因果応報はあるのでしょうか?
因果応報はあるのでしょうか?
私は、幼少の頃から父方の祖母を好きになれません。
息をするように嘘を吐き、男贔屓で(自分の娘すら貶します)、自分に甘く他人に厳しく、自分の評価を上げるためなら他人を簡単に貶めるような人です。
母は、嫁姑という関係のなかでとても辛い思いをしてきました。今も変わりません。
しかし母は「悪いところばかりじゃないし、私がもっと上手に受け流せればいいの」と言って、我慢しようとします。
たしかに、祖母にも良い面はありますし、私や両親が仕事の間に家事をしてくれることもあり、助かっているのも事実です。
しかし、それを度外視する程度には、過去の負の逸話や、母を含めた周囲にいる女性に対する態度はあまりにも酷いのです。
何年も前に、父に相談して祖母に注意してもらったことがありましたが、逆効果でした。父が不在になった途端に祖母のヒステリックな怒り(もとい八つ当たり)が炸裂しました。
しかしながら、外面は良いので、祖母とある程度親しい人間(それこそ親族レベル)でないと、その酷さに気付きません。
前段が長くなり申し訳ありませんが、ここからが本題です。
因果応報は本当にあるのでしょうか?
あるのだとすれば、辛い仕打ちに耐えてきた母は報われ、他者を傷付け貶めてきた祖母に罰はあるのでしょうか?
何も、祖母に不幸になれと言うのではありません。ただ、気付いてほしいのです。そして変わってほしい。私はただ、家族みんなで穏やかに生きていきたいだけなのです。
これ以上、私の求める平穏を壊さないでほしい。このままではいつか私の心が怒りに喰われてしまいそうなのです。
因果応報があるのなら、いつかの報いを信じていたいです。
信じていれば、少しは心が支えられる気がするのです。
長文、乱文失礼いたしました。
読みにくいとは思いますが、どうか、少しでも心が楽になる回答をいただければ有り難いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
因果応報は必ずあります
因果応報は必ずあります。但し、必ずしも我々の願ったりするTPO(時、場所、条件)に合わせて具現してくれるyとは限りません。表面を取り繕っている一方で、他者を踏みにじってのうのうとしている人は少なくないと思います。でも、何時かは何処かで何らかの形で、報いは訪れます。現実に訪れているかもしれません。茜色さんがそういう場面に遭遇しないだけのことだと思います。
仏教では、人間には生まれながら煩悩にまみれていると考えており、煩悩の代表的なものとして貪瞋痴の三毒(三惑)があります。貪(とん)とは貪りの心すなわち欲望のことであり、瞋(じん)とは怒りのことであり、痴とは愚か(物事の道理をわきまえないこと)です。三惑があるから、悪業を行い,その悪業の報いとして苦をもたらします。これを惑業苦(わくごうく)と言います。苦しみから、新たな惑(煩悩)を起こします。そして、更なる悪業を生じ、更なる苦を生み出します。惑業苦から次の惑業苦を生み出すという悪循環を繰り返してしまうのです。
これに対処する特効薬はありません。可能な方法としては、祖母の貪瞋痴を増幅させないよう気を付け、茜色さんご自身の貪瞋痴をうまくコントロールしていくことです。おそらくお祖母さんの欲望や考え方を変えることは難しいでしょう。可能なのは、言葉や行動に配慮して、お祖母さんの怒りの炎が大きく燃え広がらないように気を付けることです。
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父に相談して祖母に注意してもらったことがありましたが、逆効果でした。
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注意や諫言はお祖母さんには逆効果であることを学習したわけだから、今後は炎上させるような言葉を慎んでいくしかないと思います。注意したり諭したりすることで変わってくれる人もいますが、質の悪い性格というのは簡単には変わってくれません。ご期待に沿うような回答が出来ず申し訳ございません。
以前した回答ですが、因果応報について説明した部分があります。こちらの回答もご参照下さい。
人を踏み躙っておいて、幸せになれる訳がない https://hasunoha.jp/questions/3582
因果応報はありません。
これはあくまであなたにとって都合が悪い人に悪い報いをといってるだけで、それは仏の教えに背きます。「仏となるにいと安き道あり、悪を作らず。・・・」『正法眼蔵 生死の巻』。仏になるということはすべてが悪に見えません。善なのです。だから仏はあなたの思っている因果応報をしません。悪いことをした人が悪い報いを受けたかったら、それは人間同士で行ってください。でも、それであなたの気が晴れるとは思いません。本当に自分の気が晴れる時はお世話になった人に恩返しをしようと思ったときです。お世話になった人に色々考え、自分にとって悪いと思った人は何も考えもしない。これこそが人間同士の因果応報です。
ひょっとしてあなたも知らず知らずの内に人に対して嫌なことをしておりませんか?それは反省して次にしないことです。一番してはいけないことはあなたに孫が出来た時、あなたの祖母と同じことをしないことです。出来ますか?意外に中々出来ないものですよ。
質問者からのお礼
早々に回答をいただき、ありがとうございます。
因果応報があると明言していただけただけでも心が楽になります。善くも悪くも報われるのですから。
たしかに、長年そのままで生きてきた性格を今さら変えろというのは難しいことですよね。
ならば、その性格の受け止め方をこちらが変えていくしかない。
他者を変えることは難しいなら、まずは自分が変わる努力をしなければなりませんね。
「この人がこうじゃなければ…」と、他人のせいにして、私が努力を怠っていたのかもしれません。
無理に祖母を好きになろうとは思いませんが、もう少し歩み寄れるよう頑張ってみます。
本当にありがとうございました。
大鐵さん、回答ありがとうございます。
回答をいただいてから自分なりに考えてみました。
まだ頭の中が整理できておらず、ごちゃごちゃとしていますが、「自分の気が晴れるのは恩返しするとき」という言葉がとても心に刺さりました。
たしかに、誰かに負の感情を抱いていても、自分の心がますます荒れるだけですし。
それなら、心の奥の澱など削ぎ落として、今出来る精一杯の恩返しを考えていこうと思います。
質問文にもあるように、祖母のおかげで助かる部分もあるのは事実ですので、そういうところにもっと目を向けて、自分から穏やかな環境を作れるよう努力したいと思います。
ありがとうございました。