回答 2
有り難し 15理想の人間になりたい。でもなれないので、自分を許して認めて憎むことを辞めたいです。
わたしにはとても美しいと感じる人が二人いるのですが(二人とも男性です)、そのひとみたいになりたいではなく、そのひと自身になりたいと思ってしまうので、何をしても許せなくて、自分が自分であることが憎くて仕方がないです。中学生くらいからこのようなことを考えていてきっと思春期なのだろうとは思うのですが、自分が自分を許せない状況がとても苦しく感じます。
自己肯定感の低さは家庭環境が原因であるというのをよく見かけます。確かにわたしの家庭環境は複雑でした。ですが、わたしの母はそれをハンデにしないよう、大きな愛情とわたしが望むもの(教育など)を与えてくれたと思います。なので、原因は家庭環境などではなく自分にあるんです。では何が原因なのか、ということも知りたいです。
余談を挟んでしまいましたが、
自分の見た目が女であることが悔しいです。自分の体と顔が憎いです。自分の、美しいひとを美しいと感じてしまう心が汚いと思います。純真無垢を純真無垢だと感じる自分はよこしまだと思います。自分の思ううつくしい人間になれない自分がとても嫌いで仕方ないです。
考えることしか能がない自分が、憧れの人とは真逆で鬱陶しいです。けど考えることをしない自分を想像すると、それは平凡に感じて嫌です。今まで自分がもやっとしたことすべてに対して自分の答えを見出してきました。そこを買ってくれる友達も少なからずいて、それがあるから愛されてる部分もあるのだとわかっているので考えることをやめる、美しいものを美しい、きたないものをきたないと感じなくなる自分になることも怖いです。
自分を許せないので無理をしてしまい最終的に大きな迷惑をかけてしまう自分が憎いです。休ませてあげられない自分が情けないです。素直な心が少しもない汚い自分が消えてほしいです。もう許してほしいです。
わたしだけがわたしを許してくれないんです。
どうすれば、自分のことをきちんと認め、憎まず、許すことができますか？
稚拙な文章ですがお答えいただけると幸いです。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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匿名さん、こんにちは。
自分自身が汚く感じてしまうのですね。若い時、思春期になると自分の存在自体が汚く感じてしまう時期があります。はじめはトランスジェンダーかもと思いましたが、たぶん匿名さんは、それが強いのでしょう。芸術肌の人によくある感性豊かな女性だと思います。その自己を否定するところから新たな美を追い求めることによって新たな芸術は生まれてきました。その感覚は大切な経験です。それを理性でコントロールしながらどう俯瞰するかが大切です。
先に結論からいっていしますと、汚いと思っていたものの中に美しいものがあります。お釈迦さまは、生老病死の苦しみを脱却するために、悟りを得ようと修行しましたが、悟ったことは、生老病死の中に生きる美しさがあるということでした。そのことを端的に表すために、仏教では蓮華・ハスの花を悟りのシンボルにしています。ハスは汚い泥を栄養分にしてその泥に染まらず綺麗な花を咲かせるからです。綺麗な水であればハスは咲きません。私たちはウンコを汚いものだと考えますが、それが微生物に分解されるとそこの中にある栄養分によって綺麗な草花が育つのです。
でも感情はそんなわけにはいけません。汚く感じるものはやはり汚い。それを汚いものの中にも真実があることを知り、人生経験や勉強を通して学び、そして心で受け入れるために修行をしているのです。匿名さんは特にそれが強いから大変かも知れませんが得られる喜びは倍以上になるでしょう。
自分が嫌悪感でたまらない時は、嫌悪感を脳が考えないように、全力運動をしてください。全力腕立てでもいいし、全力スクワットでもいい。全力で体を動かすと脳は運動に集中しないといけないため思考を停止します。そうしながら心をコントロールしていくと、徐々に嫌悪感で苦しまないようになります。
辛い時は吐き出すことも大切。いつでも相談連絡してくださいね。がんばれ！合掌
拝読させて頂きました。
あなたの深いお悩みや苦しみを読ませて頂きました。
あなたのお気持ちを心よりお察し申し上げます。
難しいご質問ですね。
人間自分のことが一番よくわからないのですね。
どうでしょう、あなたのその様々な思いをありのままそのままに仏様にお伝えなさってみてはいかがでしょうか？お寺のご本尊様やお仏壇の仏様やあなたの頭に浮かんでくる仏様にお向き合いなさり、あなたの溢れ出てくる思いそのままにお伝えなさってみてはいかがでしょう。
おそらくお伝えなさっていく中であなたの本心や究極の願いがあらわれてくると思い、またふと消えてしまうとも思います。
そう繰り返していく中であなたの本当に求めることがあらわれてくると思います。
仏様はいつ如何なる時もあなたに耳を傾けて下さいます、そしてあなたの思いをそのままに受け入れて下さいます。
あなたの目指すところは
自灯明 法灯明
でしょうか…。お釈迦様のお言葉です、じっくりとかみしめながら己れを見つめ仏様に問うて下さいね。
御回答頂き有難うございます。どの回答も非常に興味深く、わたしにとってとても新鮮でした。アドバイスいただいたものを少しずつ試していけたらいいなと思います。
お忙しいかと思いますが、またいつか相談させてください。
