、趣味というほどではないかもしれないけれど、テレビを見たりネットを見たりします。
このサイトを利用してるのも趣味かも?
その時間を修行に使うほうがよいのでしょう。
私などは不真面目な僧侶なので、趣味に時間を使ってしまいます。
人を救うには、まず自分を救うこと。
ひょっとすると、「趣味」のことを、
「煩悩」から行ってしまう、「悪」だと思ってらっしゃいますか?
いろいろな方がいらっしゃると思いますが、
私の場合、趣味をしている時間は、「セルフケア」です。
人に道を説くには、まず自分が救われてないといけない。
人の悲しみを癒したい、と思ったら、
自分はどうやって自分の悲しみを癒してきただろう?
と、まず問いかけてみることが必要なのです。
酒を飲んで友と語るのも、
「ドラゴンクエスト」のレベルを上げるのも、
毎週楽しみに『キン肉マン』を読むのも、
自分が仏道を歩むために必要であり、
それを人に説くために、これからも行ってまいります。
仏道、書道、截拳道
質問者からのお礼
皆さまご回答ありがとうございした。
大変勉強になりました。